マイクロソフト セキュリティ情報 MS11-089 - 重要
Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2590602)
公開日: 2011年12月14日 | 最終更新日: 2012年2月24日
バージョン: 1.2
概説
概要
このセキュリティ更新プログラムは非公開で報告された Microsoft Office に存在する 1 件の脆弱性を解決します。この脆弱性は、特別な細工がされた Word ファイルをユーザーが開いた場合にリモートでコードが実行される可能性があります。この脆弱性が悪用された場合、攻撃者がログオン ユーザーと同じ権限を取得する可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者特権で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。
これは、Microsoft Office 2007、Microsoft Office 2010、および Microsoft Office for Mac 2011 のすべてのサポートされているエディション用の深刻度「重要」のセキュリティ更新プログラムです。詳細については、このセクションのサブセクション「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」を参照してください。
このセキュリティ更新プログラムは Microsoft Word が特別に細工された Word ファイルを解析する方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。これらの脆弱性の詳細については、次の「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。
推奨する対応策: お客様は Microsoft Update サービスを使用して Microsoft Update からオンラインで更新プログラムをチェックするための自動更新を構成することができます。Microsoft Update から更新プログラムをオンラインでチェックするために自動更新を有効にし、構成しているお客様は、通常このセキュリティ更新プログラムは自動でダウンロードおよびインストールされるため、特に操作をする必要はありません。自動更新を有効にしていない場合、この更新プログラムを手動で Microsoft Update で確認し、インストールする必要があります。サポートされているエディションの Windows XP および Windows Server 2003 の自動更新の特定の構成オプションの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 294871 を参照してください。Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、および Windows Server 2008 R2 のサポートされているエディションの自動更新の詳細については、「Windows 自動更新とは」を参照してください。
管理者およびエンタープライズのインストール、またはこのセキュリティ更新プログラムを手動でインストールしたいエンドユーザーは、更新プログラムの管理ソフトウェアまたは Microsoft Update サービスで更新プログラムを確認して、この更新プログラムをできる限り早期に適用することを推奨します。
このセキュリティ情報の後半の「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。
既知の問題 なし
影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア
ここに記載されているソフトウェアをテストし、影響を受けるバージョンまたはエディションを確認しました。その他のバージョンまたはエディションはサポート ライフサイクルが終了したか、または影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。
影響を受けるソフトウェア
Microsoft Office スイートおよびその他のソフトウェア | 最も深刻な脆弱性の影響 | 総合的な深刻度 | この更新プログラムにより置き換えられるセキュリティ情報 | |
---|---|---|---|---|
Microsoft Office スイートおよびコンポーネント | ||||
[Microsoft Office 2007 Service Pack 2 および Microsoft Office 2007 Service Pack 3](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=e924cd85-5764-4056-bd32-b0e57dc25146) (KB2596785) | リモートでコードが実行される | 重要 | なし | |
[Microsoft Office 2010 および Microsoft Office 2010 Service Pack 1 (32 ビット版)](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=e47c0694-a9a5-4dd7-bfba-e470d9855c28) (KB2589320) | リモートでコードが実行される | 重要 | なし | |
[Microsoft Office 2010 および Microsoft Office 2010 Service Pack 1 (64 ビット版)](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=6c2d5273-eef9-4ff6-be6f-8d86f417f004) (KB2589320) | リモートでコードが実行される | 重要 | なし | |
Microsoft Office for Mac | ||||
[Microsoft Office for Mac 2011](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=3c8017d6-232c-42a6-a133-96efe3ad3385) (KB2644347) | リモートでコードが実行される | 重要 | [MS11-072](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=225047) |
Office およびその他のソフトウェア |
---|
Microsoft SharePoint Server 2010 および Microsoft SharePoint Server 2010 Service Pack 1 |
Microsoft Office Web Application Companions (WAC) |
Microsoft Office 2003 Service Pack 3 |
Microsoft Office 2004 for Mac |
Microsoft Office 2008 for Mac |
Open XML File Format Converter for Mac |
Microsoft Visio 2010 および Microsoft Visio 2010 Service Pack 1 (32 ビット版) |
Microsoft Visio 2010 および Microsoft Visio 2010 Service Pack 1 (64 ビット版) |
Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック Service Pack 2 |
Microsoft Office 互換機能パック Service Pack 3 |
Microsoft Office Word Viewer |
Microsoft Visio Viewer 2010 および Microsoft Visio Viewer 2010 Service Pack 1 |
Microsoft Works 9 |
このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)
ファイル情報の詳細はどこにありますか?
