リモート アクセスの構成 (サーバー構成のオプション)

適用対象:SQL Server

この記事では、非推奨の SQL Server から SQL Server への通信機能である remote access 構成オプションについて説明します。

このオプションは、sp_addserversp_addlinkedserver を使用して追加されたサーバーに影響します。 リンク サーバーを使用する場合は、remote access を有効 (既定値) のままにしておく必要があります。

重要

この機能は、 SQL Serverの将来のバージョンで削除される予定です。 新規の開発作業ではこの機能を使用しないようにし、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正することを検討してください。

SQL Server への接続の問題により、このページに至った場合は、代わりに次のいずれかの記事を参照してください。

プログラマーの方には次の記事も参考になる可能性があります。

リモート アクセスの管理

リモート アクセス構成オプションを使うと、SQL Server のインスタンスが実行されているローカル サーバーまたはリモート サーバーからストアド プロシージャの実行を制御できます。

リモート アクセス オプションの既定値は 1 (有効) です。 この場合、リモート サーバーからローカル ストアド プロシージャを実行する権限、またはローカル サーバーからリモート ストアド プロシージャを実行する権限が付与されます。 リモート サーバーからローカル ストアド プロシージャを、またはローカル サーバーからリモート ストアド プロシージャを実行できないようにするには、このオプションを 0 (無効) に設定します。

この設定は、SQL Server の再起動後に反映されます。

SQL Server Management Studio (SSMS) のログ配布状態レポートが機能し、LSAlert ジョブが適切に完了するには、リモート アクセスが必要です。

アクセス許可

パラメーターなしで、または最初のパラメーターだけを指定して sp_configure を実行する権限は、既定ですべてのユーザーに付与されます。

両方のパラメーターを指定して sp_configure を実行し構成オプションを変更したり RECONFIGURE ステートメントを実行したりするには、ALTER SETTINGS サーバーレベル権限がユーザーに付与されている必要があります。 ALTER SETTINGS 権限は、sysadmin 固定サーバー ロールと serveradmin 固定サーバー ロールでは暗黙のうちに付与されています。

SQL Server Management Studio の使用 [SQL Server]

  1. オブジェクト エクスプローラーで、サーバーを右クリックし、[プロパティ] を選択します。

  2. [接続] ノードを選択します。

  3. [リモート サーバー接続]で、[このサーバーへのリモート接続を許可する] チェック ボックスをオンまたはオフにします。

Transact-SQL の使用

  1. データベース エンジンに接続します。

  2. 標準バーから、 [新しいクエリ] を選択します。

  3. 次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、 [実行] を選択します。 この例では、 sp_configure を使用して、 remote access オプションの値を 0に設定する方法を示します。

EXEC sp_configure 'remote access', 0;
GO
RECONFIGURE;
GO

詳細については、サーバー構成オプション (SQL Server)を参照してください。

次のステップ