CompareMode プロパティ
Dictionary オブジェクトに格納されている文字列キーを比較するときに使用する比較モードを設定して返します。
object
.CompareMode[ = compare]
引数
- object
必ず指定します。Dictionary オブジェクトの名前を指定します。 - compare
省略可能です。比較モードを表す値を指定します。比較モードには、0 (バイナリ)、1 (テキスト)、2 (データベース) を設定できます。特定のロケール ID (LCID) を使って比較を行う場合は、2 より大きい値を指定することになります。
解説
既にデータが格納されている Dictionary オブジェクトの比較モードを変更しようとすると、エラーが発生します。
次のコードは、CompareMode プロパティの使用例です。
function TestCompareMode(key)
{
// 変数を作成します。
var a, d;
var BinaryCompare = 0, TextCompare = 1;
d = new ActiveXObject("Scripting.Dictionary");
// 比較モードをテキストに設定します。
d.CompareMode = TextCompare;
// キーと項目を追加します。
d.Add("a", "アテネ");
d.Add("b", "ベオグラード");
d.Add("c", "カイロ");
return(d.Item(key));
}
[VBScript]
Dim d
Set d = CreateObject("Scripting.Dictionary")
d.CompareMode = vbTextCompare
d.Add "a", "アテネ" ' キーと項目を追加します。
d.Add "b", "ベオグラード"
d.Add "c", "カイロ"
d.Add "B", "バルチモア" ' Add メソッドは、この行で失敗します。
' これは、Dictionary にすでに b が存在するためです。