ファイル情報の詳細の場所については、「セキュリティ更新プログラムの展開」の参照表をご覧ください。
このセキュリティ更新プログラムが、影響を受けるバージョンの Office について、深刻度の評価が「重要」でしかないのは、なぜですか? Microsoft Office XP およびそれ以降のバージョンには、ドキュメントを開く前に、ユーザーに [開く]、[保存] または [キャンセル] の確認メッセージを表示する機能が組み込まれています。この脆弱性の悪用には、複数のユーザーの操作が攻撃者にとっての必要条件となるため、この脆弱性の問題を緩和する要素によって深刻度が「緊急」から「重要」に軽減されます。
この脆弱性についての攻撃の経路は Microsoft Word によるものですが、 なぜ これは Microsoft Office のセキュリティ情報なのですか?
CVE-2011-1983 の攻撃の経路は、影響を受けるバージョンの Microsoft Word だけによるものですが、影響を受けるコードは Microsoft Office の共有コンポーネントに含まれています。サポートされている一部のリリースの Microsoft Visio (KB2553374 (x86) および KB2553374 (x64) を参照)、Microsoft Visio Viewer (KB2553353 (x86) および KB2553353 (x64) を参照)、Microsoft Office Web Application Companions (WAC) (KB2553153 を参照)、Microsoft SharePoint Server 2010 (KB2553132 を参照) などの他の Microsoft Office ソフトウェアにも、影響を受ける共有 Microsoft Office コンポーネントが含まれていますが、影響を受けるコードにアクセスしないため、この脆弱性の危険にさらされることはありません。しかし、影響を受けるコードが存在しているため、この更新プログラムが提供されます。
Microsoft Office ソフトウェアをインストールしていますが、なぜこの更新プログラムが提供されないのですか?
この更新プログラムは、影響を受ける共有 Microsoft Office コンポーネントが含まれている Microsoft Office ソフトウェアを実行するシステムのみに提供されます。
CVE-2011-1983 の攻撃方法は影響を受けるバージョンの Microsoft Word によるもののみです。影響を受ける Microsoft Office の共有コンポーネントが存在するため、そのほかの Microsoft Office ソフトウェアにもこの更新プログラムが提供される場合がありますが、影響を受けるコードはアクセスされないため、この脆弱性による影響は受けません。
影響を受けないバージョンの Microsoft Office ソフトウェア に更新プログラムを提供するのは、マイクロソフトの更新のメカニズムに問題があるということですか?
いいえ。更新のメカニズムは正しく機能しています。お使いのシステム上でこの更新プログラムよりも古いバージョンのファイルを検出したため、この更新プログラムを提供します。
このセキュリティ情報で説明しているソフトウェアの旧バージョンを使用しています。どうすればよいですか?
このセキュリティ情報に記載されている影響を受けるソフトウェアのテストを行い、影響を受けるリリースを確認しました。その他のリリースは、サポート ライフサイクルが終了しました。製品のライフサイクルに関する詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web ページを参照してください。
今後、脆弱性の影響を受けないようにするため、旧リリースのソフトウェアを使用しているお客様は、サポート対象のリリースに移行することを強く推奨します。使用するソフトウェアのサポート ライフサイクルを確認するには、プロダクト サポート ライフサイクル - 製品一覧を参照してください。これらのソフトウェアのリリースのサービス パックの詳細については、プロダクト サポート ライフサイクル - 製品一覧を参照してください。
以前のソフトウェアに関するカスタム サポートが必要なお客様は、担当営業、またはマイクロソフト アカウント チームの担当者、担当テクニカル アカウント マネージャー (TAM)、またはカスタム サポート オプションのマイクロソフト パートナー担当者までご連絡ください。プレミア契約をお持ちでないお客様は、マイクロソフト サポート契約センター (営業時間 9:30-12:00 13:00-19:00 土日祝祭日を除く TEL:0120-17-0196 FAX:03-5388-8253) までお問い合わせください。連絡先の情報は、Microsoft Worldwide Information Web サイトの Contact Information のプルダウン リストから、国を選択し、[Go] ボタンをクリックすると、連絡先の電話番号が表示されます。お問い合わせの際、お住まいの地域のプレミア サポート営業担当にご連絡ください。詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシー FAQ を参照してください。
脆弱性の情報
深刻度および脆弱性識別番号
次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日間でこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、12 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。詳細については、Microsoft Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。
影響を受けるソフトウェア | Word の解放後使用の脆弱性 – CVE-2011-1983 | 総合的な深刻度 |
---|---|---|
Microsoft Office スイートおよびコンポーネント | ||
Microsoft Office 2007 Service Pack 2 および Microsoft Office 2007 Service Pack 3 | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 |
Microsoft Office 2010 および Microsoft Office 2010 Service Pack 1 (32 ビット版) | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 |
Microsoft Office 2010 および Microsoft Office 2010 Service Pack 1 (64 ビット版) | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 |
