マイクロソフト セキュリティ情報 MS11-022 - 重要
Microsoft PowerPoint の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2489283)
公開日: 2011年4月13日 | 最終更新日: 2011年4月21日
バージョン: 1.0
概説
要点
このセキュリティ更新プログラムは非公開で報告された 3 件の Microsoft PowerPoint に存在する脆弱性を解決します。これらの脆弱性は、特別に細工された PowerPoint ファイルをユーザーが開いた場合、リモートでコードが実行される可能性があります。これらの脆弱性のうちのいずれかが悪用された場合、攻撃者はローカル ユーザーと同じ権限を取得する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。PowerPoint 2010 用の自動化された Fix it ソリューション「PowerPoint 2010 の保護されたビューでの編集を無効にする」が、マイクロソフト サポート技術情報 2501584 で利用でき、CVE-2011-0655 および CVE-2011-0656 に説明している脆弱性を悪用する攻撃の手法をブロックします。
このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされるリリースの Microsoft PowerPoint、Microsoft Office for Mac、Open XML File Format Converter for Mac、Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック、Microsoft PowerPoint Viewer および Microsoft PowerPoint Web App について、深刻度を「重要」と評価しています。詳細情報は、このセクションの「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のサブセクションをご覧ください。
この更新プログラムは、PowerPoint が PowerPoint ファイルを開く際にレコードを確認する方法を変更して、この脆弱性を解決します。この脆弱性の詳細情報は、次の「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」をご覧ください。
推奨する対応策: お客様は Microsoft Update サービスを使用して Microsoft Update からオンラインで更新プログラムをチェックするための自動更新を構成することができます。Microsoft Update から更新プログラムをオンラインでチェックするために自動更新を有効にし、構成しているお客様は通常、このセキュリティ更新プログラムは自動でダウンロードおよびインストールされるため、特に操作をする必要はありません。自動更新を有効にしていない場合、この更新プログラムを手動で Microsoft Update で確認し、インストールする必要があります。サポートされているエディションの Windows XP および Windows Server 2003 の自動更新の特定の構成オプションに関する情報は、マイクロソフト サポート技術情報 294871 をご覧ください。Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 のサポートされているエディションの自動更新に関する情報は、マイクロソフト サポート技術情報 Windows 自動更新とはをご覧ください。 管理者およびエンタープライズのインストール、またはこのセキュリティ更新プログラムを手動でインストールしたいエンドユーザーは、更新プログラムの管理ソフトウェアまたは Microsoft Update サービス で更新プログラムを確認して、この更新プログラムをできる限り早期に適用することを推奨します。 このセキュリティ情報の後半の「検出および適用のツールとガイダンス」をご覧ください。
既知の問題: マイクロソフト サポート技術情報 2489283 には、このセキュリティ更新プログラムをインストールする際に起こる可能性のある既知の問題に関して説明されています。また、これらの問題に対する推奨される解決策についても説明しています。なお、既知の問題および推奨される解決策がソフトウェアの特定のリリースにのみ該当する場合は、サポート技術情報に関連のリンクを掲載します。
US マイクロソフトセキュリティ情報: https://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/MS11-022.mspx
影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア
次の影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェアの表では、サポート ライフサイクルが終了したソフトウェア バージョンは含んでいません。ご使用中の製品およびバージョンのサポートライフ サイクルを確認するためには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトをご覧ください。
影響を受けるソフトウェアおよびそのダウンロード先:
このマークをクリックして、更新プログラムをダウンロードしてください。
更新プログラムをダウンロードおよびインストールする方法は、更新プログラムのダウンロード方法および更新プログラムのインストール方法をご覧ください。
Microsoft Office スイートおよびソフトウェア
Microsoft Office スイート および その他のソフトウェア | コンポーネント | PC/AT | 最も深刻な脆弱性の影響 | 総合的な深刻度 | この更新プログラムによって置き換えられるセキュリティ情報 |
---|---|---|---|---|---|
Microsoft Office スイート および コンポーネント | |||||
Microsoft Office XP Service Pack 3 | Microsoft PowerPoint 2002 Service Pack 3 (KB2464617) | [.jpg)](https://www.microsoft.com/download/details.aspx?familyid=0d215ab6-c9be-4f43-9501-658bb7ef008e&displaylang=ja) | リモートでコードが実行される | 重要 | [MS10-088](https://technet.microsoft.com/security/bulletin/ms10-088) |
Microsoft Office 2003 Service Pack 3 | Microsoft PowerPoint 2003 Service Pack 3 (KB2464588) | [.jpg)](https://www.microsoft.com/download/details.aspx?familyid=2ce8349f-79b1-41ef-a1c0-cbe40ccf9f20&displaylang=ja) | リモートでコードが実行される | 重要 | [MS10-088](https://technet.microsoft.com/security/bulletin/ms10-088) |
Microsoft Office 2007 Service Pack 2 | Microsoft PowerPoint 2007 Service Pack 2 (KB2464594) | [.jpg)](https://www.microsoft.com/download/details.aspx?familyid=6b2526fe-a061-4a17-992e-ac867bef130e&displaylang=ja) | リモートでコードが実行される | 重要 | [MS10-036](https://technet.microsoft.com/security/bulletin/ms10-036) |
Microsoft Office 2010 (32 ビット版) | Microsoft PowerPoint 2010 (32 ビット版) [1] (KB2519975) | [.jpg)](https://www.microsoft.com/download/details.aspx?familyid=549ca7f0-44bf-4965-a9d2-aa5e8dac2238&displaylang=ja) | リモートでコードが実行される | 重要 | なし |
Microsoft Office 2010 (64 ビット版) | Microsoft PowerPoint 2010 (64 ビット版) [1] (KB2519975) | [.jpg)](https://www.microsoft.com/download/details.aspx?familyid=ef62deae-2b07-41c9-a4bf-b746566e59ee&displaylang=ja) | リモートでコードが実行される | 重要 | なし |
Microsoft Office for Mac | |||||
Microsoft Office 2004 for Mac (KB2505924) | 対象外 | [.jpg)](https://www.microsoft.com/download/details.aspx?familyid=f756d836-6ab2-4adb-9dee-6cb523d7c1f5&displaylang=ja) | リモートでコードが実行される | 重要 | なし |
Microsoft Office 2008 for Mac (KB2505927) | 対象外 | [.jpg)](https://www.microsoft.com/download/details.aspx?familyid=84dfe3f4-a2a1-47b9-8da1-29ae67230918&displaylang=ja) | リモートでコードが実行される | 重要 | [MS10-087](https://technet.microsoft.com/security/bulletin/ms10-087) |
Microsoft Office for Mac 2011 (KB2525412) | 対象外 | [.jpg)](https://www.microsoft.com/download/details.aspx?familyid=ef1e612f-d8e3-4628-9fe4-ad136f0debd3&displaylang=ja) | リモートでコードが実行される | 重要 | [MS10-087](https://technet.microsoft.com/security/bulletin/ms10-087) |
Open XML File Format Converter for Mac (KB2505935) | 対象外 | [.jpg)](https://www.microsoft.com/download/details.aspx?familyid=0c323a12-6385-4666-ad39-a9516a8eda14&displaylang=ja) | リモートでコードが実行される | 重要 | [MS10-087](https://technet.microsoft.com/security/bulletin/ms10-087) |
その他の Office ソフトウェア | |||||
Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック Service Pack 2 (KB2464635) | 対象外 | [.jpg)](https://www.microsoft.com/download/details.aspx?familyid=913efc28-7deb-47b8-8c22-8eb5fc2631e4&displaylang=ja) | リモートでコードが実行される | 重要 | [MS09-017](https://technet.microsoft.com/security/bulletin/ms09-017) |
Microsoft PowerPoint Viewer 2007 Service Pack 2 (KB2464623) | 対象外 | [.jpg)](https://www.microsoft.com/download/details.aspx?familyid=6e23d3c3-2944-42ea-80b3-0663af60d0f1&displaylang=ja) | リモートでコードが実行される | 重要 | [MS10-088](https://technet.microsoft.com/security/bulletin/ms10-088) |
Microsoft PowerPoint Viewer (KB2519984) | 対象外 | [.jpg)](https://www.microsoft.com/download/details.aspx?familyid=44a703f5-b581-4900-bdbb-0f0e8d9bf0e6&displaylang=ja) | リモートでコードが実行される | 重要 | なし |
[1]PowerPoint 2010 用の自動化された Fix it ソリューション「PowerPoint 2010 の保護されたビューでの編集を無効にする」が、サポート技術情報 2501584で利用でき、CVE-2011-0655 および CVE-2011-0656 で説明している脆弱性を悪用する攻撃の手法をブロックします。詳細情報は、FAQ のエントリ「Microsoft Fix it ソリューションを適用して、保護されたビューでの編集を無効にした場合、どのような利点がありますか?」をご覧ください。
Microsoft サーバーソフトウェア
Microsoft Office Web Apps | コンポーネント | PC/AT | 最も深刻な脆弱性の影響 | 総合的な深刻度 | この更新プログラムによって置き換えられるセキュリティ情報 |
---|---|---|---|---|---|
Microsoft Office Web Apps | Microsoft PowerPoint Web App (KB2520047) |
![]() |
リモートでコードが実行される | 重要 | MS10-079 |
影響を受けないソフトウェア
Office およびその他のソフトウェア |
---|
Microsoft Works 9 |
このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)
ファイル情報の詳細はどこにありますか?
ファイル情報の詳細の場所については、「セキュリティ更新プログラムの適用」の参照表をご覧ください。
この更新プログラムはそのほかのセキュリティ関連の変更を含みますか?
はい。Microsoft PowerPoint 2003 Service Pack 3 (KB2464588) および Microsoft PowerPoint 2007 Service Pack 2 (KB2464594) 用のこの更新プログラムは、セキュリティ情報 MS11-023 で提供されている更新プログラムと共に、Office ファイル検証機能のサポートを提供します。Office ファイル検証機能に関する詳細情報は、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 2501584 をご覧ください。
このセキュリティ更新プログラムは、MS10-087 および MS10-088 と、どのような関連がありますか?
このセキュリティ情報で提供している Microsoft Office 2004 for Mac (KB2505924) の更新プログラムは、MS10-087 および MS10-088 で説明している脆弱性も解決します。
Microsoft Fix it ソリューションを適用して、保護されたビューでの編集を無効にした場合、どのような利点がありますか?
Office ファイル検証を設定して、PowerPoint 2010 の疑わしいファイルを編集できなくなると、Microsoft Fix it ソリューション「保護されたビューでの編集を無効にする」により、CVE-2011-0655 および CVE-2011-0656 で説明している脆弱性を悪用する攻撃手法がブロックされます。お客様が、PowerPoint 2010 用のセキュリティ更新プログラムを今のところはインストールしないと選択した場合、Fix it ソリューションを回避策として適用することを選択できます。
サポート技術情報 2501584 で、自動化された Fix it ソリューション「保護されたビューでの編集を無効にする」の適用方法を確認するか、または手動によるソリューションの適用方法については、このセキュリティ情報の「脆弱性の情報」の、CVE-2011-0655 および CVE-2011-0656 の回避策のセクションを確認してください。
MS11-021 および MS11-023 は、Microsoft Office 2004 for Mac、Microsoft Office 2008 for Mac および Open XML File Format Converter for Mac の脆弱性についても説明しています。MS11-021 は Microsoft Office for Mac 2011 に存在する脆弱性についても説明していますが、MS11-021 および MS11-023 はこのセキュリティ情報 (MS11-022) と、どのような関連がありますか?
このセキュリティ情報で提供している Microsoft Office 2004 for Mac (KB2505924)、Microsoft Office 2008 for Mac (KB2505927) および Open XML File Format Converter for Mac (KB2505935) 用のこのセキュリティ更新プログラム パッケージは、MS11-021 および MS11-023 のセキュリティ情報で説明している脆弱性も解決します。このセキュリティ情報で提供している Microsoft Office for Mac 2011 (KB2525412) のセキュリティ更新プログラム パッケージは、MS11-021 で説明している脆弱性も解決します。Microsoft Office 2004 for Mac、Microsoft Office 2008 for Mac、Open XML File Format Converter for Mac または Microsoft Office for Mac 2011 をご利用のユーザーの場合、これらのセキュリティ更新プログラム パッケージのインストールが必要なのは 1 回だけです。
なぜ、この更新プログラムがいくつかの報告されたセキュリティ上の脆弱性を解決するのですか?
