ALTER PARTITION SCHEME (Transact-SQL)

適用対象:SQL ServerAzure SQL DatabaseAzure SQL Managed Instance

パーティション構成にファイル グループを追加したり、パーティション構成の NEXT USED ファイル グループの指定を変更します。

ファイル グループとパーティション分割戦略の詳細については、「ファイル グループ」を参照してください。

注意

Azure SQL Database では、プライマリ ファイル グループのみがサポートされています。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

ALTER PARTITION SCHEME partition_scheme_name   
NEXT USED [ filegroup_name ] [ ; ]  

Note

SQL Server 2014 (12.x) 以前のバージョンの Transact-SQL 構文を確認するには、以前のバージョンのドキュメントを参照してください。

引数

partition_scheme_name
変更するパーティション構成の名前です。

filegroup_name
NEXT USED としてパーティション構成によってマークされるファイルグループを指定します。 これは、このファイル グループに、ALTER PARTITION FUNCTION ステートメントによって作成される新しいパーティションが受け入れられることを表します。

パーティション構成では、1 つのファイル グループのみを NEXT USED として指定できます。 これには空でないファイル グループを指定できます。 filegroup_name を指定した場合に、現在 NEXT USED とマークされているファイル グループがなければ、filegroup_name が NEXT USED としてマークされます。 filegroup_name を指定した場合に、NEXT USED プロパティの指定されているファイル グループが既にあれば、NEXT USED プロパティは既存のファイル グループから filegroup_name に移動します。

filegroup_name を指定しなかった場合に、NEXT USED プロパティの指定されているファイル グループが既にあれば、そのファイル グループの NEXT USED 指定は解除され、partition_scheme_name には、NEXT USED の指定されたファイル グループが存在しない状態になります。

filegroup_name を指定しなかった場合に、NEXT USED とマークされているファイル グループがなければ、ALTER PARTITION SCHEME から警告が返されます。

解説

ALTER PARTITION SCHEME の対象となるファイル グループは、オンラインになっている必要があります。

アクセス許可

次の権限を使って ALTER PARTITION SCHEME を実行できます。

  • ALTER ANY DATASPACE 権限。 この権限は、既定では sysadmin 固定サーバー ロール、 db_owner 固定データベース ロール、および db_ddladmin 固定データベース ロールのメンバーに与えられています。

  • パーティション構成が作成されたデータベースに対する CONTROL または ALTER 権限。

  • パーティション構成が作成されたデータベースのサーバーに対する CONTROL SERVER または ALTER ANY DATABASE 権限。

次の例では、パーティション構成 MyRangePS1 およびファイル グループ test5fg が現在のデータベースに存在することを前提としています。

ALTER PARTITION SCHEME MyRangePS1  
NEXT USED test5fg;  

ファイル グループ test5fg には、ALTER PARTITION FUNCTION ステートメントの結果として作成された、パーティション テーブルまたはインデックスの追加パーティションが受け入れられます。

次のステップ

テーブルのパーティション分割と関連する概念の詳細については、次の記事を参照してください。