Windows ストアアプリの開発に向けて、俺流MSDNドキュメントの読み方(その1)
多くのパートナー企業の方、開発者やデザイナーの方から Windows ストアアプリ開発についてお問い合わせを受けます。
MSDN に多くのドキュメントが公開されていますので、私が Windows ストアアプリ開発について学んだ時どのようにドキュメントを読んだかMSDNのドキュメントの読み方をまとめてみたいと思います。
では、その1 です。
Windows ストアアプリ開発についてのドキュメント類は、このページが開発者向けとしてよくまとまっています。
https://msdn.microsoft.com/ja-JP/library/windows/apps/
が、ページ数は少ないわけではないので、読みながら頭の中に情報整理の棚ができるように効率よく見たいところ。
私が技術文書を読むときのクセは、「技術概要」「インストール方法」「(もしあれば)ロゴ・認定ガイド」「事前準備と開発環境」を見てから、技術詳細を見ています。
この理由は
「技術概要」 :どんな特徴があるのかをざっくり把握したい
「インストール方法」 :利用者がアプリを使える状態にするのは、インストール作業
「ロゴ・認定ガイド」 :アプリに要求される前提が書いていることが多い。機能名が単語レベルで散在することが少なくないため、技術詳細を追う前に頭を慣らすことができる
「事前準備と開発環境」 :前提OSやSDK、使用するSDK等を確認し、環境構築できるようにする
といったところです。
「技術概要」
ページをよく見ると左ペインに「Windows ストアアプリの概要」とドンピシャのタイトルがあります。これを開いて、概要をおさえます。
と同時に、製品情報のページである https://www.microsoft.com/japan/windows もチェックします。MSDN はアプリを作る開発者向けに技術文書(コンテンツ)が制作されているので、製品情報や特徴を理解するため製品情報のページを見ます。
「インストール方法」
概要を見ると、Windows ストアでアプリが配布したり販売したりすることができると記述されているので、Windows ストア概要やWindowsストアアプリ配布、販売などのコンテンツを探します。 “アプリの販売 (Windows)” https://msdn.microsoft.com/ja-JP/library/windows/apps/br230836 が近そうなので、早速開いてみます。
Windows ストアへ出店するためには、「開発者アカウント登録」と「アプリの提出」があって、「アプリの提出」にはアプリの準備やテスト、提出に関わる作業があることが読み取れます。
開発者アカウント登録に関しては、
・用意する情報 https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/apps/jj193592.aspx
・登録に関わる費用 https://msdn.microsoft.com/library/windows/apps/hh694064
の2つが特に意識する点。
利用者は Windows ストアのアプリのページを開いてインストールするので、アプリのページに書いている利用者が見る情報について、どんな内容か確認します。
"アプリの提出用チェック リスト (Windows)" https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/apps/hh694062.aspx が、開発者がWindows ストアにアプリ提出時に入力するものであり、と同時にアプリのページに表示される情報としてユーザーに公開されるものであることが、確認できました。
ということで、その1は、ここまで。