Microsoft Office for Mac | ||
Microsoft Office for Mac 2011 | 重要 リモートでコードが実行される | 重要 |
Word の解放後使用の脆弱性 – CVE-2011-1983
Microsoft Word が特別に細工された Word ファイルを処理する方法に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性の悪用に成功した場合、影響を受けるシステムを完全に制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。
Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性を確認するには、CVE-2011-1983 を参照してください。
「Word の解放後使用の脆弱性」の問題を緩和する要素 – CVE-2011-1983
緩和する要素は、既定の状態における設定、一般的な構成または最善策を示し、脆弱性悪用の深刻度が下がる場合があります。お客様の状況で、次の「緩和する要素」が役立つ場合があります。
- Web ベースの攻撃のシナリオで、攻撃者はこの脆弱性の悪用を意図した Word ファイルを含む Web サイトをホストする可能性があります。また、侵害された Web サイトやユーザーによって提供されたコンテンツや広告を容認またはホストする Web サイトに、この脆弱性を悪用するために特別に細工したコンテンツが含まれている場合があります。ただし、いずれの場合も、攻撃者が強制的にユーザーをこのような Web サイトにアクセスさせることはできません。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーを攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した Word ファイルを開かせることが攻撃者にとっての必要条件となります。
- この脆弱性は、電子メールを介して、自動的に悪用されることはありません。電子メール メッセージで送信された添付ファイルを開かない限り、攻撃は実行されません。
- この脆弱性が悪用された場合、攻撃者がログオン ユーザーと同じ権限を取得する可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者特権で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。
「Word の解放後使用の脆弱性」の回避策 – CVE-2011-1983
回避策は、根本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムを適用するまでの間、既知の攻撃方法の阻止に役立つ設定または構成の変更を示します。マイクロソフトは次の回避策をテストし、回避策が機能性を低下させるかどうかの情報を提供しています。
信頼できない、または信頼できるソースから予期せず受け取った Office ファイルを開かない
信頼できない、または信頼できるソースから予期せず受け取った Office ファイルを開かないでください。ユーザーが特別な細工がされたファイルを開いた場合、この脆弱性が悪用される可能性があります。
「Word の解放後使用の脆弱性」のよく寄せられる質問 – CVE-2011-1983
この脆弱性により、どのようなことが起こる可能性がありますか?
これはリモートでコードが実行される脆弱性です。攻撃者はこの脆弱性を悪用し、影響を受けるコンピューターをリモートで完全に制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。
何が原因で起こりますか?
この脆弱性は、Microsoft Word がメモリのオブジェクトを適切に処理しない場合に起こります。
この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか?
攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ログオン ユーザーとして任意のコードを実行する可能性があります。ユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。コンピューターでのユーザー権限が低い設定のアカウントを持つユーザーは、管理者特権で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。
攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか?
この脆弱性が悪用されるには、ユーザーが Microsoft Word の影響を受けるバージョンで、特別に細工された Word ファイルを開くことが攻撃者にとっての必要条件となります。
電子メールの攻撃シナリオでは、攻撃者は特別に細工した Word のファイルをユーザーに送信し、ユーザーにそのファイルを開くよう誘導することにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。
Web ベースの攻撃のシナリオでは、この脆弱性の悪用を意図した Word ファイルが含まれる Web サイトをホストしていることが攻撃者にとっての必要条件となります。さらに、侵害された Web サイトやユーザー提供のコンテンツを受け入れる、またはホストする Web サイトには、特別に細工したコンテンツが含まれており、この脆弱性が悪用される可能性があります。攻撃者は、特別に細工した Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできないと考えられます。その代わり、通常ユーザーに攻撃者の Web サイトへのリンクをクリックさせることにより、その Web サイトを訪問させ、その後、ユーザーに特別な細工がされた Word ファイルを表示させることが攻撃者にとっての必要条件となります。
主にどのコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか?
ワークステーションなど、Microsoft Word を使用しているシステムが、主にこの脆弱性による危険にさらされます。管理者がユーザーにサーバーへのログオンおよびプログラムの実行を許可している場合、サーバーが影響を受ける可能性が高くなります。しかし、最善策では、これを許可しないことを強く推奨しています。
この更新プログラムはどのように問題を修正しますか?
この更新プログラムは Microsoft Word が特別に細工された Word ファイルを解析する方法を修正することにより、これらの脆弱性を解決します。
このセキュリティ情報の公開時に、この脆弱性は一般に知られていましたか?
いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開を通して、この脆弱性に関する情報を受けました。
このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか?
いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。
更新プログラムに関する情報
検出および展開ツールとガイダンス
セキュリティ セントラル
組織のサーバー、デスクトップ、モバイル コンピューターに適用する必要があるソフトウェアおよびセキュリティ更新プログラムを管理してください。詳細については、TechNet 更新プログラム管理センターを参照してください。Microsoft TechNet セキュリティ センターでは、マイクロソフト製品に関するセキュリティ情報を提供しています。
セキュリティ更新プログラムは、Microsoft Update および Windows Update から入手できます。セキュリティ更新プログラムは、Microsoft ダウンロード センターからもダウンロードできます。「セキュリティ更新プログラム」のキーワード探索で容易に見つけられます。
Microsoft Office for Mac をご利用のお客様は、Microsoft AutoUpdate for Mac を使用して、ご利用中のマイクロソフトのソフトウェアを最新に保つことができます。Microsoft AutoUpdate for Mac のご利用の詳細については、「更新プログラムを自動的にチェックする」を参照してください。
さらに、セキュリティ更新プログラムは、Microsoft Update カタログからダウンロードできます。Microsoft Update カタログは、セキュリティ更新プログラム、ドライバーおよび Service Pack などが含まれるコンテンツを検索するカタログで、Windows Update および Microsoft Update でご利用になれます。セキュリティ情報番号 (たとえば「MS07-036」など) を使用して検索することで、バスケットに適用可能な更新プログラムをすべて追加でき (異なる言語の更新プログラムを含む)、選択しているフォルダーにダウンロードできます。「Microsoft Update カタログ」の詳細については、Microsoft Update Catalog FAQ (英語情報) を参照してください。
検出および展開のガイダンス
マイクロソフトは、セキュリティ更新プログラムの検出および展開に関して、ガイダンスを提供しています。このガイダンスには、IT プロフェッショナルがセキュリティ更新プログラムの検出および展開のための多様なツールの使用方法を理解するのに役立つ推奨策および情報が含まれています。詳細については、サポート技術情報 961747 を参照してください。
Microsoft Baseline Security Analyzer
Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) を使用して、管理者はローカルおよびリモートで一般的に誤った構成のセキュリティ更新プログラムと不足しているセキュリティ更新プログラムをスキャンできます。MBSA の詳細については、Microsoft Baseline Security Analyzer を参照してください。
次の表にこのセキュリティ更新プログラムについての MBSA の検出の概要を記載します。
ソフトウェア | MBSA |
---|---|
Microsoft Office 2007 Service Pack 2 および Microsoft Office 2007 Service Pack 3 | 可 |
Microsoft Office 2010 および Microsoft Office 2010 Service Pack 1 (32 ビット版) | 可 |
Microsoft Office 2010 および Microsoft Office 2010 Service Pack 1 (64 ビット版) | 可 |
Microsoft Office for Mac 2011 | 不可 |
注: MBSA、Microsoft Update および Windows Server Update Services でサポートされていないレガシ製品をご使用のお客様は、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) をご覧のうえ、レガシ製品のサポート セクションのレガシ ツールで包括的にセキュリティ更新プログラムを検出する方法をご参照ください。
Windows Server Update Services
Microsoft Windows Server Update Services (WSUS) により、情報技術の管理者は最新のマイクロソフト製品の更新プログラムを Windows オペレーティング システムを実行しているコンピューターに適用できます。Windows Server Update Services を使用して、セキュリティ更新プログラムを展開する方法の詳細については、TechNet の記事 Windows Server Update Services (WSUS) を参照してください。
Systems Management Server
次の表は、このセキュリティ更新プログラムに関する SMS の検出および展開についての概要です。
ソフトウェア | SMS 2003 with ITMU | Configuration Manager 2007 |
---|---|---|
Microsoft Office 2007 Service Pack 2 および Microsoft Office 2007 Service Pack 3 | 可 | 可 |
Microsoft Office 2010 および Microsoft Office 2010 Service Pack 1 (32 ビット版) | 可 | 可 |
Microsoft Office 2010 および Microsoft Office 2010 Service Pack 1 (64 ビット版) | 可 | 可 |
Microsoft Office for Mac 2011 | 不可 | 不可 |
注: マイクロソフトは 2011 年 4 月 12 日付で SMS 2.0 のサポートを終了しました。また SMS 2003 についても、マイクロソフトは 2011 年 4 月 12 日付で Security Update Inventory Tool (SUIT) のサポートを終了しました。マイクロソフトはお客様に System Center Configuration Manager 2007 にアップグレードすることを推奨します。また、SMS 2003 Service Pack 3 を引き続きご使用のお客様は、Microsoft 更新プログラム用 SMS 2003 インベントリ ツール (ITMU) の使用もご検討ください。