この更新プログラムには、いくつかの脆弱性のサポートが含まれていますが、これらの問題を解決するために必要な変更が関連するファイルにあるためです。類似している更新プログラムを数種類インストールする代わりに、お客様はこの更新プログラムのみをインストールしてください。
PowerPoint Viewer とは何ですか?
Microsoft PowerPoint Viewer は Microsoft Office 2010 のテクノロジをベースにしており、Microsoft PowerPoint Viewer 2007 Service Pack 2 を置き替えるものです。Microsoft PowerPoint Viewer により、Microsoft PowerPoint 97 およびそれ以降のバージョンで作成されたフル機能を備えたプレゼンテーションを表示できます。
「プレゼンテーションを CD にパッケージ化する機能」を使用しています。このセキュリティ情報で説明されている脆弱性から、プレゼンテーションが保護されていることはどのように確認できますか?
このセキュリティ更新プログラムを、影響を受けるソフトウェアに適用した後、サポートされているエディションの Microsoft PowerPoint 2003 および Microsoft PowerPoint 2007 を実行しているお客様は Power Point の プレゼンテーションを CD にパッケージ化する機能 を使用して作成したプレゼンテーションの更新バージョンを表示できます。これはこのセキュリティ情報で説明している脆弱性からプレゼンテーションに含まれる PowerPoint Viewer を保護するのに役立ちます。
プレゼンテーションを CD にパッケージ化する機能を使用して作成された Microsoft PowerPoint 2010 プレゼンテーションには PowerPoint Viewer が含まれていません。
Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パックのどのコンポーネントが、このセキュリティ情報で更新されますか?
このセキュリティ情報に含まれている更新プログラムは、影響を受ける Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック内の特定のコンポーネントのみに適用されます。例えば、Excel のセキュリティ情報には、Excel の互換機能パックのコンポーネント ファイルのみが更新プログラム パッケージに含まれ、Word や PowerPoint の互換機能パックのコンポーネント ファイルは含まれません。Word の互換機能パックのコンポーネント ファイルは Word のセキュリティ情報で更新され、PowerPoint の互換機能パックのコンポーネント ファイルは PowerPoint のセキュリティ情報で更新されます。
Microsoft Office のスタンドアロンのプログラムは、どのようにこれらの脆弱性の影響を受けますか?
Microsoft Office のスタンドアロン プログラムへの影響は、関連の Microsoft Office スイートのコンポーネントと同じ深刻度です。例えば、Microsoft PowerPoint のスタンドアロンのインストールへの影響は、Microsoft Office スイートに同梱された Microsoft PowerPoint のインストールと同じ深刻度です。
このセキュリティ情報で説明している Microsoft Office コンポーネントは、使用しているシステムにインストールした Microsoft Office スイートの一部ですが、この特定のコンポーネントをインストールすることを選択しませんでした。この場合、この更新プログラムは提供されますか?
はい、このセキュリティ情報で説明しているコンポーネントがシステムにインストールされた Microsoft Office スイートのバージョンと共に配布された場合、そのコンポーネントのインストールの有無にかかわらず、この更新プログラムがシステムに提供されます。影響を受けるシステムのスキャンに使用される検出のロジックは、特定の Microsoft Office スイートに同梱されている全コンポーネントに対して更新プログラムのチェックを行い、システムに更新プログラムを提供するように設計されています。Microsoft Office スイートのバージョンと配布されていてもコンポーネントをインストールしていない場合、そのコンポーネント用の更新プログラムの適用を選択しなかったユーザーに対してシステムのセキュリティ上の危険性が増加することはありません。その一方で、更新プログラムのインストールを選択したユーザーのシステムのセキュリティまたは機能に、悪影響が及ぶことはありません。
影響を受けないバージョンの Microsoft Office に更新プログラムを提供するのは、マイクロソフトの更新のメカニズムに問題があるということですか?
いいえ。更新のメカニズムは正しく機能しています。お使いのシステム上でこの更新プログラムよりも古いバージョンのファイルを検出したため、この更新プログラムを提供します。
このセキュリティ情報で説明されているソフトウェアの旧バージョンを使用していますが、どうしたらよいですか?
このセキュリティ情報に記載されている影響を受けるソフトウェアについてはテストを実施し、影響を受けるバージョンを確認しました。その他のバージョンについては、サポート ライフサイクルが終了しています。製品のライフサイクルに関する詳細情報は、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトをご覧ください。
今後、脆弱性の影響を防ぐために、旧バージョンのソフトウェアを使用しているお客様は、サポート対象のバージョンに移行することを強く推奨します。ご使用中のソフトウェアのサポート ライフサイクルを確認するには、プロダクト サポート ライフサイクル - 製品一覧をご覧ください。これらのソフトウェアのサービス パックの詳細情報は、サポート対象サービス パックをご覧ください。
カスタムサポートが必要なお客様は、担当営業、担当テクニカル アカウント マネージャ (TAM)、またはカスタム サポート オプションのマイクロソフト パートナー担当者までご連絡ください。プレミア契約をお持ちでないお客様は、マイクロソフト サポート契約センター(営業時間 9:30-12:00 13:00-19:00 土日祝祭日を除く TEL: 0120-17-0196 FAX: 0120-74-019)までお問い合わせください。連絡先の情報は、Microsoft Worldwide Information Web サイト の Contact Information のプルダウン リストから、国を選択し、[Go] ボタンをクリックすると、連絡先の電話番号が表示されます。お問い合わせの際、お住まいの地域のプレミア サポート営業担当にご連絡ください。詳細情報は、マイクロソフト ライフサイクル ポリシー FAQ をご覧ください。
脆弱性の詳細
深刻度および脆弱性識別番号
次の深刻度の評価は脆弱性による影響が最大であった場合を前提としています。このセキュリティ情報のリリース後 30 日以内に、深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連する脆弱性が悪用される可能性に関する情報は、4 月のセキュリティ情報の「Exploitability Index (悪用可能性指標)」のセクションをご覧ください。詳細については、Microsoft Exploitability Index (悪用可能性指標)をご覧ください。
影響を受けるソフトウェア | Techno-color Time Bandit の浮動小数点の RCE の脆弱性 - [CVE-2011-0655](https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=cve-2011-0655) | Persist ディレクトリの RCE の脆弱性 - [CVE-2011-0656](https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=cve-2011-0656) | OfficeArt の Atom の RCE の脆弱性 - [CVE-2011-0976](https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=cve-2011-0976) | 総合的な深刻度 |
---|---|---|---|---|
Microsoft Office スイート および コンポーネント | ||||
Microsoft PowerPoint 2002 Service Pack 3 | 対象外 | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 |
Microsoft PowerPoint 2003 Service Pack 3 | 対象外 | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 |
Microsoft PowerPoint 2007 Service Pack 2 | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 |
Microsoft PowerPoint 2010 (32 ビット版) | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 対象外 | 重要 |
Microsoft PowerPoint 2010 (64 ビット版) | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 対象外 | 重要 |
Microsoft Office for Mac | ||||
Microsoft Office 2004 for Mac | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 |
Microsoft Office 2008 for Mac | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 |
Microsoft Office for Mac 2011 | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 対象外 | 重要 |
Open XML File Format Converter for Mac | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 |
その他のソフトウェア | ||||
Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック Service Pack 2 | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 |
Microsoft PowerPoint Viewer 2007 Service Pack 2 | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 |
Microsoft PowerPoint Viewer | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 対象外 | 重要 |
Microsoft サーバー ソフトウェア | ||||
Microsoft PowerPoint Web App | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 リモートでコードが実行される | 対象外 | 重要 |
Techno-color Time Bandit の浮動小数点の RCE の脆弱性 - CVE-2011-0655
Microsoft PowerPoint が特別に細工された PowerPoint ファイルを処理する方法にリモートでコードが実行される脆弱性が存在します。攻撃者は特別に細工した PowerPoint ファイル を作成し、電子メールの添付ファイル、特別に細工した Web サイトまたは侵害された Web サイトでホストさせて、この脆弱性を悪用する可能性があります。
Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性をご覧になるためには、CVE-2011-0655 をご覧ください。
「Techno-color Time Bandit の浮動小数点の RCE の脆弱性」の問題を緩和する要素 - CVE-2011-0655:
「問題を緩和する要素」とは、設定、一般的な構成または一般的な最善策、既定の状態により、脆弱性の悪用の深刻度が低くなる可能性がある要素を指します。次の「問題を緩和する要素」は、お客様の環境で役立つ場合があります。
Web ベースの攻撃のシナリオでは、攻撃者がこの脆弱性の悪用を意図した Web ページが含まれている Web サイトをホストする可能性があります。さらに、侵害された Web サイトおよびユーザー提供のコンテンツまたは広告を受け入れる、またはホストする Web サイトに、特別に細工されたコンテンツが含まれ、この脆弱性を悪用する可能性があります。しかし、すべての場合において、攻撃者が強制的にユーザーをこれらの Web サイトに訪問させる方法はありません。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーを攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した PowerPoint ファイルを表示させることが攻撃者にとっての必要条件となります。
この脆弱性は、電子メールを介して、自動的に悪用されることはありません。ユーザーが電子メール メッセージで送信された添付ファイルを開かない限り、攻撃は実行されません。
攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ローカルのユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。
悪意のあるファイルが電子メールの添付ファイルとして送信される可能性がありますが、この脆弱性が悪用されるには、ユーザーにその添付ファイルを開かせることが攻撃者にとっての必要条件となります。
Microsoft PowerPoint 2010 では、攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功する可能性は、Microsoft Office 2010 で既定で有効にされている Office ファイル検証機能の保護により低減します。この脆弱性の悪用に使用される特別に細工されたファイルは、保護されたビューで表示され、ファイルが検証に失敗したために、安全なファイルでなく、有害なものの可能性があると、ユーザーに警告が出されます。ユーザーは複数の警告をクリックし、脆弱性が悪用されるより前に、編集または保存のためにファイルを表示する必要があります。保護されたビューおよび Office ファイル検証に関する詳細情報は、TechNet の記事 Office 2010 のセキュリティの概要 をご覧ください。
注意: Microsoft PowerPoint 2010 の Office ファイル検証をオフにすると、緩和する要素として Office ファイル検証が提供する保護が削除されます。このため、マイクロソフトは Microsoft PowerPoint 2010 の Office ファイル検証機能をオフにしないように推奨します
「Techno-color Time Bandit の浮動小数点の RCE の脆弱性」の回避策 - CVE-2011-0655:
回避策は、設定または構成の変更を示しており、基本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムを適用する前に既知の攻撃方法を阻止するのに役立ちます。マイクロソフトは、以下の回避策を検証し、この回避策が機能性を低下させるかどうかについて、説明の部分で述べています。
Office ファイル検証を設定して、PowerPoint 2010 の保護されたビューでの編集を無効にする
注意: 自動化された “Microsoft Fix it” ソリューション「PowerPoint 2010 の保護されたビューでの編集を無効にする」により、この回避策を有効または無効にするには、サポート技術情報 2501584 をご覧ください。
警告: レジストリ エディターを正しく使用しないと、オペレーティング システムの再インストールが必要となる深刻な問題が発生する可能性があります。マイクロソフトはレジストリ エディターを正しく使用しなかったことが原因となる問題について保証することはできません。レジストリ エディターは、お客様各自の責任において使用してください。レジストリの編集方法に関する情報は、レジストリ エディター (Regedit.exe) の "キーおよび値を変更する" ヘルプ トピックをご覧ください。または Regedt32.exe の "レジストリ情報の追加と削除" および "レジストリ情報の編集" ヘルプ トピックをご覧ください。
手動でこの回避策を適用する::
- レジストリ エディターを開き、次のレジストリ キーに移動します。 HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\PowerPoint\Security\FileValidation
- DisableEditFromPV の値を "00000001" に設定します。
- レジストリ エディターを終了します。
回避策の影響 Office ファイル検証により、PowerPoint 2010 の疑わしいファイルの編集ができなくなります。
回避策の解除方法
- レジストリ エディターを開き、次のレジストリ キーに移動します。 HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\PowerPoint\Security\FileValidation
- DisableEditFromPV の値を "00000000" に設定します。
- レジストリ エディターを終了します。
Microsoft Office 向けファイル ブロックのポリシーを使用して、未知または信頼されないソースおよび場所から Microsoft PowerPoint の Office 2003 以前のドキュメントを開くことをブロックする
次のレジストリ スクリプトを使用してファイル ブロックのポリシーを設定することができます。
注: レジストリを正確に変更しないと、深刻な問題となり、オペレーティング システムの再インストールが必要になる可能性があります。マイクロソフトは正しくレジストリを変更しないことで起こる問題の解決を、保証することはできません。レジストリは、お客様各自の責任において変更してください。
Office 2007
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\PowerPoint\Security\FileOpenBlock] "BinaryFiles"=dword:00000001
注: Microsoft Office 2007 で 'FileOpenBlock' を使用するためには、すべての最新の Microsoft Office 2007 用のセキュリティ更新プログラムを適用する必要があります。
回避策の影響:Microsoft Office 2007 について、サポート技術情報 922848 で説明しているように、ファイル ブロックのポリシーを構成している、および特別な「除外されるディレクトリ」を構成していない、またはファイルを信頼できる場所へ移動させていないユーザーは、Office 2003 ファイルまたはそれ以前のバージョンを開けなくなります。
回避策の解除方法:
Office 2007
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\PowerPoint\Sec``urity\FileOpenBlock] "BinaryFiles"=dword:00000000
未知の、または信頼されないソースからのファイルを開く時、Microsoft Office Isolated Conversion Environment (MOICE) を使用する
Microsoft Office Isolated Conversion Environment (MOICE) は、Word、Excel および PowerPoint のバイナリ フォーマット ファイルをより安全に開くことにより、Office 2003 のインストールを保護します。
MOICE をインストールするためには、Office 2003 または Office 2007 がインストールされている必要があります。
また、MOICE をインストールするためには Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パックもインストールされている必要があります。この互換機能パックはマイクロソフト ダウンロード センターから無償でダウンロードできます。
