Security Advisory

マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 2695962

ActiveX の Kill Bit 更新プログラムのロールアップ

公開日: 2012年5月9日

バージョン: 1.0

概説

概要

マイクロソフトはこのアドバイザリとともに、ActiveX の Kill Bit の新しいセットを公開しました。

この更新プログラムは次のサードパーティのソフトウェア用の Kill Bit を設定します。

  • Cisco Clientless VPN ソリューション 次のクラス識別子は、影響を受ける ActiveX コントロールに Kill Bit を設定するよう、Cisco により依頼されたリクエストに関連します。Cisco Clientless VPN ソリューションの ActiveX コントロールに存在するセキュリティ問題についての詳細情報は、Cisco Security Advisory のCisco ASA 5500 Series Adaptive Security Appliance Clientless VPN ActiveX Control Remote Code Execution Vulnerability (英語情報) をご覧ください。このアドバイザリの「サード パーティ企業の Kill Bit」セクションに、この ActiveX コントロールのクラス識別子 (CLSID) を記載しています。

アドバイザリの詳細

問題に関するリファレンス

この問題に関する詳細情報については、次のリファレンスを参照してください。

参照情報 番号
マイクロソフト サポート技術情報 2695962

関連するソフトウェア

このアドバイザリは次のソフトウェアについて説明しています。

関連するソフトウェア
Windows XP Service Pack 3
Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2
Windows Server 2003 Service Pack 2
Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2
Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems
Windows Vista Service Pack 2
Windows Vista x64 Edition Service Pack 2
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2**
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2**
Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2
Windows 7 for 32-bit Systems および Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
Windows 7 for x64-based Systems および Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems および Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1**
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems および Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1

**Server Core インストールは影響を受けません。サポートされているエディションの Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 が、Server Core インストール オプションを使用してインストールされている場合、記述されているとおり、このアドバイザリは適用されません。このインストール オプションの詳細については、TechNet の記事 Server Core および Windows Server 2008 R2 の Server Core を参照してください。Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 の特定のエディションでは、Server Core インストール オプションが使用できないことに注意してください。詳細については、Server Core インストール オプションの比較を参照してください。

よく寄せられる質問

この更新プログラムは ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム (2618451) に置き換わるものですか? 
いいえ。自動更新のためであり、この更新プログラムはマイクロソフト セキュリティ情報 MS11-090 で説明した ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム (2618451) に置き換わるものではありません。自動更新は、お客様がこの更新プログラム (2695962) をインストールしたかどうかに関わらず、MS11-090 の更新プログラムを提供される可能性があります。しかし、この更新プログラム (2695962) をインストールされるお客様は、MS11-090 で設定されるすべての Kill Bit による保護を行う目的で MS11-090 の更新プログラムをインストールする必要はありません。

この ActiveX の Kill Bit 更新プログラムのロールアップには、どのような Kill Bit が含まれていますか? 
この ActiveX の Kill Bit 更新プログラムのロールアップには、新しい Kill Bit と、以前に公開された以下のすべての Kill Bit が含まれています。MS08-023、ActiveX Kill Bit 用のセキュリティ更新プログラム。MS08-032、ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム。MS09-032、ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム。MS09-055、ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム。MS10-008、ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム。MS10-034、ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム。MS11-027、ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム。MS11-090、ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム、およびマイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 953839マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 956391マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 960715マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 969898マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 2562937 およびマイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 2647518 で提供したActiveX の Kill Bit 更新プログラムのロールアップ。

マイクロソフトは以前の Kill Bit の更新プログラムをセキュリティ情報で公開しましたが、なぜ今回の ActiveX の Kill Bit 更新プログラムのロールアップはセキュリティ アドバイザリで公開しているのですか? 
新しい Kill Bit はマイクロソフトのソフトウェアに影響を及ぼさないため、マイクロソフトはこの ActiveX の Kill Bit のロールアップをアドバイザリで公開しています。

Kill Bit とは何ですか? 
Kill Bit は Microsoft Internet Explorer のセキュリティ機能で、Internet Explorer の HTML レンダリング エンジンが ActiveX コントロールを読み込まないようにすることができます。これは、レジストリで設定され、Kill Bit の設定と呼ばれています。Kill Bit を設定すると、コントロールが完全にインストールされても、読み込まれません。Kill Bit を設定すると、影響を受けるコンポーネントがシステムに導入されたり、再導入されても、活性化せず無害の状態を確実に保ちます。

Kill Bit に関する詳細は、マイクロソフト サポート技術情報 240797 を参照してください。Internet Explorer で実行している ActiveX コントロールを停止させる方法

この更新プログラムにバイナリ ファイルが含まれていないのは、どうしてですか? 
この更新プログラムは、Internet Explorer でコントロールがインスタンス化されないようにするため、レジストリにのみ変更を行います。

