MSBuild 応答ファイル

応答 (.rsp) ファイルは、MSBuild.exeコマンド ライン スイッチを含むテキスト ファイルです。 各スイッチを個別の行に記述することも、すべてのスイッチを 1 つの行に記述することもできます。 コメント行は # 記号で始まります。 @ スイッチは、MSBuild.exe に別の応答ファイルを渡すために使用されます。

MSBuild.rsp

自動応答ファイルは、プロジェクトのビルド時に自動的に使用MSBuild.exe特殊.rspなファイルです。 このファイル MSBuild.rsp は、MSBuild.exeと同じディレクトリに存在する必要があります。それ以外の場合は見つかりません。 このファイルを編集して、既定のコマンド ライン スイッチを MSBuild.exe に指定できます。 たとえば、プロジェクトをビルドするたびに同じロガーを使用する場合、-logger スイッチを MSBuild.rsp追加、プロジェクトがビルドされるたびにロガーを使用MSBuild.exe

Directory.Build.rsp

バージョン 15.6 以降では、MSBuild はプロジェクトの親ディレクトリで Directory.Build.rsp という名前のファイルを検索します。 このファイルは、コマンドライン ビルド中に既定の引数を提供するために、ソース コード リポジトリで役立ちます。 ホスト型ビルドのコマンド ライン引数を指定する場合にも使用できます。

Directory.Build.rsp ファイルの構文%MSBuildThisFileDirectory%使用して、Directory.Build.rsp ファイルを含むディレクトリを参照できます。 この構文では、環境変数ではないにもかかわらずMSBuildThisFileDirectory、Environment.ExpandEnvironmentVariables などのすべてのオペレーティング システムでパーセント 記号が必要です。

応答ファイルの無効化

MSBuild の特定の呼び出しで既定の応答ファイル MSBuild.rspDirectory.Build.rsp の自動処理を無効にするには、コマンド ライン オプション -noAutoResponse を使用します。 コマンド ラインで @-syntax を使用して明示的に参照されるすべての応答ファイルは引き続き処理されます。 詳細については、「MSBuild コマンド ライン リファレンス」をご覧ください。

関連項目