マイクロソフト セキュリティ情報 MS13-033 - 重要

Windows クライアント/サーバー ランタイム サブシステム (CSRSS) の脆弱性により、特権が昇格される (2820917)

公開日: 2013年4月10日

バージョン: 1.0

概説

概要

このセキュリティ更新プログラムは、非公開で報告されたすべてのサポートされているエディションの Windows XP、Windows Vista、Windows Server 2003、および Windows Server 2008 の脆弱性を解決します。この脆弱性により、攻撃者がコンピューターにログオンし、特別に細工したアプリケーションを実行した場合に特権が昇格される可能性があります。この脆弱性が悪用されるには、有効な資格情報を所有し、ローカルでログオンできることが攻撃者にとっての必要条件となります。

このセキュリティ更新プログラムは、すべてのサポートされているエディションの Windows XP Professional x64 Edition および Windows Server 2003 について深刻度は「重要」、すべてのサポートされているエディションの Windows XP、Windows Vista および Windows Server 2008 について深刻度は「警告」です。詳細については、このセクションの「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のサブセクションを参照してください。

このセキュリティ更新プログラムは、Windows Client/Server Run-time Subsystem (CSRSS) がメモリ内のオブジェクトを処理する方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。この脆弱性に関する詳細については、次の「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」を参照してください。

推奨する対応策: ほとんどのお客様は自動更新を有効にしていて、このセキュリティ更新プログラムが自動的にダウンロードおよびインストールされるため、特別な措置を講じる必要はありません。自動更新を有効にしていない場合、この更新プログラムを手動で確認し、インストールする必要があります。自動更新の具体的な構成オプションの詳細については、サポート技術情報 294871 を参照してください。

管理者およびエンタープライズのインストール、またはこのセキュリティ更新プログラムを手動でインストールしたいエンドユーザーは、更新プログラムの管理ソフトウェアまたは Microsoft Update サービスで更新プログラムを確認して、この更新プログラムをできる限り早期に適用することを推奨します。

このセキュリティ情報の後半の「検出および展開ツールとガイダンス」を参照してください。

サポート技術情報

サポート技術情報 2820917
ファイルに関する情報 あり
SHA1/SHA2 ハッシュ あり
既知の問題 なし

影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア

ここに記載されているソフトウェアをテストし、影響を受けるバージョンまたはエディションを確認しました。その他のバージョンまたはエディションはサポート ライフサイクルが終了したか、または影響を受けません。ご使用中のソフトウェアのバージョンまたはエディションのサポート ライフサイクルを確認するには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

影響を受けるソフトウェア

オペレーティング システム 最も深刻な脆弱性の影響 総合的な深刻度 置き換えられる更新プログラム
Windows XP
[Windows XP Service Pack 3](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=f47a73d3-05f6-4c7d-b063-c83dd0070c2d) (2820917) サービス拒否 警告 [MS12-003](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=235400) の 2646524
[Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=c143a028-2c38-469f-a563-be8030ec76e3) (2820917) 特権の昇格 重要 [MS12-003](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=235400) の 2646524
Windows Server 2003
[Windows Server 2003 Service Pack 2](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=63ffbd1a-79a9-47c8-a904-b6e9a0fb626f) (2820917) 特権の昇格 重要 [MS12-003](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=235400) の 2646524
[Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=bf96696e-13a4-4b01-a8d9-60654d7d1ac5) (2820917) 特権の昇格 重要 [MS12-003](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=235400) の 2646524
[Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=c56d776a-4293-4d3c-bcac-cd5f50eeb328) (2820917) 特権の昇格 重要 [MS12-003](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=235400) の 2646524
Windows Vista
[Windows Vista Service Pack 2](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=10664eeb-f759-4a0e-b1df-c463aae43902) (2820917) サービス拒否 警告 [MS12-003](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=235400) の 2646524
[Windows Vista x64 Edition Service Pack 2](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=c12ce8b7-e8e2-47ac-bdaa-874dff5a6115) (2820917) サービス拒否 警告 [MS12-003](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=235400) の 2646524
Windows Server 2008
[Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=31561241-07c8-4396-ad80-9c62a2394658) (2820917) サービス拒否 警告 [MS12-003](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=235400) の 2646524
[Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=46ef3ace-30b2-4099-aa9d-142de82b0257) (2820917) サービス拒否 警告 [MS12-003](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=235400) の 2646524
[Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=94971d7b-df42-4566-97eb-0a7572b0e2da) (2820917) サービス拒否 警告 [MS12-003](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=235400) の 2646524
Server Core インストール オプション
[Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=31561241-07c8-4396-ad80-9c62a2394658) (Server Core インストール) (2820917) サービス拒否 警告 [MS12-003](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=235400) の 2646524
[Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2](https://www.microsoft.com/download/ja-jp/details.aspx?familyid=46ef3ace-30b2-4099-aa9d-142de82b0257) (Server Core インストール) (2820917) サービス拒否 警告 [MS12-003](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=235400) の 2646524