MOICE にはすべての Office プログラムに推奨されているすべての更新プログラムが必要です。Microsoft Update ですべての推奨される更新プログラムをインストールしてください。
MOICE を有効にする
注:自動化された “Microsoft Fix it” ソリューションを使用してこの回避策を有効または無効にするには、サポート技術情報 935865 をご覧ください。
手動で MOICE を有効にするには、次の一覧で指定されているようにコマンドを実行します。コマンドを実行することにより、Office アプリケーションが MOICE と関連します。
MOICE を有効にして、登録ハンドラーにするコマンド Word では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .doc=oice.word.documentExcel では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .XLS=oice.excel.sheet
ASSOC .XLT=oice.excel.template
ASSOC .XLA=oice.excel.addinPowerPoint では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .PPT=oice.powerpoint.show
ASSOC .POT=oice.powerpoint.template
ASSOC .PPS=oice.powerpoint.slideshow注: Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 では、昇格されたコマンド プロンプトから上記のコマンドを実行する必要があります。
MOICE に関する詳細情報は、サポート技術情報 935865 をご覧ください。
回避策の影響: MOICE に 2007 Microsoft Office System Open XML 形式に変換される Office 2003 および Office 2003 以前の文書形式は、マクロ機能を保持しなくなります。さらに、パスワードが含まれる文書、またはデジタル著作権管理 (DRM) で保護されている文書は変換できません。
回避策の解除方法: 次の表に指定されているようにコマンドを実行して MOICE を無効にしてください。
登録ハンドラーとして MOICE を無効にするコマンド Word では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .doc=Word.Document.8Excel では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .xls=Excel.Sheet.8
ASSOC .xlt=Excel.Template
ASSOC .xla=Excel.AddinPowerPoint では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .ppt=PowerPoint.Show.8
ASSOC .PPS=oice.powerpoint.slideshow
ASSOC .pps=PowerPoint.SlideShow.8信頼されないソースからの PowerPoint 文書を開かない
信頼できない、または信頼できるソースから予期せず受け取った PowerPoint ファイルを開かないでください。特別に細工されたファイルをユーザーが開いた場合、この脆弱性が悪用される可能性があります。
「Techno-color Time Bandit の浮動小数点の RCE の脆弱性」のよく寄せられる質問 - CVE-2011-0655:
どのようなことが起こる可能性がありますか?
これはリモートでコードが実行される脆弱性です。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、影響を受けるシステムを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。
何が原因で起こりますか?
PowerPoint が、特別に細工された PowerPoint ファイルの無効なレコードを読み取る際に、エラーが起き、攻撃者により任意のコードが実行されるような方法で、メモリが破損される可能性があります。
この脆弱性は、どのコンポーネントに影響を及ぼしますか?
マイクロソフトの PowerPoint がこの脆弱性の影響を受けるコンポーネントです。
この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか?
攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、現在ログオン中のユーザーのコンテキストで影響を受けるシステムを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。
攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか?
この脆弱性が悪用されるには、ユーザーが Microsoft PowerPoint の影響を受けるバージョンで、特別に細工された PowerPoint ファイルを開くことが攻撃者にとっての必要条件となります。
Web ベースの攻撃のシナリオでは、この脆弱性の悪用を意図した PowerPoint ファイルが Web サイトに含まれる可能性があります。攻撃者は、Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできません。その代わりに、ユーザーに攻撃者の Web サイトに接続させる電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーが攻撃者の Web サイトに訪問し、特別に細工した PowerPoint ファイルを表示させることが攻撃者にとっての必要条件となります。
電子メールでの攻撃のシナリオでは、攻撃者は特別に細工した PowerPoint ファイルをユーザーに送信し、ユーザーにそのファイルを開くよう誘導して、この脆弱性を悪用する可能性があります。
主にどのようなコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか?
主に、ワークステーションやターミナル サーバーなど、Microsoft PowerPoint の影響を受けるバージョンを使用しているシステムが、この脆弱性の危険にさらされます。管理者がユーザーにサーバーへのログオンおよびプログラムの実行を許可している場合、サーバーが影響を受ける可能性が高くなります。しかし、セキュリティ上の最善策として、これを許可しないことを強く推奨しています。
この更新プログラムはどのように問題を修正しますか?
この更新プログラムは、PowerPoint のファイルを表示する際に、TimeColorBehaviorContainer の浮動小数点のレコードを検証する方法を変更します。
このセキュリティ情報のリリース時に、この脆弱性は一般に公開されていましたか?
いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開により、この脆弱性に関する情報を受けました。
このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか?
いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。
Persist ディレクトリの RCE の脆弱性 - CVE-2011-0656
Microsoft PowerPoint が、特別に細工された PowerPoint ファイルを処理する方法に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。攻撃者は特別に細工した PowerPoint ファイル を作成し、電子メールの添付ファイル、特別に細工した Web サイトまたは侵害された Web サイトでホストさせて、この脆弱性を悪用する可能性があります。
Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性をご覧になるためには、CVE-2011-0656 をご覧ください。
「Persist ディレクトリの RCE の脆弱性」の問題を緩和する要素 - CVE-2011-0656:
「問題を緩和する要素」とは、設定、一般的な構成または一般的な最善策、既定の状態により、脆弱性の悪用の深刻度が低くなる可能性がある要素を指します。次の「問題を緩和する要素」は、お客様の環境で役立つ場合があります。
- Web ベースの攻撃のシナリオでは、攻撃者がこの脆弱性の悪用を意図した Web ページが含まれている Web サイトをホストする可能性があります。さらに、侵害された Web サイトおよびユーザー提供のコンテンツまたは広告を受け入れる、またはホストする Web サイトに、特別に細工されたコンテンツが含まれ、この脆弱性を悪用する可能性があります。しかし、すべての場合において、攻撃者が強制的にユーザーをこれらの Web サイトに訪問させる方法はありません。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーを攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した PowerPoint ファイルを表示させることが攻撃者にとっての必要条件となります。
- この脆弱性は、電子メールを介して、自動的に悪用されることはありません。ユーザーが電子メール メッセージで送信された添付ファイルを開かない限り、攻撃は実行されません。
- 攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ローカルのユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。
- Microsoft PowerPoint 2010 では、攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功する可能性は、Microsoft Office 2010 で既定で有効にされている Office ファイル検証機能の保護により低減します。この脆弱性の悪用に使用される特別に細工されたファイルは、保護されたビューで表示され、ファイルが検証に失敗したために、安全なファイルでなく、有害なものの可能性があると、ユーザーに警告が出されます。ユーザーは複数の警告をクリックし、脆弱性が悪用されるより前に、編集または保存のためにファイルを表示する必要があります。保護されたビューおよび Office ファイル検証に関する詳細情報は、TechNet の記事 Office 2010 のセキュリティの概要 をご覧ください。
注意: Microsoft PowerPoint 2010 の Office ファイル検証をオフにすると、緩和する要素として Office ファイル検証が提供する保護が削除されます。このため、マイクロソフトは Microsoft PowerPoint 2010 の Office ファイル検証機能をオフにしないように推奨します
「Persist ディレクトリの RCE の脆弱性」の回避策 - CVE-2011-0656:
回避策は、設定または構成の変更を示しており、基本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムを適用する前に既知の攻撃方法を阻止するのに役立ちます。マイクロソフトは、以下の回避策を検証し、この回避策が機能性を低下させるかどうかについて、説明の部分で述べています。
Office ファイル検証を設定して、PowerPoint 2010 の保護されたビューでの編集を無効にする
注意: 自動化された “Microsoft Fix it” ソリューション「PowerPoint 2010 の保護されたビューでの編集を無効にする」により、この回避策を有効または無効にするには、サポート技術情報 2501584 をご覧ください。
警告: レジストリ エディターを正しく使用しないと、オペレーティング システムの再インストールが必要となる深刻な問題が発生する可能性があります。マイクロソフトはレジストリ エディターを正しく使用しなかったことが原因となる問題について保証することはできません。レジストリ エディターは、お客様各自の責任において使用してください。レジストリの編集方法に関する情報は、レジストリ エディター (Regedit.exe) の "キーおよび値を変更する" ヘルプ トピックをご覧ください。または Regedt32.exe の "レジストリ情報の追加と削除" および "レジストリ情報の編集" ヘルプ トピックをご覧ください。
手動でこの回避策を適用する::
- レジストリ エディターを開き、次のレジストリ キーに移動します。 HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\PowerPoint\Security\FileValidation
- DisableEditFromPV の値を "00000001" に設定します。
- レジストリ エディターを終了します。
回避策の影響 Office ファイル検証により、PowerPoint 2010 の疑わしいファイルの編集ができなくなります。
回避策の解除方法
- レジストリ エディターを開き、次のレジストリ キーに移動します。 HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\PowerPoint\Security\FileValidation
- DisableEditFromPV の値を "00000000" に設定します。
- レジストリ エディターを終了します。
Microsoft Office 向けファイル ブロックのポリシーを使用して、未知または信頼されないソースおよび場所から Microsoft PowerPoint の Office 2003 以前のドキュメントを開くことをブロックする
次のレジストリ スクリプトを使用してファイル ブロックのポリシーを設定することができます。
注: レジストリを正確に変更しないと、深刻な問題となり、オペレーティング システムの再インストールが必要になる可能性があります。マイクロソフトは正しくレジストリを変更しないことで起こる問題の解決を、保証することはできません。レジストリは、お客様各自の責任において変更してください。
Office 2003
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\11.0\PowerPoint\Security\FileOpenBlock] "BinaryFiles"=dword:00000001
注: Microsoft Office 2003 で 'FileOpenBlock' を使用するためには、すべての最新の Microsoft Office 2003 用のセキュリティ更新プログラムを適用する必要があります。
Office 2007
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\PowerPoint\Security\FileOpenBlock] "BinaryFile``s"=dword:00000001
注: Microsoft Office 2007 で 'FileOpenBlock' を使用するためには、すべての最新の Microsoft Office 2007 用のセキュリティ更新プログラムを適用する必要があります。
回避策の影響:Microsoft Office 2007 について、サポート技術情報 922848 で説明しているように、ファイル ブロックのポリシーを構成している、および特別な「除外されるディレクトリ」を構成していない、またはファイルを信頼できる場所へ移動させていないユーザーは、Office 2003 ファイルまたはそれ以前のバージョンを開けなくなります。
回避策の解除方法:
Office 2003
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\11.0\PowerPoint\Security\``FileOpenBlo``ck] "BinaryFiles"=dword:00000000
Office 2007
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\PowerPoint\Security\FileOpenBlock] "BinaryFiles"=dword:00000000
未知の、または信頼されないソースからのファイルを開く時、Microsoft Office Isolated Conversion Environment (MOICE) を使用する
Microsoft Office Isolated Conversion Environment (MOICE) は、Word、Excel および PowerPoint のバイナリ フォーマット ファイルをより安全に開くことにより、Office 2003 のインストールを保護します。
MOICE をインストールするためには、Office 2003 または Office 2007 がインストールされている必要があります。
また、MOICE をインストールするためには Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パックもインストールされている必要があります。この互換機能パックはマイクロソフト ダウンロード センターから無償でダウンロードできます。
MOICE にはすべての Office プログラムに推奨されているすべての更新プログラムが必要です。Microsoft Update ですべての推奨される更新プログラムをインストールしてください。
MOICE を有効にする
注:自動化された “Microsoft Fix it” ソリューションを使用してこの回避策を有効または無効にするには、サポート技術情報 935865 をご覧ください。
手動で MOICE を有効にするには、次の一覧で指定されているようにコマンドを実行します。コマンドを実行することにより、Office アプリケーションが MOICE と関連します。
MOICE を有効にして、登録ハンドラーにするコマンド Word では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .doc=oice.word.documentExcel では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .XLS=oice.excel.sheet
ASSOC .XLT=oice.excel.template
ASSOC .XLA=oice.excel.addinPowerPoint では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .PPT=oice.powerpoint.show
ASSOC .POT=oice.powerpoint.template
ASSOC .PPS=oice.powerpoint.slideshow注: Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 では、昇格されたコマンド プロンプトから上記のコマンドを実行する必要があります。
MOICE に関する詳細情報は、サポート技術情報 935865 をご覧ください。
回避策の影響: MOICE に 2007 Microsoft Office System Open XML 形式に変換される Office 2003 および Office 2003 以前の文書形式は、マクロ機能を保持しなくなります。さらに、パスワードが含まれる文書、またはデジタル著作権管理 (DRM) で保護されている文書は変換できません。
回避策の解除方法: 次の表に指定されているようにコマンドを実行して MOICE を無効にしてください。
登録ハンドラーとして MOICE を無効にするコマンド Word では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .doc=Word.Document.8Excel では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .xls=Excel.Sheet.8
ASSOC .xlt=Excel.Template
ASSOC .xla=Excel.AddinPowerPoint では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .ppt=PowerPoint.Show.8
ASSOC .PPS=oice.powerpoint.slideshow
ASSOC .pps=PowerPoint.SlideShow.8信頼されないソースからの PowerPoint 文書を開かない
信頼できない、または信頼できるソースから予期せず受け取った PowerPoint ファイルを開かないでください。特別に細工されたファイルをユーザーが開いた場合、この脆弱性が悪用される可能性があります。
「Persist ディレクトリの RCE の脆弱性」のよく寄せられる質問 - CVE-2011-0656:
どのようなことが起こる可能性がありますか?