SMS 2003 では、SMS 2003 Inventory Tool for Microsoft Updates (ITMU) を SMS で使用すると、Microsoft Update によって提供され Windows Server Update Service によってサポートされるセキュリティ更新プログラムを検出できます。SMS 2003 ITMU の詳細については、Microsoft 更新プログラム用 SMS 2003 インベントリ ツールを参照してください。SMS のスキャンニング ツールの詳細については、SMS 2003 Software Update Scanning Tools を参照してください。Systems Management Server 2003 ダウンロードも参照してください。
System Center Configuration Manager 2007 は WSUS 3.0 を使用して更新プログラムを検出します。Configuration Manager 2007 Software Update Management の詳細については、System Center Configuration Manager 2007 を参照してください。
SMS の詳細については、SMS Web サイトを参照してください。
詳細については、サポート技術情報 910723 「毎月リリースされる検出と展開の手引きの一覧」を参照してください。
注: Office XP または Office 2003 を適用するために管理者用インストール ポイント (AIP) を使用した場合、元のベースラインから AIP を更新している場合、SMS を使用して更新プログラムを適用できない可能性があります。詳細については、このセクションの「Office の管理者用インストール ポイント」の欄を参照してください。
Office の管理者用インストール ポイント
アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。
- Microsoft Office XP のサポートされるバージョンについては、Creating an Administrative Installation Point (英語情報) を参照してください。更新された管理者用インストール ポイントから Office XP の元のベースライン ソースにクライアント コンピューターのソースを変更する方法の詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 922665 を参照してください。
注: 更新された管理用イメージからソフトウェアの更新プログラムを中央管理する場合、詳細については Updating Office XP Clients from a Patched Administrative Image (英語情報) を参照してください。 - Microsoft Office 2003 のサポートされるバージョンについては、Creating an Administrative Installation Point (英語情報) を参照してください。更新された管理者用インストール ポイントから Office 2003 の元のベースライン ソースまたは Service Pack 3 (SP3) にクライアント コンピューターのソースを変更する方法の詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 902349 を参照してください。
注: 更新された管理用イメージからソフトウェアの更新プログラムを中央管理する場合、詳細については Distributing Office 2003 Product Updates (英語情報) を参照してください。 - サポートされているバージョンの Microsoft Office についてネットワーク インストール ポイントを作成する場合は、詳細について「Office 2010 のネットワーク インストール ポイントを作成する」を参照してください。
注: セキュリティ更新プログラムを中央で管理する場合は、Windows Server Update Services を使用してください。Microsoft Office のセキュリティ更新プログラムを適用する方法については、Windows Server Update Services Web サイトを参照してください。
Update Compatibility Evaluator および Application Compatibility Toolkit
更新プログラムはアプリケーションを実行させるために、たびたび同じファイルやレジストリ構成に書き込みをすることがあります。これにより、非互換性が起こったり、セキュリティ更新プログラムの適用時間が長くなったりする可能性があります。Application Compatibility Toolkit (英語情報) に含まれている Update Compatibility Evaluator (英語情報) コンポーネントでインストールされているアプリケーションに対し、Windows の更新プログラムのテストおよび確認を効率化することができます。
Application Compatibility Toolkit (ACT) には、お客様の環境に Microsoft Windows Vista、Windows Update、Microsoft Security Update または Windows Internet Explorer の新しいバージョンを適用する前に、アプリケーションの互換性問題を評価し、緩和するために必要なツールやドキュメントが含まれています。
セキュリティ更新プログラムの展開
影響を受けるソフトウェア
影響を受けるソフトウェア用の特定のセキュリティ更新プログラムについては、該当リンクの情報を参照してください。
Microsoft Office 2007 (すべてのエディション)
参照表
次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」を参照してください。
この修正を含む予定のサービス パック | この問題に対する更新プログラムは今後リリースされるサービス パックまたは更新プログラムのロールアップに含まれる予定です。 |
適用 | |
ユーザーの操作なしでインストールする | msptls2007-kb2596785-fullfile-x86-glb.exe /passive |
再起動しないでインストールする | msptls2007-kb2596785-fullfile-x86-glb.exe /norestart |
ログ ファイル | 対象外 |
