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スーパー ユーザー グループの使用

RMS の提供時、権利で保護されたコンテンツに対するフル コントロール権限を持つ、特殊なスーパー ユーザー グループが作成されます。スーパー ユーザー グループのメンバには、このグループが構成される RMS サーバーまたはクラスタによって発行された、すべての使用ライセンスに対する完全な所有者権限が付与されます。つまり、スーパー ユーザー グループのメンバは、保護されたあらゆるコンテンツ ファイルを暗号化解除し、ファイルの保護を解除できます。たとえば、このグループのメンバは、解雇された従業員が過去に発行したファイルの保護を解除して、新しい所有者がそのファイルを発行および管理できるようにすることが可能です。

既定では、Super Users グループには、管理者を含め、メンバは追加されていません。管理 Web サイトを使用する場合は、Active Directory セキュリティ グループを、RMS のスーパー ユーザー グループとして使用するように指定できます。既存の Active Directory グループを使用することも、この目的のために新たにグループを作成することもできます。このグループは、RMS インストールと同じ Active Directory フォレストに存在している必要があります。RMS スーパー ユーザー グループとして指定したグループに属するすべてのユーザー アカウントには、スーパー ユーザー グループのアクセス許可が自動的に付与されます。

RMS のスーパー ユーザー グループを指定する方法については、この項目の「スーパー ユーザー グループをセットアップするには」を参照してください。

注意

特定のグループを RMS のスーパー ユーザー グループとして指定するには、まず、そのグループが RMS インストールと同じ Active Directory フォレストに存在していなければなりません。このグループのプロパティには、アカウント名と同じ完全修飾ドメイン名 (FQDN) を含む電子メール アドレスが登録されている必要があります。電子メール アドレスは、「グループ名@ドメイン名」の形式で指定します。