これはリモートでコードが実行される脆弱性です。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、影響を受けるシステムを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。
何が原因で起こりますか?
PowerPoint が、特別に細工された PowerPoint ファイルの無効なレコードを読み取る際に、エラーが起き、攻撃者により任意のコードが実行されるような方法で、メモリが破損される可能性があります。
この脆弱性は、どのコンポーネントに影響を及ぼしますか?
マイクロソフトの PowerPoint が、この脆弱性の影響を受けるコンポーネントです。
この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか?
攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、現在ログオン中のユーザーのコンテキストで影響を受けるシステムを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。
攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか?
この脆弱性が悪用されるには、ユーザーが Microsoft PowerPoint の影響を受けるバージョンで、特別に細工された PowerPoint ファイルを開くことが攻撃者にとっての必要条件となります。
Web ベースの攻撃のシナリオでは、この脆弱性の悪用を意図した PowerPoint ファイルが Web サイトに含まれる可能性があります。攻撃者は、Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできません。その代わりに、ユーザーに攻撃者の Web サイトに接続させる電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーが攻撃者の Web サイトに訪問し、特別に細工した PowerPoint ファイルを表示させることが攻撃者にとっての必要条件となります。
電子メールでの攻撃のシナリオでは、攻撃者は特別に細工した PowerPoint ファイルをユーザーに送信し、ユーザーにそのファイルを開くよう誘導して、この脆弱性を悪用する可能性があります。
主にどのようなコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか?
主に、ワークステーションやターミナル サーバーなど、Microsoft PowerPoint の影響を受けるバージョンを使用しているシステムが、この脆弱性の危険にさらされます。管理者がユーザーにサーバーへのログオンおよびプログラムの実行を許可している場合、サーバーが影響を受ける可能性が高くなります。しかし、セキュリティ上の最善策として、これを許可しないことを強く推奨しています。
この更新プログラムはどのように問題を修正しますか?
この更新プログラムは、PowerPoint のファイルを表示する際に、PersistDirectoryEntry レコードを検証する方法を変更します。
このセキュリティ情報のリリース時に、この脆弱性は一般に公開されていましたか?
いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開により、この脆弱性に関する情報を受けました。
このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか?
いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。
OfficeArt の Atom の RCE の脆弱性 - CVE-2011-0976
Microsoft PowerPoint が特別に細工された PowerPoint ファイルを処理する方法にリモートでコードが実行される脆弱性が存在します。攻撃者は特別に細工した PowerPoint ファイル を作成し、電子メールの添付ファイル、特別に細工した Web サイトまたは侵害された Web サイトでホストさせて、この脆弱性を悪用する可能性があります。
Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性をご覧になるためには、CVE-2011-0976 をご覧ください。
「OfficeArt の Atom の RCE の脆弱性」の問題を緩和する要素 - CVE-2011-0976:
「問題を緩和する要素」とは、設定、一般的な構成または一般的な最善策、既定の状態により、脆弱性の悪用の深刻度が低くなる可能性がある要素を指します。次の「問題を緩和する要素」は、お客様の環境で役立つ場合があります。
Web ベースの攻撃のシナリオでは、攻撃者がこの脆弱性の悪用を意図した Web ページが含まれている Web サイトをホストする可能性があります。さらに、侵害された Web サイトおよびユーザー提供のコンテンツまたは広告を受け入れる、またはホストする Web サイトに、特別に細工されたコンテンツが含まれ、この脆弱性を悪用する可能性があります。しかし、すべての場合において、攻撃者が強制的にユーザーをこれらの Web サイトに訪問させる方法はありません。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーを攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した PowerPoint ファイルを表示させることが攻撃者にとっての必要条件となります。
この脆弱性は、電子メールを介して、自動的に悪用されることはありません。ユーザーが電子メール メッセージで送信された添付ファイルを開かない限り、攻撃は実行されません。
攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ローカルのユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。
Microsoft PowerPoint 2010 では、攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功する可能性は、Microsoft Office 2010 で既定で有効にされている Office ファイル検証機能の保護により低減します。この脆弱性の悪用に使用される特別に細工されたファイルは、保護されたビューで表示され、ファイルが検証に失敗したために、安全なファイルでなく、有害なものの可能性があると、ユーザーに警告が出されます。ユーザーは複数の警告をクリックし、脆弱性が悪用されるより前に、編集または保存のためにファイルを表示する必要があります。保護されたビューおよび Office ファイル検証に関する詳細情報は、TechNet の記事 Office 2010 のセキュリティの概要 をご覧ください。
注意: Microsoft PowerPoint 2010 の Office ファイル検証をオフにすると、緩和する要素として Office ファイル検証が提供する保護が削除されます。このため、マイクロソフトは Microsoft PowerPoint 2010 の Office ファイル検証機能をオフにしないように推奨します
「OfficeArt の Atom の RCE の脆弱性」の回避策 - CVE-2011-0976:
回避策は、設定または構成の変更を示しており、基本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムを適用する前に既知の攻撃方法を阻止するのに役立ちます。マイクロソフトは、以下の回避策を検証し、この回避策が機能性を低下させるかどうかについて、説明の部分で述べています。
Microsoft Office 向けファイル ブロックのポリシーを使用して、未知または信頼されないソースおよび場所から Microsoft PowerPoint の Office 2003 以前のドキュメントを開くことをブロックする
次のレジストリ スクリプトを使用してファイル ブロックのポリシーを設定することができます。
注: レジストリを正確に変更しないと、深刻な問題となり、オペレーティング システムの再インストールが必要になる可能性があります。マイクロソフトは正しくレジストリを変更しないことで起こる問題の解決を、保証することはできません。レジストリは、お客様各自の責任において変更してください。
Office 2003
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\11.0\PowerPoint\Security\FileOpenBlock] "BinaryFiles"=dword:00000001
注: Microsoft Office 2003 で 'FileOpenBlock' を使用するためには、すべての最新の Microsoft Office 2003 用のセキュリティ更新プログラムを適用する必要があります。
Office 2007
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\PowerPoint\Security\FileOpenBlock] "BinaryFile``s"=dword:00000001
注: Microsoft Office 2007 で 'FileOpenBlock' を使用するためには、すべての最新の Microsoft Office 2007 用のセキュリティ更新プログラムを適用する必要があります。
回避策の影響:Microsoft Office 2007 について、サポート技術情報 922848 で説明しているように、ファイル ブロックのポリシーを構成している、および特別な「除外されるディレクトリ」を構成していない、またはファイルを信頼できる場所へ移動させていないユーザーは、Office 2003 ファイルまたはそれ以前のバージョンを開けなくなります。
回避策の解除方法:
Office 2003
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\11.0\PowerPoint\Security\``FileOpenBlo``ck] "BinaryFiles"=dword:00000000
Office 2007
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\12.0\PowerPoint\Security\FileOpenBlock] "BinaryFiles"=dword:00000000
未知の、または信頼されないソースからのファイルを開く時、Microsoft Office Isolated Conversion Environment (MOICE) を使用する
Microsoft Office Isolated Conversion Environment (MOICE) は、Word、Excel および PowerPoint のバイナリ フォーマット ファイルをより安全に開くことにより、Office 2003 のインストールを保護します。
MOICE をインストールするためには、Office 2003 または Office 2007 がインストールされている必要があります。
また、MOICE をインストールするためには Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パックもインストールされている必要があります。この互換機能パックはマイクロソフト ダウンロード センターから無償でダウンロードできます。
MOICE にはすべての Office プログラムに推奨されているすべての更新プログラムが必要です。Microsoft Update ですべての推奨される更新プログラムをインストールしてください。
MOICE を有効にする
注:自動化された “Microsoft Fix it” ソリューションを使用してこの回避策を有効または無効にするには、サポート技術情報 935865 をご覧ください。
手動で MOICE を有効にするには、次の一覧で指定されているようにコマンドを実行します。コマンドを実行することにより、Office アプリケーションが MOICE と関連します。
MOICE を有効にして、登録ハンドラーにするコマンド Word では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .doc=oice.word.documentExcel では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .XLS=oice.excel.sheet
ASSOC .XLT=oice.excel.template
ASSOC .XLA=oice.excel.addinPowerPoint では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .PPT=oice.powerpoint.show
ASSOC .POT=oice.powerpoint.template
ASSOC .PPS=oice.powerpoint.slideshow注: Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 では、昇格されたコマンド プロンプトから上記のコマンドを実行する必要があります。
MOICE に関する詳細情報は、サポート技術情報 935865 をご覧ください。
回避策の影響: MOICE に 2007 Microsoft Office System Open XML 形式に変換される Office 2003 および Office 2003 以前の文書形式は、マクロ機能を保持しなくなります。さらに、パスワードが含まれる文書、またはデジタル著作権管理 (DRM) で保護されている文書は変換できません。
回避策の解除方法: 次の表に指定されているようにコマンドを実行して MOICE を無効にしてください。
登録ハンドラーとして MOICE を無効にするコマンド Word では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .doc=Word.Document.8Excel では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .xls=Excel.Sheet.8
ASSOC .xlt=Excel.Template
ASSOC .xla=Excel.AddinPowerPoint では、コマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
ASSOC .ppt=PowerPoint.Show.8
ASSOC .PPS=oice.powerpoint.slideshow
ASSOC .pps=PowerPoint.SlideShow.8信頼されないソースからの PowerPoint 文書を開かない
信頼できない、または信頼できるソースから予期せず受け取った PowerPoint ファイルを開かないでください。特別に細工されたファイルをユーザーが開いた場合、この脆弱性が悪用される可能性があります。
「OfficeArt の Atom の RCE の脆弱性」のよく寄せられる質問 - CVE-2011-0976:
どのようなことが起こる可能性がありますか?
これはリモートでコードが実行される脆弱性です。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、影響を受けるシステムを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。
何が原因で起こりますか?
PowerPoint が、特別に細工された PowerPoint ファイルの無効なレコードを読み取る際に、エラーが起き、攻撃者により任意のコードが実行されるような方法で、メモリが破損される可能性があります。
この脆弱性は、どのコンポーネントに影響を及ぼしますか?