詳細情報 | 検出および適用の詳細については、このセキュリティ情報の前半の「検出および適用のツールとガイダンス」を参照してください。 |
再起動の必要性 | |
再起動の必要性: | この更新プログラムは、システムの再起動が必要ない場合もあります。必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムは再起動が必要です。この動作が起きた場合、再起動のメッセージが表示されます。 再起動が必要になる可能性を低減するために、このセキュリティ更新プログラムのインストール前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由の詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 887012 を参照してください。 |
ホットパッチ | 対象外 |
削除に関する情報 | [コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] を使用します。 |
ファイルに関する情報: | サポート技術情報 2596785 を参照してください。 |
レジストリ キーの確認 | 対象外 |
サポートされているセキュリティ更新プログラムのインストール スイッチ
スイッチ | 説明 |
---|---|
/? または /help | 使用ダイアログを表示します。 |
/passive | 無人モードを指定します。ユーザーの操作を必要としません。ユーザーには基本的な進行ダイアログが表示されますがキャンセルはできません。 |
/quiet | Quiet モードを指定します。パッケージ処理の状況を表示しません。 |
/norestart | 更新プログラムが再起動を必要とする場合、再起動しません。 |
/forcerestart | 再起動の必要性の有無にかかわらず、更新プログラムの適用後にコンピューターを自動的に再起動します。 |
/extract | インストールせずに、ファイルを解凍します。ターゲット フォルダーについてメッセージが表示されます。 |
/extract:<完全なパス> | 作成者が定義したインストール コマンドを上書きします。Setup.inf ファイルまたは .exe ファイルのパスおよび名前を指定します。 |
/lang:<LCID> | 更新プログラムのパッケージが特定の言語をサポートしている場合、その言語の使用を強制します。 |
/log:<ログ ファイル> | 更新プログラムのインストール中、Vnox とインストーラーの両方によるログの記録を有効にします。 |
注 : これらのスイッチを 1 つのコマンドに組み込むことができます。旧バージョンとの互換性のため、このセキュリティ更新プログラムは、以前のバージョンのセットアップ プログラムが使用しているセットアップ スイッチもサポートしています。サポートされるインストール スイッチに関する詳細は、マイクロソフト サポート技術情報 262841 をご覧ください。
更新プログラムの削除
この更新プログラムを削除するためには、[コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] を使用してください。
注: この更新プログラムを削除する場合、CD ドライブに 2007 Microsoft Office の CD を挿入するようメッセージが表示される場合があります。さらに、[コントロール パネル] の [アプリケーションの追加と削除] から更新プログラムをアンインストールするオプションがない場合もあります。この問題について、いくつかの考えられる原因があります。削除の詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 903771 を参照してください。
更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法
Microsoft Baseline Security Analyzer
影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムが適用されていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールが使用できます。詳細については、このセキュリティ情報の前半の「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。
ファイル バージョンの確認
Microsoft Windows にはいくつかのエディションがあるため、次のステップは使用中のシステムにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧いただきステップを完了してください。
- [スタート] をクリックし、[検索の開始] ボックスに更新ファイル名を入力します。
- [プログラム] の下にファイルが表示されたら、ファイル名を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [全般] タブで、このセキュリティ情報のサポート技術情報で提供しているファイル情報の表とファイルのサイズを比較します。
注: オペレーティング システムのエディション、またはシステムにインストールしたプログラムのエディションにより、ファイル情報に記載されているファイルのいずれかがインストールされない場合もあります。 - [詳細] タブをクリックし、ファイル バージョンや変更された日付などの情報を、このセキュリティ情報のサポート技術情報で提供しているファイル情報の表と比較することもできます。
注: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。その他のファイルの属性とファイル情報の表の情報を比較することは、更新プログラムの適用を確認する方法としてサポートされていません。また、インストール中にファイル名が変更される場合があります。ファイルまたはバージョン情報が存在しない場合、その他の利用可能な方法のひとつを使用して、更新プログラムのインストールを確認してください。 - 最後に、[以前のバージョン] タブをクリックし、ファイルの新しいまたは更新されたバージョンについて、ファイルの以前のバージョンをファイル情報と比較することもできます。
Microsoft Office 2010 (すべてのエディション)
参照表
次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」を参照してください。
この修正を含む予定のサービス パック | この問題に対する更新プログラムは今後リリースされるサービス パックまたは更新プログラムのロールアップに含まれる予定です。 |
適用 | |
