複数バージョンの Visual Studio をインストールする

Visual Studio は、以前または以降のメジャー バージョンの Visual Studio が既にインストールされているコンピューターにもインストールできます。

複数のバージョンを並行してインストールする前に、次の条件を確認してください。

  • Visual Studio 2017 で作成されたソリューションを Visual Studio 2019 を使用して開く場合、Visual Studio 2019 に固有の機能が実装されていない限り、後で以前のバージョンのソリューションを開き、再度変更することができます。

  • Visual Studio 2017 以前のバージョンで作成されたソリューションを Visual Studio 2019 を使用して開こうとする場合、ご利用のプロジェクトとファイルを Visual Studio 2019 に対応するように変更することが必要な場合があります。 詳細については、Visual Studio プロジェクトの移植、移行、およびアップグレードに関するページを参照してください。

複数のバージョンを並行してインストールする前に、次の条件を確認してください。

  • Visual Studio 2017 または Visual Studio 2019 で作成されたソリューションを Visual Studio 2022 を使用して開く場合、Visual Studio 2022 に固有の機能が実装されていない限り、後で以前のバージョンのソリューションを開き、再度変更することができます。

  • Visual Studio 2019 以前のバージョンで作成されたソリューションを Visual Studio 2022 を使用して開こうとする場合、ご利用のプロジェクトとファイルを Visual Studio 2022 に対応するように変更することが必要な場合があります。 詳細については、Visual Studio プロジェクトの移植、移行、およびアップグレードに関するページを参照してください。

  • 複数のバージョンの Visual Studio がコンピューターにインストールされている場合、そのうちの 1 つのバージョンをアンインストールすると、すべてのバージョンの Visual Studio のファイルの関連付けが削除されます。

  • すべての拡張機能に互換性があるわけではないので、Visual Studio は拡張機能を自動的にアップグレードしません。 Visual Studio Marketplace またはソフトウェア発行者から入手した拡張機能を再インストールする必要があります。

メジャー バージョンが同じでエディションが異なる Visual Studio を side-by-side でインストールする

Visual Studio の各インストールは、メジャー バージョン、エディション、更新チャネルの組み合わせが一意である必要があります。 そのため、たとえば (コンピューターにディスク領域が十分にある場合)、Visual Studio 2019 Enterprise Preview (プレビュー チャネル) と Visual Studio 2019 Enterprise (リリース チャネル) と Visual Studio 2017 Professional (リリース チャネル) と Visual Studio 2017 Professional (カスタム レイアウト チャネル) を一緒にインストールできます。

Visual Studio をあるマイナー バージョンから次のバージョンにアップグレードする場合、既定では、Visual Studio インストーラーによって、現在のインストールがそのチャネルの最新のバージョンに更新されます。 たとえば、バージョン 16.11.24 が Microsoft によって Visual Studio 2019 リリース チャネルにリリースされた直後の場合、インストーラーは、リリース チャネルからの Visual Studio 2019 の現在のインストールを、同じチャネルのこの最新バージョンに置き換えようとします。

手動のインストール

別のブートストラップを手動で使って Visual Studio の新しいインスタンスをインストールすることも、Visual Studio インストーラーの [使用可能] タブからいずれかのオプションを選ぶこともできます。

  1. 別のブートストラップを使うには、Visual Studio の既存のインストールと side-by-side でインストールしたいエディションの Visual Studio 2019 ブートストラップ ファイルの 1 つを、Visual Studio 2019 リリース ページからダウンロードして実行できます。 組織にいる場合は、IT 管理者がレイアウトを作成し、そのレイアウト内のブートストラップへのリンクを提供している可能性があります。

Visual Studio の各インストールは、メジャー バージョン、エディション、更新チャネルの組み合わせが一意である必要があります。 そのため、たとえば (コンピューターにディスク領域が十分にある場合)、Visual Studio 2022 Enterprise Preview (プレビュー チャネル) と Visual Studio 2022 Enterprise (リリース チャネル) と Visual Studio 2019 Professional (リリース チャネル) と Visual Studio 2019 Professional (カスタム レイアウト チャネル) を一緒にインストールできます。