マイクロソフトの PowerPoint が、この脆弱性の影響を受けるコンポーネントです。
この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか?
攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、現在ログオン中のユーザーのコンテキストで影響を受けるシステムを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。
攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか?
この脆弱性が悪用されるには、ユーザーが Microsoft PowerPoint の影響を受けるバージョンで、特別に細工された PowerPoint ファイルを開くことが攻撃者にとっての必要条件となります。
Web ベースの攻撃のシナリオでは、この脆弱性の悪用を意図した PowerPoint ファイルが Web サイトに含まれる可能性があります。攻撃者は、Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできません。その代わりに、ユーザーに攻撃者の Web サイトに接続させる電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーが攻撃者の Web サイトに訪問し、特別に細工した PowerPoint ファイルを表示させることが攻撃者にとっての必要条件となります。
電子メールでの攻撃のシナリオでは、攻撃者は特別に細工した PowerPoint ファイルをユーザーに送信し、ユーザーにそのファイルを開くよう誘導することにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。
主にどのようなコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか?
主に、ワークステーションやターミナル サーバーなど、Microsoft PowerPoint の影響を受けるバージョンを使用しているシステムが、この脆弱性の危険にさらされます。管理者がユーザーにサーバーへのログオンおよびプログラムの実行を許可している場合、サーバーが影響を受ける可能性が高くなります。しかし、セキュリティ上の最善策として、これを許可しないことを強く推奨しています。
この更新プログラムはどのように問題を修正しますか?
この更新プログラムは、PowerPoint のファイルを表示する際に、PowerPoint が OfficeArt レコードを検証する方法を変更します。
このセキュリティ情報のリリース時に、この脆弱性は一般に公開されていましたか?
いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開により、この脆弱性に関する情報を受けました。
このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか?
いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。
セキュリティ更新プログラムに関する情報
検出および展開ツールとガイダンス
組織のサーバー、デスクトップ、モバイル コンピューターに適用する必要があるソフトウェアおよびセキュリティ更新プログラムを管理してください。詳細情報は、TechNet 更新プログラム管理センターをご覧ください。Microsoft セキュリティ TechCenter では、製品に関するセキュリティ情報を提供しています。
セキュリティ更新プログラムは Microsoft Update および Windows Update から利用可能です。セキュリティ更新プログラムはマイクロソフト ダウンロード センターからダウンロードすることができます。「セキュリティ更新プログラム」のキーワード探索によって容易に見つけることができます。
最後に、セキュリティ更新プログラムは Microsoft Update カタログからダウンロードできます。Microsoft Update カタログは、セキュリティ更新プログラム、ドライバーおよびサービスパックなどを含むコンテンツを検索可能なカタログで、Windows Update および Microsoft Update でご利用になれます。セキュリティ番号 (例えば “MS07-036” など) を使用して検索することにより、バスケットに適用可能な更新プログラムをすべて追加することができ (異なる言語の更新プログラムを含む)、選択しているフォルダーにダウンロードできます。「Microsoft Update カタログ」の関連情報を参照するには、Microsoft Update カタログ よく寄せられる質問をご覧ください。
検出および展開のガイダンス
マイクロソフトは今月のセキュリティ更新プログラム向けの検出および適用のガイダンスを提供しました。このガイダンスには、IT プロフェッショナルがセキュリティ更新プログラムの検出および適用のための多様なツールの使用方法を理解するのに役立つ推奨策および情報が含まれています。詳細情報は、サポート技術情報 961747 をご覧ください。
Microsoft Baseline Security Analyzer
Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) により、管理者は一般的なセキュリティの誤構成だけでなく、不足しているセキュリティ更新プログラムについても、ローカルおよびリモートのコンピューターをスキャンできます。MBSA の詳細情報については、 Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) Web サイト をご覧ください。以下の表では、このセキュリティ更新プログラム用の MBSA が検出する概要を提供しています。
ソフトウェア | MBSA |
---|---|
Microsoft Office XP Service Pack 3 | 可 |
Microsoft Office 2003 Service Pack 3 | 可 |
Microsoft Office 2007 Service Pack 2 | 可 |
Microsoft Office 2010 (32 ビット版) | 可 |
Microsoft Office 2010 (64 ビット版) | 可 |
Microsoft Office 2004 for Mac | 不可 |
Microsoft Office 2008 for Mac | 不可 |
Microsoft Office for Mac 2011 | 不可 |
Open XML File Format Converter for Mac | 不可 |
Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック Service Pack 2 | 可 |
Microsoft PowerPoint Viewer 2007 Service Pack 2 | 可 |
Microsoft PowerPoint Viewer | 可 |
Microsoft PowerPoint Web App | 可 |
注: MBSA、Microsoft Update および Windows Server Update Services でサポートされていないレガシ製品をご使用のお客様は、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) をご覧のうえ、レガシ製品のサポート セクションのレガシ ツールで包括的にセキュリティ更新プログラムを検出する方法をご参照ください。
Windows Server Update Services
Microsoft Windows Server Update Services (WSUS) により、情報技術の管理者は最新のマイクロソフト製品の更新プログラムを Windows オペレーティング システムを実行しているコンピューターに適用できます。Windows Server Update Services を使用して、セキュリティ更新プログラムを適用する方法に関する詳細情報は、次のマイクロソフトの Web サイトをご覧ください。 Microsoft Windows Server Update Services (WSUS)
Systems Management Server
次の表に、このセキュリティ更新プログラムについての SMS の検出および展開のまとめを記載します。
ソフトウェア | SMS 2.0 | SMS 2003 with SUSFP | SMS 2003 with ITMU | Configuration Manager 2007 |
---|---|---|---|---|
Microsoft Office XP Service Pack 3 | 不可 | 不可 | 可 | 可 |
Microsoft Office 2003 Service Pack 3 | 不可 | 不可 | 可 | 可 |
Microsoft Office 2007 Service Pack 2 | 不可 | 不可 | 可 | 可 |
Microsoft Office 2010 (32 ビット版) | 不可 | 不可 | 可 | 可 |
Microsoft Office 2010 (64 ビット版) | 不可 | 不可 | 可 | 可 |
Microsoft Office 2004 for Mac | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 |
Microsoft Office 2008 for Mac | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 |
Microsoft Office for Mac 2011 | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 |
Open XML File Format Converter for Mac | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 |
Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック Service Pack 2 | 不可 | 不可 | 可 | 可 |
Microsoft PowerPoint Viewer 2007 Service Pack 2 | 不可 | 不可 | 可 | 可 |
Microsoft PowerPoint Viewer | 不可 | 不可 | 可 | 可 |
Microsoft PowerPoint Web App | 不可 | 不可 | 可 | 可 |
SMS 2.0 および SMS 2003 では、SMS はセキュリティ更新プログラムの検出に Security Update Inventory Tool (SUIT) が含まれている SMS SUS Feature Pack (SUSFP) を使用します。詳細は、Systems Management Server 2.0 のダウンロードをご覧ください。
SMS 2003 について、SMS 2003 Inventory Tool for Microsoft Updates (ITMU) は、Microsoft Update により提供されるセキュリティ更新プログラムおよび Windows Server Update Services よりサポートされるセキュリティ更新プログラムを検出するために、SMS により使用されます。SMS 2003 ITMU に関する詳細は、次の マイクロソフトの Web サイト をご覧ください。また SMS 2003 も Microsoft Office Inventory Tool を使用して Microsoft Office アプリケーションに必要な更新プログラムを検出することができます。Office Inventory Tool および別のスキャンニング ツールに関する詳細情報は、SMS 2003 Software Update Scanning Tools (英語情報) をご覧ください。詳細は Downloads for Systems Management Server 2003 (英語情報) もご覧ください。
System Center Configuration Manager 2007 は更新プログラムの検出に WSUS 3.0 を使用します。Configuration Manager 2007 Software Update Management に関する詳細情報は、System Center Configuration Manager 2007 (英語情報) をご覧ください。
SMS に関する詳細情報は、次の SMS Web サイトをご覧ください。
詳細は、マイクロソフト サポート技術情報 961747「Microsoft セキュリティ更新プログラムの検出と展開の手引き」をご覧ください。
Office の管理者用インストールポイント
アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。
Microsoft Office XP のサポートされているバージョンについては、製品の更新プログラムを管理者インストールポイントから適用する (英語情報) をご覧ください。更新された管理者用インストール ポイントから Office XP の元のベースライン ソースまたは Service Pack 3 (SP3) にクライアント コンピューターのソースを変更する方法に関する詳細情報は、マイクロソフト サポート技術情報 922665 をご覧ください。
注: ソフトウェアの更新プログラムを更新された管理的なイメージから中央管理する予定の場合、詳細情報を Updating Office 2000 Clients from a Patched Administrative Image (英語情報) をご覧ください。
Microsoft Office 2003 のサポートされているバージョンについては、Creating an Administrative Installation Point (英語情報) をご覧ください。Microsoft Office 2003 のサポートされていないバージョンの管理者用インストール ポイントの場合は、マイクロソフト サポート技術情報 902349 をご覧ください
注: ソフトウェアの更新プログラムを更新された管理的なイメージから中央管理する予定の場合、詳細情報を Distributing Office 2003 Product Updates (英語情報) をご覧ください。
サポートされているバージョンの Microsoft Office についてのネットワーク インストール ポイントの作成は、Office 2010 のネットワーク インストール ポイントを作成するをご覧ください。
注: Windows Server Update Services を使用してセキュリティ更新プログラムを中央で管理する場合。Windows Server Update Services を使用して、Microsoft Office system 2007 用のセキュリティ更新プログラムを適用するためには、次のマイクロソフトの Web サイトで詳細をご覧ください。Windows Server Update Services 製品概要
Update Compatibility Evaluator および Application Compatibility Toolkit
更新プログラムはアプリケーションを実行するにあたり必要となる同じファイルやレジストリ設定に頻繁に書き込みを行います。これにより、非互換性の原因となったり、セキュリティ更新プログラムの適用にかかる時間が長くなる可能性があります。Application Compatibility Toolkit 5.0 (英語情報) に含まれている Update Compatibility Evaluator (英語情報) コンポーネントでインストールされているアプリケーションに対し、Windows の更新プログラムのテストおよび確認を効率化することができます。 Application Compatibility Toolkit (ACT) には、お客様の環境に Microsoft Windows Vista、Windows Update、Microsoft Security Update または Windows Internet Explorer の新しいバージョンを適用する前に、アプリケーションの互換性問題を評価するために必要なツールやドキュメントが含まれています。
セキュリティ更新プログラムの展開
影響を受けるソフトウェア
影響を受けるソフトウェアに関する特定のセキュリティ更新プログラムについての情報は、該当のリンクをご覧ください。
PowerPoint 2002 (すべてのエディション)
参照表
次の表には、このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムに関する情報が含まれています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」をご覧ください。
この修正を含む予定のサービスパック | |
---|---|
今後のこのソフトウェア向けのサービス パックは計画されていません。この問題に対する修正は今後リリースされる更新プログラムのロールアップに含まれる可能性があります。 | |
展開 | |
ユーザーによる操作を必要としないインストール | PowerPoint 2002: officexp-KB2464617-FullFile-JPN /q:a |
再起動しないインストール | PowerPoint 2002: officexp-KB2464617-FullFile-JPN /r:n |
ログファイル | 対象外 |
詳細 | 「検出および展開ツールとガイダンス」のセクションをご覧ください。機能を選択してインストールする機能については、このセクションのサブセクション「Office の機能」をご覧ください。 |
再起動に関する情報 | |