ユーザーの操作なしでインストールする | Microsoft Office 2010 (32 ビット版) msptls2010-kb2589320-fullfile-x86-glb.exe /passive |
Microsoft Office 2010 (64 ビット版): msptls2010-kb2589320-fullfile-x64-glb /passive |
|
再起動しないでインストールする | Microsoft Office 2010 (32 ビット版) msptls2010-kb2589320-fullfile-x86-glb.exe /norestart |
Microsoft Office 2010 (64 ビット版): msptls2010-kb2589320-fullfile-x64-glb /norestart |
|
ログ ファイル | 対象外 |
詳細情報 | 検出および適用の詳細については、このセキュリティ情報の前半の「検出および適用のツールとガイダンス」を参照してください。 |
再起動の 必要性 | |
再起動の必要性: | この更新プログラムは、システムの再起動が必要ない場合もあります。必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムは再起動が必要です。この動作が起きた場合、再起動のメッセージが表示されます。 再起動が必要になる可能性を低減するために、このセキュリティ更新プログラムのインストール前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由の詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 887012 を参照してください。 |
ホットパッチ | 対象外 |
削除に関する情報 | [コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] を使用します。 |
ファイルに関する情報: | サポート技術情報 2589320 を参照してください。 |
レジストリ キーの確認 | 対象外 |
サポートされているセキュリティ更新プログラムのインストール スイッチ
スイッチ | 説明 |
---|---|
/? または /help | 使用ダイアログを表示します。 |
/passive | 無人モードを指定します。ユーザーの操作を必要としません。ユーザーには基本的な進行ダイアログが表示されますがキャンセルはできません。 |
/quiet | Quiet モードを指定します。パッケージ処理の状況を表示しません。 |
/norestart | 更新プログラムが再起動を必要とする場合、再起動しません。 |
/forcerestart | 再起動の必要性の有無にかかわらず、更新プログラムの適用後にコンピューターを自動的に再起動します。 |
/extract | インストールせずに、ファイルを解凍します。ターゲット フォルダーについてメッセージが表示されます。 |
/extract:<完全なパス> | 作成者が定義したインストール コマンドを上書きします。Setup.inf ファイルまたは .exe ファイルのパスおよび名前を指定します。 |
/lang:<LCID> | 更新プログラムのパッケージが特定の言語をサポートしている場合、その言語の使用を強制します。 |
/log:<ログ ファイル> | 更新プログラムのインストール中、Vnox とインストーラーの両方によるログの記録を有効にします。 |
注 : これらのスイッチを 1 つのコマンドに組み込むことができます。旧バージョンとの互換性のため、このセキュリティ更新プログラムは、以前のバージョンのセットアップ プログラムが使用しているセットアップ スイッチもサポートしています。サポートされるインストール スイッチに関する詳細は、マイクロソフト サポート技術情報 262841 をご覧ください。
更新プログラムの削除
この更新プログラムを削除するためには、[コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] を使用してください。
注: この更新プログラムを削除する場合、CD ドライブに 2007 Microsoft Office の CD を挿入するようメッセージが表示される場合があります。さらに、[コントロール パネル] の [アプリケーションの追加と削除] から更新プログラムをアンインストールするオプションがない場合もあります。この問題について、いくつかの考えられる原因があります。削除の詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 903771 を参照してください。
更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法
Microsoft Baseline Security Analyzer
影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムが適用されていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールが使用できます。詳細については、このセキュリティ情報の前半の「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。
ファイル バージョンの確認
Microsoft Windows にはいくつかのエディションがあるため、次のステップは使用中のシステムにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧いただきステップを完了してください。
- [スタート] をクリックし、[検索の開始] ボックスに更新ファイル名を入力します。
- [プログラム] の下にファイルが表示されたら、ファイル名を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [全般] タブで、このセキュリティ情報のサポート技術情報で提供しているファイル情報の表とファイルのサイズを比較します。
注: オペレーティング システムのエディション、またはシステムにインストールしたプログラムのエディションにより、ファイル情報に記載されているファイルのいずれかがインストールされない場合もあります。 - [詳細] タブをクリックし、ファイル バージョンや変更された日付などの情報を、このセキュリティ情報のサポート技術情報で提供しているファイル情報の表と比較することもできます。
注: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。その他のファイルの属性とファイル情報の表の情報を比較することは、更新プログラムの適用を確認する方法としてサポートされていません。また、インストール中にファイル名が変更される場合があります。ファイルまたはバージョン情報が存在しない場合、その他の利用可能な方法のひとつを使用して、更新プログラムのインストールを確認してください。 - 最後に、[以前のバージョン] タブをクリックし、ファイルの新しいまたは更新されたバージョンについて、ファイルの以前のバージョンをファイル情報と比較することもできます。
