さまざまなデータ ソースの概要
前のユニットでは、Power Apps からデータ ソースを直接参照することについて学習しました。 データ ソースの 2 つのタイプは、表形式とアクション ベースです。 復習のため、それらを次に示します。
表形式のデータ - 表形式のデータ ソースにより、構造化された表形式でデータが返されます。 Power Apps は、ギャラリー、フォーム、およびその他のコントロールを通じてこれらのテーブルを直接読み取って表示することができます。 さらに、データ ソースでサポートされている場合は、Power Apps でこれらのデータ ソースからデータを作成、編集、および削除できます。 例としては、Microsoft Dataverse、SharePoint、および SQL Server が挙げられます。
表形式のデータは、テーブル データ型を返す、緑色で強調表示されたテキストを検索することで認識できます。 表形式のデータに関数は含まれません。
アクション ベースのデータ - アクション ベースのデータ ソースとは、関数を使用してデータ ソースを操作するデータ ソースのことです。 これらの関数は、データのテーブルを返したり、メールの送信、アクセス許可の更新、またはカレンダー イベントの作成など、データを更新したりするために使用できます。 例としては、Office 365 ユーザー、Project Online、Azure Blob Storage が挙げられます。
アクション ベースのデータを認識するには、レコード、テーブル、または値を返す関数を検索します。 多くの場合、これはコントロールの OnSelect プロパティにありますが、常にそうとは限りません。
これらのデータ ソース タイプはどちらも、アプリにデータとより多くの機能を取り込むために一般的に使用されています。 また、Power Apps との特殊な接続方法として、Power Automate への接続があります。
Power Automate - 基幹業務ユーザーが、アプリケーションやサービスにおいて時間のかかる業務タスクやプロセスを自動化するワークフローを構築できる、実用的かつシンプルなクラウドベースのサービスです。 Power Automate は Office 365 の一部であるため、Power Apps のライセンスを持っている場合は、Power Automate のライセンスも持っていることになります。つまり、その機能を統合すると、追加コストなしで Office 365 アプリを拡張できます。
Power Automate を使用すると、その組み込みアクションを使用してアプリの機能を強化することができます。 たとえば、複雑な承認の構築、ビジネス ロジックの追加、外部データ ソースとのより良い統合、PDF の作成などが行えます。 Power Automate の詳細および Power Apps との統合方法については、このモジュールで後ほど学習します。
次のユニットでは、Office 365 ユーザー コネクタをアプリに追加して、情報を取得および更新するアクション ベースのコネクタについて学習します。