再起動の必要性 | この更新プログラムは再起動を必要としない場合もあります。必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムを適用すると、再起動が要求されます。この動作が起きた場合、再起動するメッセージが表示されます。再起動が必要になる可能性を低減する手助けとするために、このセキュリティ更新プログラムをインストールする前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由に関する詳細情報は、サポート技術情報 [887012](https://support.microsoft.com/kb/887012) をご覧ください。 再起動が必要になる可能性を低減する手助けとするために、このセキュリティ更新プログラムをインストールする前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由に関する詳細情報は、サポート技術情報 [887012](https://support.microsoft.com/kb/887012) をご覧ください。 |
ホットパッチ | 対象外 |
削除に関する情報 | |
\[コントロール パネル\] の \[プログラムの追加と削除\] を使用します。 注: この更新プログラムを削除する場合、CD ドライブに Microsoft Office XP の CD を挿入するようメッセージが表示される場合があります。さらに、\[コントロール パネル\] の \[アプリケーションの追加と削除\] から更新プログラムを削除するオプションがない場合もあります。この問題について、いくつかの考えられる原因があります。削除に関する詳細情報は、サポート技術情報 [903771](https://support.microsoft.com/kb/903771) をご覧ください。 | |
ファイル情報 | |
サポート技術情報 [2464617](https://support.microsoft.com/kb/2464617) をご覧ください。 | |
レジストリキーの確認 | |
対象外 | |
Office の機能
次の表には、更新プログラムのために再インストールが必要な機能名の一覧が含まれています (大文字、小文字区別)。すべての機能をインストールするためには、REINSTALL=ALL、または次の機能を使用することができます。
製品名 | 機能 |
---|---|
PPT、PROPLUS、PRO、STD、STDEDU | PPTFiles |
注: 組織内で Office 用更新プログラムを適用するための完全なリソースについて、管理された環境での管理者は Microsoft Office Desktop Applications TechCenter をご覧ください。Windows Installer Documentation (英語情報) もまた、Windows インストーラーによりサポートされるパラメータに関する追加情報を提供しています。
展開に関する情報
更新プログラムのインストール
更新プログラムは、「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のセクションの適切なダウンロード リンクからインストールできます。
アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。管理者インストール ポイントに関する詳細情報は、「検出および展開ツールとガイダンス」のサブセクションの「Office の管理者用インストールポイント」の情報を参考にしてください。
このセキュリティ更新プログラムでは、コンピューターに Windows Installer 2.0 またはそれ以降のバージョンがインストールされている必要があります。すべてのサポートされている Windows には、Windows Installer 2.0 またはそれ以降のバージョンが含まれています。
Windows インストーラーの最新バージョンをインストールするためには、次の Web サイトをご覧ください。
- Windows Server 2008、 Windows Vista、Windows Server 2003 および Windows XP 用の Windows Installer 4.5 Redistributable (日本語)
- Windows Server 2003、Windows XP および Windows 2000 用の Windows Installer 3.1 Redistributable (日本語)
- Windows 95、Windows 98、Windows 98 SE および Windows Millennium Edition 用の Windows Installer 2.0 Redistributable
このセキュリティ情報で使用されている用語 (修正プログラムなど) に関しては、サポート技術情報 824684 をご覧ください。
このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。
スイッチ | 説明 |
---|---|
/q | パッケージ処理の状況を一部表示しないモード |
/q:u | ユーザー Quiet モードを指定します。このモードでは、いくつかのダイアログ ボックスが表示されます |
/q:a | 管理者 Quiet モードを指定します。このモードでは、ダイアログ ボックスは表示されません |
/t:<完全なパス> | 一時フォルダーを指定 |
/c | インストールせずに、ファイルを解凍します。/t:<完全なパス> が指定されていない場合、ターゲット フォルダーについて確認メッセージが表示されます |
/c:< 完全なパス> | 作成者により定義されたインストール コマンドを上書きします。Setup.inf ファイルまたは .exe ファイルのパスおよび名前を指定します |
/r:n | インストール後にコンピューターを再起動しません |
/r:i | 必要な場合再起動 - インストールを完了するために必要な場合はコンピューターを自動的に再起動します。(このスイッチが /q:a スイッチと使用される場合を除く) |
/r:a | インストール後、常にコンピューターを再起動します |
/r:s | インストール後、ユーザーにプロンプトを表示せずにコンピューターを再起動します |
/n:v | バージョン チェックなし - 以前のバージョン上にプログラムをインストールします |
注: これらのスイッチはすべての更新プログラムで動作するわけではありません。スイッチが動作しない場合は、そのパッケージに対応した機能が必要です。また、/n:v スイッチの使用はサポートされておらず、コンピューターが起動しなくなる原因となる場合があります。インストールが正常に完了しない場合、その理由をお客様のサポート プロフェッショナルにお問い合わせください。
サポートされるインストール スイッチに関する詳細は、サポート技術情報 197147 をご覧ください。
更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法
Microsoft Baseline Security Analyzer
影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムがインストールされていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールを使用できます。「検出および展開ツールとガイダンス」の下の “Microsoft Baseline Security Analyzer” をご覧ください。
ファイルバージョンの確認
Microsoft Windows にはいくつかのバージョンがあるため、次のステップは使用中のコンピューターにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧ください。
[スタート] をクリックし、次に [検索] をクリックします。
[検索結果] のウィンドウの [検索コンパニオン] の下の [ファイルとフォルダーすべて] をクリックします。
[ファイル名のすべてまたは一部] のボックスで、適切なファイル情報の表からファイル名を入力し、次に [検索] をクリックします。
ファイルの一覧で、適切なファイル情報の表からファイル名を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。
注: インストールされているオペレーティングシステムまたはプログラムのバージョンにより、ファイル情報の表に記載されているファイルで、インストールされないものがある場合もあります。
[バージョン情報] タブで、適切なファイル情報の表に記載されているバージョンと比較し、コンピューターにインストールされているファイルのバージョンを確認します。
注: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。そのほかのファイルの属性をファイル情報の表の情報と比較することは、更新プログラムが正しくインストールされたことを確認する方法としてサポートされていません。また、ファイル名がインストール中に変更される場合があります。ファイルまたはバージョンの情報が存在しない場合、その他の方法によって更新プログラムが正しくインストールされたことを確認してください。
PowerPoint 2003 (すべてのエディション)
参照表
次の表には、このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムに関する情報が含まれています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」をご覧ください。
この修正を含む予定のサービスパック | |
---|---|
この問題に対する更新プログラムは今後リリースされるサービス パックまたは更新プログラムのロールアップに含まれる予定です。 | |
展開 | |
ユーザーによる操作を必要としないインストール | PowerPoint 2003: office2003-KB2464588-FullFile-JPN /q:a |
再起動しないインストール | PowerPoint 2003: office2003-KB2464588-FullFile-JPN /r:n |
ログファイル | 対象外 |
詳細 | 「検出および展開ツールとガイダンス」のセクションをご覧ください。機能を選択してインストールする機能については、このセクションのサブセクション「Office の機能」をご覧ください。 |
再起動に関する情報 | |
再起動の必要性 | この更新プログラムは再起動を必要としない場合もあります。必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムを適用すると、再起動が要求されます。この動作が起きた場合、再起動するメッセージが表示されます。再起動が必要になる可能性を低減する手助けとするために、このセキュリティ更新プログラムをインストールする前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由に関する詳細情報は、サポート技術情報 [887012](https://support.microsoft.com/kb/887012) をご覧ください。 再起動が必要になる可能性を低減する手助けとするために、このセキュリティ更新プログラムをインストールする前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由に関する詳細情報は、サポート技術情報 [887012](https://support.microsoft.com/kb/887012) をご覧ください。 |
ホットパッチ | 対象外 |
削除に関する情報 | |
\[コントロール パネル\] の \[プログラムの追加と削除\] を使用します。 注: この更新プログラムを削除する場合、CD ドライブに Microsoft Office 2003 の CD を挿入するようメッセージが表示される場合があります。さらに、\[コントロール パネル\] の \[アプリケーションの追加と削除\] から更新プログラムを削除するオプションがない場合もあります。この問題について、いくつかの考えられる原因があります。削除に関する詳細情報は、サポート技術情報 [903771](https://support.microsoft.com/kb/903771) をご覧ください。 | |
ファイル情報 | |
サポート技術情報 [2464588](https://support.microsoft.com/kb/2464588) をご覧ください。 | |
レジストリキーの確認 | |
対象外 | |
Office の機能
次の表には、更新プログラムのために再インストールが必要な機能名の一覧が含まれています (大文字、小文字区別)。すべての機能をインストールするためには、REINSTALL=ALL、または次の機能を使用することができます。
製品名 | 機能 |
---|---|
STD11、PPT11、PROI11、PRO11、STDP11、PRO11SB | PPTFiles |
注: 組織内で Office 用更新プログラムを適用するための完全なリソースについて、管理された環境での管理者は Microsoft Office Desktop Applications TechCenter をご覧ください。Windows Installer Documentation (英語情報) もまた、Windows インストーラーによりサポートされるパラメータに関する追加情報を提供しています。
展開に関する情報
更新プログラムのインストール
更新プログラムは、「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のセクションの適切なダウンロード リンクからインストールできます。
このセキュリティ更新プログラムでは、コンピューターに Windows Installer 3.1 またはそれ以降のバージョンがインストールされている必要があります。Microsoft Windows Server 2003 SP1 には、Windows Installer 3.1 またはそれ以降のバージョンが含まれます。
Windows インストーラーの最新バージョンをインストールするためには、次の Web サイトをご覧ください。
- Windows Server 2008、 Windows Vista、Windows Server 2003 および Windows XP 用の Windows Installer 4.5 Redistributable (日本語)
- Windows Server 2003、Windows XP および Windows 2000 用の Windows Installer 3.1 Redistributable (日本語)
- Windows 95、Windows 98、Windows 98 SE および Windows Millennium Edition 用の Windows Installer 2.0 Redistributable
このセキュリティ情報で使用されている用語 (修正プログラムなど) に関しては、サポート技術情報 824684 をご覧ください。
このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。
スイッチ | 説明 |
---|---|
/q | パッケージ処理の状況を一部表示しないモード |
/q:u | ユーザー Quiet モードを指定します。このモードでは、いくつかのダイアログ ボックスが表示されます |
/q:a | 管理者 Quiet モードを指定します。このモードでは、ダイアログ ボックスは表示されません |
/t:<完全なパス> | 一時フォルダーを指定 |
/c | インストールせずに、ファイルを解凍します。/t:<完全なパス> が指定されていない場合、ターゲット フォルダーについて確認メッセージが表示されます |
/c:< 完全なパス> | 作成者により定義されたインストール コマンドを上書きします。Setup.inf ファイルまたは .exe ファイルのパスおよび名前を指定します |
/r:n | インストール後にコンピューターを再起動しません |
/r:i | 必要な場合再起動 - インストールを完了するために必要な場合はコンピューターを自動的に再起動します。(このスイッチが /q:a スイッチと使用される場合を除く) |
/r:a | インストール後、常にコンピューターを再起動します |
/r:s | インストール後、ユーザーにプロンプトを表示せずにコンピューターを再起動します |
/n:v | バージョン チェックなし - 以前のバージョン上にプログラムをインストールします |
注: これらのスイッチはすべての更新プログラムで動作するわけではありません。スイッチが動作しない場合は、そのパッケージに対応した機能が必要です。また、/n:v スイッチの使用はサポートされておらず、コンピューターが起動しなくなる原因となる場合があります。インストールが正常に完了しない場合、その理由をお客様のサポート プロフェッショナルにお問い合わせください。
サポートされるインストール スイッチに関する詳細は、サポート技術情報 197147 をご覧ください。
更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法
Microsoft Baseline Security Analyzer
影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムがインストールされていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールを使用できます。「検出および展開ツールとガイダンス」の下の “Microsoft Baseline Security Analyzer” をご覧ください。
ファイルバージョンの確認
Microsoft Windows にはいくつかのバージョンがあるため、次のステップは使用中のコンピューターにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧ください。
[スタート] をクリックし、次に [検索] をクリックします。
[検索結果] のウィンドウの [検索コンパニオン] の下の [ファイルとフォルダーすべて] をクリックします。
[ファイル名のすべてまたは一部] のボックスで、適切なファイル情報の表からファイル名を入力し、次に [検索] をクリックします。
ファイルの一覧で、適切なファイル情報の表からファイル名を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。
注: インストールされているオペレーティングシステムまたはプログラムのバージョンにより、ファイル情報の表に記載されているファイルで、インストールされないものがある場合もあります。
[バージョン情報] タブで、適切なファイル情報の表に記載されているバージョンと比較し、コンピューターにインストールされているファイルのバージョンを確認します。