  

影響を受けないソフトウェア

オペレーティング システム
Windows 7 for 32-bit Systems
Windows 7 for 32-bit Systems Service Pack 1
Windows 7 for x64-based Systems
Windows 7 for x64-based Systems Service Pack 1
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems Service Pack 1
Windows 8 for 32-bit Systems
Windows 8 for 64-bit Systems
Windows Server 2012
Windows RT
Server Core インストール オプション
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems (Server Core インストール)
Windows Server 2008 R2 for x64-based Systems Service Pack 1 (Server Core インストール)
Windows Server 2012 (Server Core インストール)

更新プログラムに関する FAQ

このセキュリティ情報で説明しているソフトウェアの旧バージョンを使用しています。どうすればよいですか? 
このセキュリティ情報に記載されている影響を受けるソフトウェアのテストを行い、影響を受けるリリースを確認しました。その他のリリースは、サポート ライフサイクルが終了しました。製品のライフサイクルに関する詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトを参照してください。

今後、脆弱性の影響を受けないようにするため、旧リリースのソフトウェアを使用しているお客様は、サポート対象のリリースに移行することを強く推奨します。使用するソフトウェアのサポート ライフサイクルを確認するには、サービスパック ライフサイクル ポリシーを参照してください。これらのソフトウェアのリリースのサービス パックの詳細については、サービスパック ライフサイクル ポリシーを参照してください。

以前のソフトウェアに関するカスタム サポートが必要なお客様は、担当営業、またはマイクロソフト アカウント チームの担当者、担当テクニカル アカウント マネージャー (TAM)、またはカスタム サポート オプションのマイクロソフト パートナー担当者までご連絡ください。プレミア契約をお持ちでないお客様は、マイクロソフト サポート契約センター (営業時間 9:30-12:00 13:00-19:00 土日祝祭日を除く TEL:0120-17-0196 FAX:03-5388-8253) までお問い合わせください。連絡先の情報は、Microsoft Worldwide Information Web サイトの Contact Information のプルダウン リストから国を選択し、[Go] ボタンをクリックすると、連絡先の電話番号が表示されます。お問い合わせの際、お住まいの地域のプレミア サポート営業担当にご連絡ください。詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシー FAQ を参照してください。

脆弱性の情報

深刻度および脆弱性識別番号

次の深刻度の評価は、脆弱性の影響が最も深刻な場合を想定しています。深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連して、このセキュリティ情報の公開から 30 日間でこの脆弱性が悪用される可能性に関する情報については、4 月のセキュリティ情報の概要の Exploitability Index を参照してください。詳細については、Microsoft Exploitability Index (悪用可能性指標) を参照してください。

影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度および最大のセキュリティ上の影響
影響を受けるソフトウェア CSRSS のメモリ破損の脆弱性 - CVE-2013-1295 総合的な深刻度
Windows XP
Windows XP Service Pack 3 警告  サービス拒否 警告
Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2 重要  特権の昇格 重要
Windows Sever 2003
Windows Server 2003 Service Pack 2 重要  特権の昇格 重要
Windows Server 2003 x64 Edition Service Pack 2 重要  特権の昇格 重要
Windows Server 2003 with SP2 for Itanium-based Systems 重要  特権の昇格 重要
Windows Vista
Windows Vista Service Pack 2 警告  サービス拒否 警告
Windows Vista x64 Edition Service Pack 2 警告  サービス拒否 警告
Windows Server 2008
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 警告  サービス拒否 警告
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 警告  サービス拒否 警告
Windows Server 2008 for Itanium-based Systems Service Pack 2 警告  サービス拒否 警告
Server Core インストール オプション
Windows Server 2008 for 32-bit Systems Service Pack 2 (Server Core インストール) 警告  サービス拒否 警告
Windows Server 2008 for x64-based Systems Service Pack 2 (Server Core インストール) 警告  サービス拒否 警告

CSRSS のメモリ破損の脆弱性 - CVE-2013-1295

Windows CSRSS がメモリ内のオブジェクトを正しく処理しない場合に、特権の昇格の脆弱性が存在します。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ローカル システムのコンテキストで任意のコードが実行される可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。

Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性を確認するには、CVE-2013-1295 を参照してください。

問題を緩和する要素

緩和する要素は、既定の状態における設定、一般的な構成または最善策を示し、脆弱性悪用の深刻度が下がる場合があります。お客様の状況で、次の「緩和する要素」が役立つ場合があります。

  • この脆弱性が悪用されるには、有効な資格情報を所有し、ローカルでログオンできることが攻撃者にとっての必要条件となります。

回避策

マイクロソフトは、この脆弱性の回避策を確認していません。

よく寄せられる質問

この脆弱性により、どのようなことが起こる可能性がありますか? 
これは、特権の昇格の脆弱性です。

何が原因で起こりますか? 
この脆弱性は、Windows CSRSS がメモリ内のオブジェクトを正しく処理しない場合に起こります。

Windows クライアント/サーバー ランタイム サブシステム (CSRSS) とは何ですか? 
Windows クライアント/サーバー ランタイム サブシステム (CSRSS) とは、(Win32.sys をカーネルモード部分とする) Win32 サブシステムのユーザー モードの部分です。CSRSS は、コンソール ウィンドウの処理、スレッドの作成や削除を担当します。これは、常に実行されている必要のある不可欠なサブシステムです。

この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか? 
Windows Server 2003 で攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ローカル システムのコンテキストで任意のコードが実行される可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除などを行ったり、完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成したりする可能性があります。

Windows XP、Windows Vista、および Windows Server 2008 上で、攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、再起動するまでシステムが応答を停止する可能性があります。

攻撃者はこの 脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか? 
この脆弱性の悪用には、攻撃者はまずシステムにログオンする必要があります。次に、攻撃者はこの脆弱性を悪用可能な特別に細工したアプリケーションを実行し、影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。

主にどのコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか? 
主に、ワークステーションおよびターミナル サーバーが、この脆弱性による危険にさらされます。管理者がユーザーにサーバーへのログオンおよびプログラムの実行を許可している場合、サーバーが影響を受ける可能性が高くなります。しかし、最善策では、これを許可しないことを強く推奨しています。

この更新プログラムはどのように問題を修正しますか? 
この更新プログラムは、Windows CSRSS がメモリ内のオブジェクトを処理する方法を修正することにより、この脆弱性を解決します。

このセキュリティ情報の公開時に、この脆弱性は一般に知られていましたか? 
いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開を通して、この脆弱性に関する情報を受けました。

このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか? 
いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初に公開された際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。

更新プログラムに関する情報

検出および展開ツールとガイダンス

管理者がセキュリティ更新プログラムを展開するときに役立つリソースがいくつかあります。 

  • Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) を使用して、管理者はローカル システムとリモート システムの不足しているセキュリティ更新プログラムと一般的な誤ったセキュリティ構成をスキャンできます。 
  • Windows Server Update Services (WSUS)、Systems Management Server (SMS)、および System Center Configuration Manager (SCCM) は、管理者がセキュリティ更新プログラムを配布するときに役に立ちます。 
  • Application Compatibility Toolkit に含まれている Update Compatibility Evaluator コンポーネントは、インストールされているアプリケーションに対する Windows の更新プログラムのテストおよび確認を効率化する手助けをします。 

利用可能なこれらのツールおよび他のツールの詳細については、「セキュリティ ツール」を参照してください。

セキュリティ更新プログラムの展開

影響を受けるソフトウェア

影響を受けるソフトウェア用の特定のセキュリティ更新プログラムについては、該当リンクの情報を参照してください。

Windows XP (すべてのエディション)

参照表

次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。

セキュリティ更新プログラムのファイル名 Windows XP Service Pack 3:
WindowsXP-KB2820917-x86-jpn.exe
Windows XP Professional x64 Edition Service Pack 2:
WindowsServer2003.WindowsXP-KB2820917-x64-jpn.exe
インストール スイッチ サポート技術情報 262841 を参照してください。
ログ ファイル KB2820917.log
再起動の必要性 はい。セキュリティ更新プログラムを適用してから、コンピューターを再起動する必要があります。
削除に関する 情報 [コントロール パネル] の[プログラムの追加と削除] または %Windir%\$NTUninstallKB2820917$\Spuninst フォルダーの Spuninst.exe ユーティリティを使用します。
ファイルに関する 情報 サポート技術情報 2820917 を参照してください。
レジストリ キーの 確認 すべてのサポートされている 32 ビット版の Windows XP:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows XP\SP4\KB2820917\Filelist
すべてのサポートされている x64-based エディションの Windows XP:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows XP Version 2003\SP3\KB2820917\Filelist

