SET NOCOUNT (Transact-SQL)
適用対象:SQL Server
Azure SQL Database
Azure SQL Managed Instance
Azure Synapse Analytics
Microsoft Fabric のウェアハウス
Transact-SQL ステートメントまたはストアド プロシージャで処理された行数を示すメッセージが結果セットの一部として返されないようにします。
構文
SET NOCOUNT { ON | OFF }
Note
SQL Server 2014 以前の Transact-SQL 構文を確認するには、以前のバージョンのドキュメントを参照してください。
解説
SET NOCOUNT が ON の場合、カウントは返されません。 SET NOCOUNT が OFF の場合、行数が返されます。
SET NOCOUNT が ON の場合でも、@@ROWCOUNT 関数は更新されます。
SET NOCOUNT ON を指定すると、ストアド プロシージャ内の各ステートメントに対する DONEINPROC メッセージは、クライアントに送信されなくなります。 このため、実際に返すデータが少量のステートメントで構成されるストアド プロシージャ、または Transact-SQL ループを含むプロシージャの場合、ネットワーク通信量が大きく減少するので、SET NOCOUNT を ON に設定するとパフォーマンスが大きく向上します。
SET NOCOUNT で指定される設定は、解析時ではなく実行時に有効になります。
この設定の現在の設定を表示するには、次のクエリを実行します。
DECLARE @NOCOUNT VARCHAR(3) = 'OFF';
IF ( (512 & @@OPTIONS) = 512 ) SET @NOCOUNT = 'ON';
SELECT @NOCOUNT AS NOCOUNT;
アクセス許可
ロール public のメンバーシップが必要です。
例
次の例では、影響を受けた行数に関するメッセージを表示しないようにします。 次の例では、"(影響を受けた 5 行)" は最初の SELECT ステートメントからのみクライアントに返されます。
USE AdventureWorks2012;
GO
SET NOCOUNT OFF;
GO
-- Display the count message.
SELECT TOP(5) LastName
FROM Person.Person
WHERE LastName LIKE 'A%';
GO
-- SET NOCOUNT to ON to no longer display the count message.
SET NOCOUNT ON;
GO
SELECT TOP(5) LastName
FROM Person.Person
WHERE LastName LIKE 'A%';
GO
-- Reset SET NOCOUNT to OFF
SET NOCOUNT OFF;
GO