PFNPEER_SECURE_RECORD コールバック関数 (p2p.h)

PFNPEER_SECURE_RECORD コールバックは、ピア グラフ インフラストラクチャがセキュリティで保護されたレコードを呼び出す関数を指定します。

構文

PFNPEER_SECURE_RECORD PfnpeerSecureRecord;

HRESULT PfnpeerSecureRecord(
  [in]  HGRAPH hGraph,
  [in]  PVOID pvContext,
  [in]  PPEER_RECORD pRecord,
  [in]  PEER_RECORD_CHANGE_TYPE changeType,
  [out] PPEER_DATA *ppSecurityData
)
{...}

パラメーター

[in] hGraph

指定したレコードに関連付けられているピア グラフを指定します。

[in] pvContext

セキュリティ コンテキストへのポインター。 このパラメーターは、PEER_SECURITY_INTERFACE構造体の pvContext メンバーを指します。

[in] pRecord

セキュリティで保護するレコードへのポインター。

[in] changeType

検証を実行する必要がある理由を指定します。 PEER_RECORD_CHANGE_TYPE 有効な値を列挙します。

[out] ppSecurityData

このレコードのセキュリティ データを指定します。 このデータは、データがコピーされてレコードに追加された後、PEER_SECURITY_INTERFACEpfnFreeSecurityData メンバーで指定されたメソッドを呼び出すことによって解放されます。

戻り値

このコールバックが成功した場合、戻り値はS_OK。

注釈

このコールバックは、 アプリケーションが PeerGraphAddRecord や PeerGraphUpdateRecord などのレコードを変更するメソッドを呼び出すたびに呼び出 されます。 このコールバック
では、小さなデジタル署名など、このレコードに固有のデータを作成し、 ppSecurityData パラメーターを使用して返す必要があります。 このデータは securityData メンバーのレコードに追加され、PEER_SECURITY_INTERFACEpfnValidateRecord メンバーによって指定されたメソッドによって検証されます。

メモ このプロセスは、ローカル コンピューターと、ピアがレコードを受信したときにグラフに接続されているピアで行われます。
 
changeType パラメーターで指定された操作が許可されていない場合、コールバックは、S_OKではなく、PEER_E_NOT_AUTHORIZEDなどのエラー コードを返す必要があります。

このコールバックは、 PeerGraphUpdateRecord などのレコードを含む Peer Graphing API 関数から呼び出すことができます。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント WINDOWS XP と SP2 [デスクトップ アプリのみ]、Windows XP SP1 と Advanced Networking Pack forWindows XP
サポートされている最小のサーバー サポートなし
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー p2p.h

こちらもご覧ください

PEER_DATA

PEER_RECORD

PEER_RECORD_CHANGE_TYPE

PEER_SECURITY_INTERFACE