注 Windows XP Professional x64 Edition のサポートされるバージョンの更新プログラムは、Windows Server 2003 x64 Edition のサポートされるバージョンにも適用されます。

Windows Server 2003 (すべてのエディション)

参照表

次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。

セキュリティ更新プログラムのファイル名 すべてのサポートされている 32 ビット版の Windows Server 2003:
WindowsServer2003-KB2820917-x86-jpn.exe
すべてのサポートされている x64-based エディションの Windows Server 2003:
WindowsServer2003.WindowsXP-KB2820917-x64-jpn.exe
すべてのサポートされている Itanium-based エディションの Windows Server 2003:WindowsServer2003-KB2820917-ia64-jpn.exe
インストール スイッチ サポート技術情報 262841 を参照してください。
ログ ファイル KB2820917.log
再起動の必要性 はい。セキュリティ更新プログラムを適用してから、コンピューターを再起動する必要があります。
削除に関する 情報 [コントロール パネル] の[プログラムの追加と削除] または %Windir%\$NTUninstallKB2820917$\Spuninst フォルダーの Spuninst.exe ユーティリティを使用します。
ファイルに関する 情報 サポート技術情報 2820917 を参照してください。
レジストリ キーの 確認 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows Server 2003\SP3\KB2820917\Filelist

注 Windows Server 2003 x64 Edition のサポートされるバージョンの更新プログラムは、Windows XP Professional x64 Edition のサポートされるバージョンにも適用されます。

Windows Vista (すべてのエディション)

参照表

次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。

セキュリティ更新プログラムのファイル名 すべてのサポートされている 32 ビット版の Windows Vista:
Windows6.0-KB2820917-x86.msu
すべてのサポートされている x64-based エディションの Windows Vista:
Windows6.0-KB2820917-x64.msu
インストール スイッチ サポート技術情報 934307 を参照してください。
再起動の必要性 はい。セキュリティ更新プログラムを適用してから、コンピューターを再起動する必要があります。
削除に関する 情報 WUSA.exe は更新プログラムのアンインストールをサポートしていません。WUSA.exe によりインストールされた更新プログラムをアンインストールするには、[コントロール パネル] をクリックし、次に [セキュリティ センター] をクリックします。[Windows Update] の下の [インストールされた更新プログラム] をクリックして、更新プログラムの一覧から選択します。
ファイルに関する 情報 サポート技術情報 2820917 を参照してください。
レジストリ キーの 確認 注: この更新プログラムが存在しているかどうかを検証するためのレジストリ キーはありません。

Windows Server 2008 (すべてのエディション)

参照表

次の表では、このソフトウェア用のセキュリティ更新プログラムの情報を記載しています。

セキュリティ更新プログラムのファイル名 すべてのサポートされている 32 ビット版の Windows Server 2008:
Windows6.0-KB2820917-x86.msu
すべてのサポートされている x64-based エディションの Windows Server 2008:
Windows6.0-KB2820917-x64.msu
すべてのサポートされている Itanium-based エディションの Windows Server 2008:
Windows6.0-KB2820917-ia64.msu
インストール スイッチ サポート技術情報 934307 を参照してください。
再起動の必要性 はい。セキュリティ更新プログラムを適用してから、コンピューターを再起動する必要があります。
削除に関する 情報 WUSA.exe は更新プログラムのアンインストールをサポートしていません。WUSA.exe によりインストールされた更新プログラムをアンインストールするには、[コントロール パネル] をクリックし、次に [セキュリティ センター] をクリックします。[Windows Update] の下の [インストールされた更新プログラム] をクリックして、更新プログラムの一覧から選択します。
ファイルに関する 情報 サポート技術情報 2820917 を参照してください。
レジストリ キーの確認 注: この更新プログラムが存在しているかどうかを検証するためのレジストリ キーはありません。

関連情報

謝辞

この問題を連絡し、顧客の保護に協力してくださった下記の方に対し、マイクロソフトは深い謝意を表します。

  • CSRSS のメモリ破損の脆弱性 (CVE-2013-1295) の問題を報告してくださった George Georgiev Valkov 氏

Microsoft Active Protections Program (MAPP)

お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。このような保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報については、Microsoft Active Protections Program (MAPP) パートナーに記載されている各社の Web サイトを参照してください。

サポート

このセキュリティ更新プログラムに関するヘルプとサポートを受ける方法

免責

この文書に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

  • V1.0 (2013/04/10):このセキュリティ情報ページを公開しました。

Built at 2014-04-18T01:50:00Z-07:00