NPI_CLIENT_CLEANUP_BINDING_CONTEXT_FN コールバック関数 (netioddk.h)

クライアント モジュールの ClientCleanupBindingContext コールバック関数は、クライアント モジュールとプロバイダー モジュールが互いにデタッチされた後に、クライアント モジュールのバインド コンテキストの必要なクリーンアップと割り当て解除を実行します。

構文

NPI_CLIENT_CLEANUP_BINDING_CONTEXT_FN NpiClientCleanupBindingContextFn;

void NpiClientCleanupBindingContextFn(
  [in] PVOID ClientBindingContext
)
{...}

パラメーター

[in] ClientBindingContext

クライアント モジュールと、デタッチ元のプロバイダー モジュールとの間のバインドに対するクライアント モジュールのコンテキストへのポインター。 クライアント モジュールは、 NmrClientAttachProvider 関数を呼び出してプロバイダー モジュールにアタッチするときに、このポインターを NMR に渡します。

戻り値

なし

解説

クライアント モジュールとプロバイダー モジュールが互いにデタッチされた後、NMR はクライアント モジュールの ClientCleanupBindingContext コールバック関数を呼び出します。

クライアント モジュールの ClientCleanupBindingContext コールバック関数は、クライアント モジュールのバインド コンテキスト構造に含まれるデータの必要なクリーンアップを実行する必要があります。 クライアント モジュールが構造体のメモリを動的に割り当てた場合は、バインド コンテキスト構造体のメモリを解放する必要があります。

クライアント モジュールがバインド コンテキストにメモリを動的に割り当てず、そのバインド コンテキストの他のクリーンアップが必要ない場合、クライアント モジュールは ClientCleanupBindingContext コールバック関数を実装する必要はありません。 クライアント モジュールが ClientCleanupBindingContext コールバック関数を実装していない場合は、 の ClientCleanupBindingContext メンバーを設定する 必要があります。 構造体NPI_CLIENT_CHARACTERISTICSNmrRegisterClient 関数を呼び出して自体を NMR に登録するときに NULL に設定されます。

NMR は、任意の IRQL <= DISPATCH_LEVELでクライアント モジュールの ClientCleanupBindingContext コールバック関数を呼び出します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista 以降のバージョンの Windows オペレーティング システムで使用できます。
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー netioddk.h (Wsk.h を含む)
IRQL <= DISPATCH_LEVEL

こちらもご覧ください

ClientAttachProvider

ClientDetachProvider

NPI_CLIENT_CHARACTERISTICS

NmrClientAttachProvider

ProviderDetachClient