注: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。そのほかのファイルの属性をファイル情報の表の情報と比較することは、更新プログラムが正しくインストールされたことを確認する方法としてサポートされていません。また、ファイル名がインストール中に変更される場合があります。ファイルまたはバージョンの情報が存在しない場合、その他の方法によって更新プログラムが正しくインストールされたことを確認してください。
Word 2007 (すべてのエディション) 、Word、Excel および PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック (すべてのバージョン) および、PowerPoint Viewer 2007 (すべてのバージョン)
参照表
次の表には、このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムに関する情報が含まれています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」をご覧ください。
この修正を含む予定のサービスパック | |
---|---|
この問題に対する更新プログラムは今後リリースされるサービス パックまたは更新プログラムのロールアップに含まれる予定です。 | |
展開 | |
ユーザーによる操作を必要としないインストール | PowerPoint 2007: powerpoint2007-kb2464594-fullfile-x86-glb /passive |
Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック Service Pack 2 Office2007-kb2464635-fullfile-x86-glb.exe /passive | |
PowerPoint Viewer 2007 Service Pack 2: Office2007-KB2464623-fullfile-x86-glb.exe /passive | |
再起動しないインストール | PowerPoint 2007: powerpoint2007-kb2464594-fullfile-x86-glb /norestart |
Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック Service Pack 2: Office2007-kb2464635-fullfile-x86-glb.exe /norestart | |
PowerPoint Viewer 2007 Service Pack 2: Office2007-KB2464623-fullfile-x86-glb.exe /norestart | |
ログファイル | /log スイッチを使用することにより、詳細なログ記録を有効にすることができます。詳細は、サポート技術情報 [912203](https://support.microsoft.com/kb/912203) をご覧ください。 |
詳細 | 「検出および展開ツールとガイダンス」のセクションをご覧ください。 |
再起動に関する情報 | |
再起動の必要性 | この更新プログラムは再起動を必要としない場合もあります。必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムを適用すると、再起動が要求されます。この動作が起きた場合、再起動するメッセージが表示されます。再起動が必要になる可能性を低減する手助けとするために、このセキュリティ更新プログラムをインストールする前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由に関する詳細情報は、サポート技術情報 [887012](https://support.microsoft.com/kb/887012) をご覧ください。 再起動が必要になる可能性を低減する手助けとするために、このセキュリティ更新プログラムをインストールする前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由に関する詳細情報は、サポート技術情報 [887012](https://support.microsoft.com/kb/887012) をご覧ください。 |
ホットパッチ | 対象外 |
削除に関する情報 | |
\[コントロール パネル\] の \[プログラムの追加と削除\] を使用します。 注: この更新プログラムを削除する場合、CD ドライブに 2007 Microsoft Office system の CD を挿入するようメッセージが表示される場合があります。さらに、\[コントロール パネル\] の \[アプリケーションの追加と削除\] から更新プログラムを削除するオプションがない場合もあります。この問題について、いくつかの考えられる原因があります。削除に関する詳細情報は、サポート技術情報 [903771](https://support.microsoft.com/kb/903771) をご覧ください。 | |
ファイル情報 | |
PowerPoint 2007: サポート技術情報 [2464594](https://support.microsoft.com/kb/2464594) をご覧ください。 | |
Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック Service Pack 2 サポート技術情報 [2464635](https://support.microsoft.com/kb/2464635) をご覧ください。 | |
PowerPoint Viewer 2007 Service Pack 2: サポート技術情報 [2464623](https://support.microsoft.com/kb/2464623) をご覧ください。 | |
レジストリキーの確認 | |
対象外 | |
展開に関する情報
更新プログラムのインストール
更新プログラムは、「影響を受けるおよび影響を受けないソフトウェア」のセクションの適切なダウンロード リンクからインストールできます。
アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。管理者インストール ポイントに関する詳細情報は、「検出および展開ツールとガイダンス」のサブセクションの「Office の管理者用インストールポイント」の情報を参考にしてください。
このセキュリティ更新プログラムでは、コンピューターに Windows Installer 3.1 またはそれ以降のバージョンがインストールされている必要があります。Microsoft Windows Server 2003 SP1 には、Windows Installer 3.1 またはそれ以降のバージョンが含まれます。
Windows インストーラーの最新バージョンをインストールするためには、次の Web サイトをご覧ください。
- Windows Server 2008、 Windows Vista、Windows Server 2003 および Windows XP 用の Windows Installer 4.5 Redistributable (日本語)
- Windows Server 2003、Windows XP および Windows 2000 用の Windows Installer 3.1 Redistributable (日本語)
このセキュリティ情報で使用されている用語 (修正プログラムなど) に関しては、サポート技術情報 824684 をご覧ください。
このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。
スイッチ | 説明 |
---|---|
/? または /help | 使用ダイアログを表示します。 |
/passive | 無人モードを指定します。ユーザーの操作を必要としません。ユーザーには基本的な進行ダイアログが表示されますがキャンセルはできません。 |
/quiet | Quiet モードを指定します。パッケージ処理の状況を表示しません。 |
/norestart | コンピューターの再起動が必要な場合に、ユーザーに再起動を促すメッセージが表示されないようにします。 |
/forcerestart | 再起動の必要性の有無にかかわらず、更新プログラムの適用後にコンピューターを自動的に再起動します。 |
/extract | インストールせずに、ファイルを解凍します。ターゲットフォルダーについてメッセージが表示されます。 |
/extract:<完全なパス> | パッケージの内容を <完全なパス> に展開します。<完全なパス> が指定されていない場合は、[参照] ダイアログ ボックスが表示されます。 |
/lang:<LCID> | 更新プログラムのパッケージが特定の言語をサポートしている場合、その言語の使用を強制します。 |
/log:<完全なパス> | 更新プログラムのインストールの詳細ログを有効にします。 |
注: これらのスイッチを 1 つのコマンドに組み込むことができます。旧バージョンとの互換性のため、このセキュリティ更新プログラムは、セットアップ プログラムの以前のバージョンによって使用されるセットアップ スイッチもサポートしています。サポートされるインストール スイッチに関する詳細は、サポート技術情報 912203 をご覧ください。
更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法
Microsoft Baseline Security Analyzer
影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムがインストールされていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールを使用できます。「検出および展開ツールとガイダンス」の下の “Microsoft Baseline Security Analyzer” をご覧ください。
ファイルバージョンの確認
Microsoft Windows にはいくつかのバージョンがあるため、次のステップは使用中のコンピューターにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧ください。
[スタート] をクリックし、次に [検索] をクリックします。
[検索結果] のウィンドウの [検索コンパニオン] の下の [ファイルとフォルダーすべて] をクリックします。
[ファイル名のすべてまたは一部] のボックスで、適切なファイル情報の表からファイル名を入力し、次に [検索] をクリックします。
ファイルの一覧で、適切なファイル情報の表からファイル名を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。
注: インストールされているオペレーティングシステムまたはプログラムのバージョンにより、ファイル情報の表に記載されているファイルで、インストールされないものがある場合もあります。
[バージョン情報] タブで、適切なファイル情報の表に記載されているバージョンと比較し、コンピューターにインストールされているファイルのバージョンを確認します。
注: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。そのほかのファイルの属性をファイル情報の表の情報と比較することは、更新プログラムが正しくインストールされたことを確認する方法としてサポートされていません。また、ファイル名がインストール中に変更される場合があります。ファイルまたはバージョンの情報が存在しない場合、その他の方法によって更新プログラムが正しくインストールされたことを確認してください。
PowerPoint 2010 (すべてのエディション) 、PowerPoint Viewer 2007 (すべてのバージョン) および、PowerPoint Web App
参照表
次の表には、このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムに関する情報が含まれています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」をご覧ください。
この修正を含む予定のサービスパック | |
---|---|
この問題に対する更新プログラムは今後リリースされるサービス パックまたは更新プログラムのロールアップに含まれる予定です。 | |
展開 | |
ユーザーによる操作を必要としないインストール | PowerPoint 2010 (32 ビット版): powerpoint2010-kb2519975-fullfile-x86-glb /passive |
PowerPoint 2010 (64 ビット版): powerpoint2010-kb2519975-fullfile-x64-glb /passive | |
PowerPoint Viewer: office2010-kb2519984-fullfile-x86-glb. exe /passive | |
PowerPoint Web App: webapplications2010-kb2520047-fullfile-x64-glb.exe /passive | |
再起動しないインストール | PowerPoint 2010 (32 ビット版): powerpoint2010-kb2519975-fullfile-x86-glb /norestart |
PowerPoint 2010 (64 ビット版): powerpoint2010-kb2519975-fullfile-x64-glb /norestart | |
PowerPoint Viewer: office2010-kb2519984-fullfile-x86-glb. exe /norestart | |
PowerPoint Web App: webapplications2010-kb2520047-fullfile-x64-glb.exe /norestart | |
ログファイル | /log スイッチを使用することにより、詳細なログ記録を有効にすることができます。詳細は、サポート技術情報 [912203](https://support.microsoft.com/kb/912203) をご覧ください。 |
詳細 | 「検出および展開ツールとガイダンス」のセクションをご覧ください。 |
再起動に関する情報 | |
再起動の必要性 | この更新プログラムは再起動を必要としない場合もあります。必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムを適用すると、再起動が要求されます。この動作が起きた場合、再起動するメッセージが表示されます。 再起動が必要になる可能性を低減する手助けとするために、このセキュリティ更新プログラムをインストールする前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由に関する詳細情報は、サポート技術情報 [887012](https://support.microsoft.com/kb/887012) をご覧ください。 |
ホットパッチ | 対象外 |
削除に関する情報 | |
\[コントロール パネル\] の \[プログラムの追加と削除\] を使用します。 注: この更新プログラムを削除する場合、CD ドライブに 2007 Microsoft Office system の CD を挿入するようメッセージが表示される場合があります。さらに、\[コントロール パネル\] の \[アプリケーションの追加と削除\] から更新プログラムを削除するオプションがない場合もあります。この問題について、いくつかの考えられる原因があります。削除に関する詳細情報は、サポート技術情報 [903771](https://support.microsoft.com/kb/903771) をご覧ください。 | |
ファイル情報 | |
PowerPoint 2010: サポート技術情報 [2489283](https://support.microsoft.com/kb/2489283) をご覧ください。 | |
PowerPoint Viewer: サポート技術情報 [2519984](https://support.microsoft.com/kb/2519984) をご覧ください。 | |
PowerPoint Web App: サポート技術情報 [2520047](https://support.microsoft.com/kb/2520047) をご覧ください。 | |
レジストリキーの確認 | |
対象外 | |
展開に関する情報
更新プログラムのインストール
更新プログラムは、「影響を受けるおよび影響を受けないソフトウェア」のセクションの適切なダウンロード リンクからインストールできます。
アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。管理者インストール ポイントに関する詳細情報は、「検出および展開ツールとガイダンス」のサブセクションの「Office の管理者用インストールポイント」の情報を参考にしてください。
このセキュリティ更新プログラムでは、コンピューターに Windows Installer 3.1 またはそれ以降のバージョンがインストールされている必要があります。Microsoft Windows Server 2003 SP1 には、Windows Installer 3.1 またはそれ以降のバージョンが含まれます。
Windows インストーラーの最新バージョンをインストールするためには、次の Web サイトをご覧ください。
- Windows Server 2008、 Windows Vista、Windows Server 2003 および Windows XP 用の Windows Installer 4.5 Redistributable (日本語)
- Windows Server 2003、Windows XP および Windows 2000 用の Windows Installer 3.1 Redistributable (日本語)
このセキュリティ情報で使用されている用語 (修正プログラムなど) に関しては、サポート技術情報 824684 をご覧ください。
このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。
スイッチ | 説明 |
---|---|
/? または /help | 使用ダイアログを表示します。 |
/passive | 無人モードを指定します。ユーザーの操作を必要としません。ユーザーには基本的な進行ダイアログが表示されますがキャンセルはできません。 |