Visual Studio をあるマイナー バージョンから次のバージョンにアップグレードする場合、既定では、Visual Studio インストーラーによって、現在のインストールがそのチャネルの最新のバージョンに更新されます。 たとえば、バージョン 17.3.9 が Microsoft によって Visual Studio 2022 リリース チャネルにリリースされた直後の場合、インストーラーは、リリース チャネルからの Visual Studio 2022 の現在のインストールを、同じチャネルのこの最新バージョンに置き換えようとします。

手動のインストール

別のブートストラップを手動で使って Visual Studio の新しいインスタンスをインストールすることも、Visual Studio インストーラーの [使用可能] タブからいずれかのオプションを選ぶこともできます。

  1. 別のブートストラップを使うには、Visual Studio の既存のバージョンと side-by-side でインストールしたいマナー バージョンの Visual Studio 2022 ブートストラップ ファイルの 1 つを、Visual Studio のダウンロード ページまたは Visual Studio 2022 リリース ページからダウンロードして実行できます。
  1. インストーラーの [使用可能] タブを使う場合は、もちろん、他のバージョンの Visual Studio が既にインストールされていることが想定されます。 最初に、お使いのコンピューターで Visual Studio インストーラーを見つけて起動します。 それ自体の更新後、[使用可能] タブをクリックし、提供されている製品のいずれかをインストールします。

    Screenshot showing the Visual Studio Installer's Available tab.

その後、手順に従って、インストールに必要なコンポーネントを選びます。 詳細については、「Visual Studio のインストール」を参照してください。

ヒント

IT 管理者は、Visual Studio インストーラーの [使用可能] タブの表示を抑制したり、[使用可能] タブで利用できるレイアウト オファリングをカスタマイズしたりしたい場合は、クライアントのレジストリとポリシーを構成できます。 詳しくは、「Visual Studio のエンタープライズ展開にポリシーを構成する」をご覧ください。

プログラムによるインストール

ブートストラップまたはインストーラーをプログラムで使って、Visual Studio の新しいインストールを始めることもできます。 管理者としてコマンド プロンプトを開き、次のいずれかのコマンドを実行します。 忘れずに、インストール場所の新しいフォルダー パスを指定し、.exe ファイルの名前を、インストールする Visual Studio のエディションの適切なブートストラップの名前に置き換えてください。

ブートストラップを使ってインストールするには:

vs_Enterprise.exe --installPath "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\<AddNewPath>"

クライアント コンピューターに既に存在するインストーラーを使ってインストールするには:

"C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\Installer\setup.exe" --installPath "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio\<AddNewPath>"

インストーラが存在するのと同じディレクトリからは、プログラムでインストーラを開始できないことにご注意ください。

.NET Framework のバージョンと複数バージョンのインストール

Visual Basic、Visual C#、および Visual F# のプロジェクトでは、プロジェクト デザイナー[ターゲット フレームワーク] オプションを使って、使用する .NET Framework のバージョンを指定します。 C++ プロジェクトでは、.vcxproj ファイルを変更すると、ターゲット フレームワークを手動で変更できます。 詳細については、「.NET Framework のバージョンの互換性」ページを参照してください。

プロジェクトを作成するときは、プロジェクトが対象とする .NET Framework のバージョンを [新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスの [.NET Framework] の一覧で指定できます。

言語固有の情報については、次の表の適切なトピックを参照してください。

言語 トピック
Visual Basic [アプリケーション] ページ (プロジェクト デザイナー)
Visual C# [アプリケーション] ページ (プロジェクト デザイナー) (C#)
Visual F# Visual Studio で Visual F# を使用して開発する
C++ 方法: ターゲット フレームワークおよびプラットフォームのツールセットを変更する

サポートまたはトラブルシューティング

ときには、問題が発生してしまうことがあります。 Visual Studio のインストールが失敗した場合は、「Visual Studio のインストールとアップグレードの問題のトラブルシューティング」に記載されているステップ バイ ステップ ガイドをご覧ください。

他のいくつかのサポート オプションを次に示します。