IOleInPlaceUIWindow::GetBorder メソッド (oleidl.h)

オブジェクトがアクティブになっているときに、ツール バーとコントロールの外側の四角形を取得します。

構文

HRESULT GetBorder(
  [out] LPRECT lprectBorder
);

パラメーター

[out] lprectBorder

外側の四角形が返される RECT 構造体へのポインター。 構造体の座標は、 インターフェイスによって表されるウィンドウに対して相対的です。

戻り値

このメソッドは、成功したS_OKを返します。 その他の可能な戻り値は次のとおりです。

リターン コード 説明
INPLACE_E_NOTOOLSPACE
オブジェクトは、このウィンドウ オブジェクトにツール バーをインストールできません。
E_OUTOFMEMORY
この操作で使用できるメモリが不足しています。
E_UNEXPECTED
予期しないエラーが発生しました。

注釈

呼び出し元へのメモ

IOleInPlaceUIWindow::GetBorder 関数は、ドキュメント またはフレーム ウィンドウ オブジェクトで呼び出されると、オブジェクトがツール バーや同様のコントロールを配置できる外側の四角形 (ウィンドウに対する相対位置) を返します。

オブジェクトがこれらのツールをインストールする場合は、 IOleInPlaceUIWindow::RequestBorderSpace を使用してこの四角形内のツールの領域をネゴシエートし、 IOleInPlaceUIWindow::SetBorderSpace を呼び出してこの領域を割り当てる必要があります。

メモIOleInPlaceUIWindow::GetBorder の実行中は、PeekMessage 関数や GetMessage 関数、またはダイアログ ボックスを呼び出さないでください。 これを行うと、システムがデッドロックする可能性があります。 GetBorder 内から OLE インターフェイスのメソッドと関数を呼び出すことができる場合は、さらに制限があります。
 

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー oleidl.h

こちらもご覧ください

IOleInPlaceUIWindow

IOleInPlaceUIWindow::RequestBorderSpace

IOleInPlaceUIWindow::SetBorderSpace