ISpatialAudioObject インターフェイス (spatialaudioclient.h)

ユーザーに対して相対的な 3D 空間内の位置からレンダリングされるオーディオ データを提供するオブジェクトを表します。 空間オーディオ オブジェクトは静的または動的にすることができます。これは、ISpatialAudioObjectRenderStream::ActivateSpatialAudioObject メソッドの type パラメーターで指定します。 動的オーディオ オブジェクトは、空間内の任意の位置に配置でき、時間の経過と同時に移動できます。 静的オーディオ オブジェクトは、 AudioObjectType 列挙で定義されている 1 つ以上のチャネルに割り当てられ、それぞれが物理スピーカーまたは仮想化されたスピーカーである可能性がある固定スピーカーの場所に関連付けられます。

このインターフェイスは、Microsoft のオーディオ プラットフォームである Windows Sonic の一部であり、Xbox と Windows の統合された空間サウンドを含む、よりイマーシブなオーディオを実現します。

継承

ISpatialAudioObject インターフェイスは、ISpatialAudioObjectBase から継承されます。 ISpatialAudioObject には、次の種類のメンバーもあります。

メソッド

ISpatialAudioObject インターフェイスには、これらのメソッドがあります。

 
ISpatialAudioObject::SetPosition

ISpatialAudioObject オーディオ データのレンダリング元となるリスナーを基準にして、3D 空間の位置を設定します。
ISpatialAudioObject::SetVolume

ISpatialAudioObject によって提供されるオーディオ データがオーディオ レンダリング エンジンに送信される前に適用されるオーディオ振幅乗数を設定します。

注釈

メモ このインターフェイスによって提供されるメソッドの多くは、継承された ISpatialAudioObjectBase インターフェイスに実装されます。
 

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 10、バージョン 1703 [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2016 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー spatialaudioclient.h

こちらもご覧ください

ISpatialAudioObjectBase