Office for Mac 2011
展開に関する情報
必要条件
- Intel のプロセッサの Mac OS X version 10.5.8 またはそれ以降のバージョン
- このセキュリティ更新プログラムをインストールするには、Mac OS X のユーザー アカウントは管理者特権を所有している必要があります。
更新プログラムのインストール
マイクロソフト ダウンロード センターから Microsoft Office for Mac 2011 14.1.4 用の更新プログラムの適切な言語バージョンをダウンロードし、インストールします。
- インストールの妨げになる可能性があるため、ウイルス対策アプリケーションおよびすべてのマイクロソフトの Office アプリケーションなど、すべてのアプリケーションを閉じてください。
- デスクトップの Microsoft Office for Mac 2011 14.1.4 Update ボリュームを開きます。このステップは自動で実行される場合もあります。
- 更新プロセスをスタートさせるためには、Microsoft Office for Mac 2011 14.1.4 Update ボリュームのウィンドウで、Microsoft Office for Mac 2011 14.1.4 Update アプリケーションをダブルクリックし、表示される指示に従います。
- インストールが正常に終了すると、ハード ディスクから更新プログラムのインストーラーを削除することができます。インストールが正常に終了したことを確認するためには、「更新プログラムが正しくインストールされたかどうか確認する方法」のセクションをご覧ください。更新プログラムのインストーラーを削除するためには、まず Microsoft Office for Mac 2011 14.1.4 Update ボリュームを [ゴミ箱] にドラッグし、次にダウンロードしたファイルを [ゴミ箱] にドラッグします。
更新プログラムが正しくインストールされたかどうか確認する方法:
影響を受けるシステム上に、セキュリティ更新プログラムがインストールされたかどうか確認するには、以下のステップに従ってください。
- Finder でアプリケーション フォルダーに移動します (Microsoft Office 2011)。
- Word、Excel、PowerPoint または Outlook を選択して、アプリケーションを起動します。
- アプリケーションのメニューで、[Application_Name について] をクリックします (Application_Name は、Word、Excel、PowerPoint、または Outlook です)。
バージョン番号が 14.1.4 であれば、この更新プログラムは正常にインストールされています。
再起動の必要性
なし
更新プログラムの削除
このセキュリティ更新プログラムはアンインストールすることができません。
追加情報
この更新プログラムのダウンロードまたは使用における技術的な質問や問題については、Microsoft Office:mac サポートで、利用可能なサポート オプションを参照してください。
関連情報
謝辞
この問題を連絡し、顧客の保護に協力してくださった下記の方に対し、マイクロソフトは深い 謝意 を表します。
- TippingPoint's の Zero Day Initiative に協力して、「Word の解放後使用の脆弱性 (CVE-2011-1983)」を報告してくださった Nikita Tarakanov 氏 (CISS Research Team) および Alexey Sintsov 氏 (Digital Security Research Group)
Microsoft Active Protections Program (MAPP)
お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。このような保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報については、Microsoft Active Protections Program (MAPP) パートナーに記載されている各社の Web サイトを参照してください。
サポート
- セキュリティ関連、およびセキュリティ更新プログラムに関するご質問や、ご不明な点などがありましたら、マイクロソフト セキュリティ情報センターまでご連絡ください。マイクロソフトでは、お問い合わせの内容が弊社製品の不具合が原因である場合、無償でサポートをご提供いたします。利用可能なサポート オプションの詳細については、マイクロソフト サポート オンラインを参照してください。
- その他、製品に関するご質問は、マイクロソフト プロダクト サポートまでご連絡ください。マイクロソフトでは、お問い合わせの内容が弊社製品の不具合が原因である場合、無償またはインシデントの未消費にてサポートをご提供いたします。マイクロソフト プロダクト サポートへの連絡方法については、こちらを参照してください。
免責
この文書に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。
更新履歴
- V1.0 (2011/12/14):このセキュリティ情報ページを公開しました。
- V1.1 (2011/12/21):このセキュリティ情報ページを更新し、「影響を受けないソフトウェア」の一覧にソフトウェアを追加しました。また、「このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ)」で、影響を受ける Microsoft Office 共有コンポーネントが存在している場合、影響を受けないソフトウェアにもこの更新プログラムが提供される場合があることを説明しました。
- V1.2 (2012/02/24):このセキュリティ情報ページを更新し、この更新プログラムが適用される以下の影響を受けないソフトウェアの更新プログラム パッケージ KB 番号を明確にしました。Microsoft Visio (KB2553374)、Microsoft Visio Viewer (KB2553353)、Microsoft Office Web Application Companions (WAC) (KB2553153)、および Microsoft SharePoint Server 2010 (KB2553132)。詳細については、更新プログラムに関する FAQ を参照してください。
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