DFS_STORAGE_INFO 構造体 (lmdfs.h)

DFS 名前空間内の DFS ルートまたはリンク ターゲット、または DFS クライアントによって管理されるキャッシュからの DFS ルートまたはリンク ターゲットに関する情報が含まれます。 DFS 名前空間内の DFS ルートまたはリンク ターゲットに関する情報は、 NetDfsGetInfo 関数を呼び出すことによって取得されます。 DFS クライアントによって管理されるキャッシュからの DFS ルートまたはリンク ターゲットに関する情報は、 NetDfsGetClientInfo 関数を呼び出すことによって取得されます。

構文

typedef struct _DFS_STORAGE_INFO {
  ULONG  State;
  LPWSTR ServerName;
  LPWSTR ShareName;
} DFS_STORAGE_INFO, *PDFS_STORAGE_INFO, *LPDFS_STORAGE_INFO;

メンバー

State

ターゲットの状態。

NetDfsGetInfo 関数を呼び出した結果としてこの構造体が返される場合、このメンバーには次のいずれかの値を指定できます。

DFS_STORAGE_STATE_OFFLINE (0x00000001)

DFS ルートまたはリンク ターゲットがオフラインです。

DFS_STORAGE_STATE_ONLINE (0x00000002)

DFS ルートまたはリンク ターゲットがオンラインです。

NetDfsGetClientInfo 関数を呼び出した結果としてこの構造体が返されると、DFS_STORAGE_STATE_ONLINE (0x00000002) 状態が既定で設定されます。 ターゲットが DFS クライアント キャッシュ内のアクティブなターゲットである場合、次の値は OR 演算子を介して論理的に既定値と組み合わされます。

DFS_STORAGE_STATE_ACTIVE (0x00000004)

DFS ルートまたはリンク ターゲットがアクティブなターゲットです。

ServerName

DFS ルート ターゲットまたはリンク ターゲット サーバー名を指定する null で終わる Unicode 文字列へのポインター。

ShareName

DFS ルート ターゲットまたはリンク ターゲット共有名を指定する null で終わる Unicode 文字列へのポインター。

解説

DFS_INFO_3構造体とDFS_INFO_4構造体には、DFS ターゲットごとに 1 つ、1 つ以上のDFS_STORAGE_INFO構造体が含まれています。 アクティブなターゲットとしてマークできるターゲットは 1 つだけです。 ターゲットがアクティブとしてマークされない可能性があります。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows Vista
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008
Header lmdfs.h (LmDfs.h、Lm.h を含む)

関連項目

DFS_INFO_3

分散ファイル システム (DFS) 関数

NetDfsEnum

NetDfsGetInfo

ネットワーク管理の概要

ネットワーク管理構造