/quiet | Quiet モードを指定します。パッケージ処理の状況を表示しません。 |
/norestart | コンピューターの再起動が必要な場合に、ユーザーに再起動を促すメッセージが表示されないようにします。 |
/forcerestart | 再起動の必要性の有無にかかわらず、更新プログラムの適用後にコンピューターを自動的に再起動します。 |
/extract | インストールせずに、ファイルを解凍します。ターゲットフォルダーについてメッセージが表示されます。 |
/extract:<完全なパス> | パッケージの内容を <完全なパス> に展開します。<完全なパス> が指定されていない場合は、[参照] ダイアログ ボックスが表示されます。 |
/lang:<LCID> | 更新プログラムのパッケージが特定の言語をサポートしている場合、その言語の使用を強制します。 |
/log:<完全なパス> | 更新プログラムのインストールの詳細ログを有効にします。 |
注: これらのスイッチを 1 つのコマンドに組み込むことができます。旧バージョンとの互換性のため、このセキュリティ更新プログラムは、セットアップ プログラムの以前のバージョンによって使用されるセットアップ スイッチもサポートしています。サポートされるインストール スイッチに関する詳細は、サポート技術情報 912203 をご覧ください。
更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法
Microsoft Baseline Security Analyzer
影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムがインストールされていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールを使用できます。「検出および展開ツールとガイダンス」の下の “Microsoft Baseline Security Analyzer” をご覧ください。
ファイルバージョンの確認
Microsoft Windows にはいくつかのバージョンがあるため、次のステップは使用中のコンピューターにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧ください。
- [スタート] をクリックし、次に [検索] をクリックします。
- [検索結果] のウィンドウの [検索コンパニオン] の下の [ファイルとフォルダーすべて] をクリックします。
- [ファイル名のすべてまたは一部] のボックスで、適切なファイル情報の表からファイル名を入力し、次に [検索] をクリックします。
- ファイルの一覧で、適切なファイル情報の表からファイル名を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。
- [バージョン情報] タブで、適切なファイル情報の表に記載されているバージョンと比較し、コンピューターにインストールされているファイルのバージョンを確認します。
Office 2004 for Mac
適用に関する情報
必要条件
- G3 の Mac OS X バージョン 10.2.8 またはそれ以降のバージョン、Mac OS X 対応のプロセッサ-またはそれ以降のプロセッサ-
- このセキュリティ更新プログラムをインストールするには、Mac OS X のユーザー アカウントは管理者特権を所有している必要があります。
更新プログラムのインストール
Microsoft ダウンロード センターから Microsoft Office 2008 for Mac 12.2.9 用の更新プログラムの適切な言語バージョンをダウンロードし、インストールします。
- ウイルス対策アプリケーション、すべての Microsoft Office アプリケーション、Microsoft Messenger for Mac および Office Notifications などのすべての実行されているアプリケーションを終了します。この理由は、これらのアプリケーションがインストールを干渉する可能性があるためです。
- デスクトップの [Microsoft Office 2004 for Mac 11.6.3 Update] ボリュームを開きます。このステップは自動で実行される場合もあります。
- 更新プロセスをスタートさせるためには、Microsoft Office 2004 for Mac 11.6.3 Update ボリュームのウィンドウで、Microsoft Office 2004 for Mac 11.6.3 Update アプリケーションをダブルクリックし、画面の説明に従います。
- インストールが正常に終了すると、ハード ディスクから更新プログラムのインストーラーを削除することができます。インストールが正常に終了したことを確認するためには、「更新プログラムが正しくインストールされたかどうか確認する方法」のセクションをご覧ください。更新プログラムのインストーラを削除するためには、まず Microsoft Office 2004 for Mac 11.6.3 Update ボリュームを [ごみ箱] にドラッグし、次にダウンロードしたファイルを [ごみ箱] にドラッグします。
更新プログラムが正しくインストールされたかどうか確認する方法
影響を受けるコンピューター上に、セキュリティ更新プログラムがインストールされたかどうか確認するには、以下のステップに従ってください。
- [ファインダー] で Application Folder に移動します (Microsoft Office 2004: Office)。
- ファイル [Microsoft Component Plugin] を選択します。
- [ファイル] メニューで [情報を見る] または [Show Info] をクリックします。
バージョン番号が 11.6.3 であれば、この更新プログラムは正常にインストールされています。
再起動の必要性
なし。
削除に関する情報
この更新プログラムはアンインストールすることができません。
その他の情報
この更新プログラムのダウンロードまたは使用における技術的な質問または問題については、Microsoft for Mac サポートで、利用可能なサポート オプションをご覧ください。
Office 2008 for Mac
適用に関する情報
必要条件
- Intel、PowerPC G5 または PowerPC G4 (500 MHz 以上) プロセッサの Mac OS X version 10.4.9 またはそれ以降
- このセキュリティ更新プログラムをインストールするには、Mac OS X のユーザー アカウントは管理者特権を持っている必要があります。
更新プログラムのインストール
Microsoft ダウンロード センターから Microsoft Office 2008 for Mac 12.2.9 用の更新プログラムの適切な言語バージョンをダウンロードし、インストールします。
- ウイルス対策アプリケーション、すべての Microsoft Office アプリケーション、Microsoft Messenger for Mac および Office Notifications などのすべての実行されているアプリケーションを終了します。この理由は、これらのアプリケーションがインストールを干渉する可能性があるためです。
- デスクトップの [Microsoft Office 2008 for Mac 12.2.9 Update] ボリュームを開きます。このステップは自動で実行される場合もあります。
- 更新プロセスをスタートさせるためには、Microsoft Office 2008 for Mac 12.2.9 Update ボリュームのウィンドウで、Microsoft Office 2008 for Mac 12.2.9 Update アプリケーションをダブルクリックし、画面の説明に従います。
- インストールが正常に終了すると、ハード ディスクから更新プログラムのインストーラーを削除することができます。インストールが正常に終了したことを確認するためには、「更新プログラムが正しくインストールされたかどうか確認する方法」のセクションをご覧ください。更新プログラムのインストーラーを削除するためには、まず Microsoft Office 2008 for Mac 12.2.9 Update ボリュームを [ごみ箱] にドラッグし、次にダウンロードしたファイルを [ごみ箱] にドラッグします。
更新プログラムが正しくインストールされたかどうか確認する方法
影響を受けるコンピューター上に、セキュリティ更新プログラムがインストールされたかどうか確認するには、以下のステップに従ってください。
- Finder で Application Folder (Microsoft Office 2008: Office) に移動します。
- ファイル [Microsoft Component Plugin] を選択します。
- [ファイル] メニューで [情報を見る] または [Show Info] をクリックします。
バージョン番号が 12.2.9 であれば、この更新プログラムは正常にインストールされています。
再起動の必要性
なし。この更新プログラムはコンピューターを再起動する必要はありません。
削除に関する情報
この更新プログラムはアンインストールすることができません。
その他の情報
この更新プログラムのダウンロードまたは使用における技術的な質問または問題については、Microsoft for Mac サポートで、利用可能なサポート オプションをご覧ください。
Office for Mac 2011
展開に関する情報
必要
- Intel のプロセッサーの Mac OS X version 10.5.8 またはそれ以降のバージョン
- このセキュリティ更新プログラムをインストールするには、Mac OS X のユーザー アカウントは管理者特権を所有している必要があります。
更新プログラムのインストール
Microsoft ダウンロード センター から Microsoft Office 2011 14.1 用の更新プログラムの適切な言語バージョンをダウンロードし、インストールします。
- インストールの妨げになる可能性があるため、ウイルス対策アプリケーションおよびすべてのマイクロソフトの Office アプリケーションなど、すべてのアプリケーションを閉じてください。
- デスクトップの [Microsoft Office for Mac 2011 14.1] ボリュームを開きます。このステップは自動で実行される場合もあります。
- 更新プロセスをスタートさせるためには、Microsoft Office for Mac 2011 14.1 Update ボリュームのウィンドウで、Microsoft Office for Mac 2011 14.1 の更新プログラムのアプリケーションをダブルクリックし、画面の説明に従います。
- インストールが正常に終了すると、ハード ディスクから更新プログラムのインストーラ-を削除することができます。インストールが正常に終了したことを確認するためには、「更新プログラムが正しくインストールされたかどうか確認する方法」のセクションをご覧ください。更新プログラムのインストーラーを削除するためには、まず Microsoft Office for Mac 2011 14.1 Update ボリュームを [ごみ箱] にドラッグし、次にダウンロードしたファイルを [ごみ箱] にドラッグします。
更新プログラムが正しくインストールされたかどうか確認する方法 :
影響を受けるコンピューター上に、セキュリティ更新プログラムがインストールされたかどうか確認するには、以下のステップに従ってください。
- [ファインダー] で Application Folder に移動します (Microsoft Office 2011)。
- Word、Excel、PowerPoint または Outlook を選択して、アプリケーションを起動します。
- アプリケーションのメニューで、[About Application_Name] をクリックします (Application_Name は、Word、Excel、PowerPoint または Outlook です)。
最新の更新プログラムのバージョン番号が 14.1 であれば、この更新プログラムは正常にインストールされています。
再起動の必要性
なし
更新プログラムの削除
このセキュリティ更新プログラムはアンインストールすることができません。
その他の情報
この更新プログラムのダウンロードまたは使用における技術的な質問や問題については、Microsoft for Mac Support (英語情報) で、利用可能なサポート オプションをご覧ください。
Open XML File Format Converter for Mac
適用に関する情報
必要条件
- Intel、PowerPC G5 または PowerPC G4 (500 MHz 以上) プロセッサの Mac OS X version 10.4.9 またはそれ以降
- このセキュリティ更新プログラムをインストールするには、Mac OS X のユーザー アカウントは管理者特権を持っている必要があります。
更新プログラムのインストール
Microsoft ダウンロード センターから Mac 1.1.9 用の Open XML File Format Converter の更新プログラムの適切な言語バージョンをダウンロードし、インストールします。
- ウイルス対策アプリケーション、すべての Microsoft Office アプリケーション、Microsoft Messenger for Mac および Office Notifications などのすべての実行されているアプリケーションを終了します。この理由は、これらのアプリケーションがインストールを干渉する可能性があるためです。
- デスクトップの [Open XML File Format Converter for Mac 1.1.9] ボリュームを開きます。このステップは自動で実行される場合もあります。
- 更新プロセスを開始するには、Open XML File Format Converter for Mac 1.1.9 Update ボリュームのウィンドウで、Open XML File Format Converter for Mac 1.1.9 Update アプリケーションをダブルクリックし、画面の説明に従います。
- インストールが正常に終了すると、ハード ディスクから更新プログラムのインストーラ-を削除することができます。インストールが正常に終了したことを確認するためには、「更新プログラムが正しくインストールされたかどうか確認する方法」のセクションをご覧ください。更新プログラムのインストーラを削除するためには、まず Open XML File Format Converter for Mac 1.1.9 Update ボリュームを [ごみ箱] にドラッグし、次にダウンロードしたファイルを [ごみ箱] にドラッグします。
更新プログラムが正しくインストールされたかどうか確認する方法
影響を受けるコンピューター上に、セキュリティ更新プログラムがインストールされたかどうか確認するには、以下のステップに従ってください。
- Finder で Application Folder に移動します。
- ファイル を選択し、[XML File Format Converter] を開きます。
- [ファイル] メニューで [情報を見る] または [Show Info] をクリックします。
バージョン番号が 1.1.9 であれば、この更新プログラムは正常にインストールされています。
再起動の必要性
なし。この更新プログラムはコンピューターを再起動する必要はありません。
削除に関する情報
この更新プログラムはアンインストールすることができません。
その他の情報
この更新プログラムのダウンロードまたは使用における技術的な質問または問題については、Microsoft for Mac サポートで、利用可能なサポート オプションをご覧ください。
その他の情報
謝辞
この問題を連絡し、顧客の保護に協力して下さった下記の方に対し、マイクロソフトは深い謝意を表します。
- 「Techno-color Time Bandit の浮動小数点の RCE の脆弱性」 - CVE-2011-0655 の 問題を報告してくださった TippingPoint の Zero Day Initiative
- 「Persist ディレクトリの RCE の脆弱性」 - CVE-2011-0656 の 問題を報告してくださった TippingPoint の Zero Day Initiative
- 「OfficeArt の Atom の RCE の脆弱性」 - CVE-2011-0976 の 問題を報告してくださった TippingPoint の Zero Day Initiative
Microsoft Active Protections Program (MAPP)
お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。この様な保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報は、Microsoft Active Protections Program (MAPP) Partners (英語情報) に記載されている各社の Web サイトをご覧ください。
サポート
- セキュリティ関連、およびセキュリティ更新プログラムに関するご質問や、ご不明な点などありましたら、マイクロソフト セキュリティ情報センターまでご連絡ください。 マイクロソフト セキュリティ情報センター
- その他、製品に関するご質問は、マイクロソフト プロダクト サポートまでご連絡ください。マイクロソフトでは、お問い合わせの内容が弊社製品の不具合が原因である場合、無償またはインシデントの未消費にてサポートをご提供いたします。 マイクロソフト プロダクト サポートへの連絡方法はこちらをご覧ください。
免責条項
本セキュリティ情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。
更新履歴
- 2011/04/13: このセキュリティ情報ページを公開しました。
- 2011/04/21: このセキュリティ情報ページを更新し、Microsoft PowerPoint Web App の更新プログラム (KB2520047) によって置き換えられるセキュリティ情報を修正しました。今回の更新は情報のみの変更です。更新プログラムのファイルおよび検出ロジックへの変更はありません。
Built at 2014-04-18T01:50:00Z-07:00