カスタム コネクタを使用する

完了

カスタム コネクタは、Power Apps、Power Automate および Azure Logic Apps で使用できます。 カスタム コネクタを選択した後は、組み込みコネクタを使用するのと同じ方法で使用できます。 Power Apps や Power Automate でカスタム コネクタを使用するには、アプリとフローを構築しているのと同じ環境でコネクタを構成または展開する必要があります。 使用するコネクタがカスタム コネクタであることが明確な場合、カスタム コネクタからトリガーやアクションを追加するには、カスタム タブを選択するのが最も簡単な方法です。このタブには、環境内のカスタム コネクタのみが表示されるためです。 環境から、組み込みコネクタと同じようにトリガーとアクションを選択できます。

カスタム コネクタのみが表示される [カスタム] タブの選択を示しているスクリーンショット。

ユーザーが検索機能を使って簡単に見つけられるように、カスタム コネクタのアクションとトリガーには必ず概要を設定してください。

アプリやフローで初めてカスタム コネクタを使用する場合、コネクタの認証タイプによっては、アプリ キーまたは資格情報の入力が求められます。 このアクションにより、同じ環境で再度コネクタを使用する場合に再利用できるコネクタへの接続が確立されます。

他の環境でカスタム コネクタを使用する場合、必ず各環境にカスタム コネクタを展開または構成してください。 このシナリオの一般的な例では、プロジェクトの環境には開発、テスト、および実稼働用のセットがあります。

次のオプションから選択し、カスタム コネクタを各環境に展開できます。

  • ダウンロードとインポート - カスタム コネクタの一覧からダウンロード アイコンを選択し、Open API 定義をダウンロードできます。 ダウンロードしたこの Open API 定義ファイルを使用して別の環境にインポートし、カスタム コネクタを作成できます。Open API からインポートした場合、この定義を最初に作成した方法と同様です。 このオプションを使用する場合でも、カスタム コネクタを完全に作成するには、ターゲット環境でいくつかの構成を指定する必要があります。 ほとんどの場合、このオプションは、ソリューションを使用できない場合に選択します。

  • ソリューション - 前の演習で作成したコネクタなど、ソリューションのコンテキストで作成されたカスタム コネクタは、再利用できるようにエクスポートして別の環境にインポートできます。 ソリューションをインポートした後、コネクタに追加の構成は必要ありません。 このオプションを使用するには、ソース環境とターゲット環境で Microsoft Dataverse が使用できる必要があります。 このオプションは、配置でビルド自動化ツールを使用する機能を含む、最も堅牢なアプリケーション ライフサイクル管理 (ALM) 機能を提供します。

  • コマンド ライン - Microsoft Power Platform コネクタのコマンド ライン インターフェイス (CLI) を使用することで、カスタム コネクタ定義をダウンロードおよびインポートすることもできます。 詳しくは、Microsoft Power Platform コネクタ CLI をご覧ください。 ソリューションを使用しない場合に、手動ダウンロードおよびインポート プロセスを自動化するには、このオプションを使用します。 このオプションは、コネクタを証明書用に準備し、オープンソースとして共有する場合にも使用できます。 ソリューションを使用するカスタム コネクタの場合は、Power Platform CLI を使用して同様の操作を実行することもできます。Microsoft Power Platform CLI をご覧ください。

Azure Logic Apps のアプリに同じカスタム コネクタを使用するには、Azure サブスクリプションでそのコネクタをもう一度作成する必要があります。 このタスクは、ダウンロードするか、前述のコマンド ライン インターフェイスの方法を使用して実行できます。 Azure Logic Apps カスタム接続の作成プロセス中、ダウンロードした OpenAPI ファイルをインポートするように求めるメッセージが表示されます。 カスタム コネクタを構成したら、Power Apps や Power Automate で使用する場合と同じように Azure Logic Apps で使用できます。