影響を受けるコンポーネントをインストールしていない、または影響を受けるプラットフォームを使用していなくても、この更新プログラムをインストールする必要がありますか? 
はい。この更新プログラムをインストールすると、影響を受けるコントロールが Internet Explorer で実行するのをブロックします。

この更新プログラムには、マイクロソフト社以外の Kill bit も含まれていますか?   はい。マイクロソフトは影響を受けることが確認された他企業が所有しているコントロールに Kill bit を設定するよう、企業から依頼を受けました。「脆弱性の情報」のサブセクションの「サード パーティ企業の Kill Bit」も参照してください。

この更新プログラムには、以前 Internet Explorer のセキュリティ更新プログラムで公開された Kill Bit が含まれていますか? 
いいえ。この更新プログラムには以前 Internet Explorer のセキュリティ更新プログラムで公開された Kill Bit は含まれていません。マイクロソフトは最新の Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラムをインストールすることを推奨します。

なぜこのアドバイザリにはセキュリティの評価がないのですか? 
この更新プログラムには、サードパーティのコントロール用の新しい Kill bit が含まれています。マイクロソフトは、影響を受けるサードパーティのコントロールに関するセキュリティの評価を致しません。

推奨するアクション

このアドバイザリに関連するマイクロソフト サポート技術情報を参照する

マイクロソフトはお客様がこの更新プログラムをインストールすることを推奨します。この更新プログラムに関する詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 2695962 を参照してください。

回避策

  • COM オブジェクトが Internet Explorer で実行されることを防ぐ

    Kill Bit をレジストリのコントロールに設定することにより、Internet Explorer で COM オブジェクトのインスタンス化の試行を無効にすることができます。

    警告: レジストリ エディターを正しく使用しないと、深刻な問題が生じ、オペレーティング システムの再インストールが必要になる場合があります。マイクロソフトは、レジストリ エディターを正しく使用しない場合に起こる問題の解決について、保証はできません。レジストリ エディターは、お客様各自の責任において使用してください。

    CLSID の Kill Bit を {B8E73359-3422-4384-8D27-4EA1B4C01232} の値で設定するには、以下のテキストをメモ帳のようなテキスト エディタに貼り付けてください。次に、.reg ファイル名拡張子を使用してファイルを保存します。

    Windows Registry Editor Version 5.00[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\ActiveX Compatibility\{B8E73359-3422-4384-8D27-4EA1B4C01232}]"Compatibility Flags"=dword:00000400  [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Internet Explorer\ActiveX Compatibility\{B8E73359-3422-4384-8D27-4EA1B4C01232}]"Compatibility Flags"=dword:00000400
    

    この .reg ファイルをダブルクリックすると、個々のシステムに適用できます。グループ ポリシーを使用し、ドメインに適用することもできます。グループ ポリシーの詳細については、TechNet の記事「Group Policy collection」(英語情報) を参照してください。

    注: 変更を有効にするには、Internet Explorer を再起動する必要があります。

    回避策の影響:Internet Explorer でオブジェクトを使用しない限り、影響はありません。

    回避策の解除方法:この回避策のために追加したレジストリ キーを削除します。

サード パーティ企業の Kill Bit

この更新プログラムには、Kill Bit が含まれており、次の ActiveX コントロールが Internet Explorer で実行されないようにします。

  • Cisco Clientless VPN ソリューション
  •  次のクラス識別子は、影響を受ける ActiveX コントロールに Kill Bit を設定するよう、Cisco により依頼されたリクエストに関連します。Cisco Clientless VPN ソリューションの ActiveX コントロールに存在するセキュリティ問題についての詳細情報は、Cisco Security Advisory のCisco ASA 5500 Series Adaptive Security Appliance Clientless VPN ActiveX Control Remote Code Execution Vulnerability (英語情報) をご覧ください。この ActiveX コントロールのクラス識別子 (CLSID) は次のとおりです。
  • {B8E73359-3422-4384-8D27-4EA1B4C01232}

関連情報

Microsoft Active Protections Program (MAPP)

お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。このような保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報については、Microsoft Active Protections Program (MAPP) パートナーに記載されている各社の Web サイトを参照してください。

フィードバック

サポート

  • セキュリティ関連、およびセキュリティ更新プログラムに関するご質問や、ご不明な点などありましたら、マイクロソフト セキュリティ情報センターまでご連絡ください。利用可能なサポート オプションの詳細については、マイクロソフト サポート オンラインを参照してください。
  • その他、製品に関するご質問は、マイクロソフト プロダクト サポートまでご連絡ください。マイクロソフト プロダクト サポートへの連絡方法はこちらを参照してください。
  • Microsoft TechNet セキュリティ センターでは、マイクロソフト製品に関するセキュリティ情報を提供しています。

免責

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更新履歴

  • V1.0 (2012/05/09):アドバイザリを公開しました。

Built at 2014-04-18T13:49:36Z-07:00