データパーティション (AX2012R2)
AX2012R2の重要な新機能に「データパーティション」が有ります。
(概要)
複数の会社を、パーティションで区切ることで、1AXインスタンスで複数のビジネスを管理することが可能になります。
<今までの構成>
<AX2012R2の構成>
詳細には、テーブルにpartitionフィールドが追加になり、格納先パーティションのRecIdが格納されます。
データを「会社単位」「パーティション単位」「全会社、パーティションに共有」に保存するかは、テーブルの以下のプロパティで制御できます。
SystemTable
SaveDataPerCompany
SaveDataPerPartition
(作成方法)
システム管理>設定>パーティションをクリック
[追加]をクリックして、パーティションキー、名前を入力。
Microsoft Dynamics AX Configuration Utilityを起動して Partitionに作成したパーティション名を入力して、保存。
AXクライアントを起動すると、「パーティション初期化チェックリスト」が表示されます。
チェックリストを完了すると、パーティションが使用可能となります。
(Tips)
Inititalはデフォルトのパーティションです。
パーティション作成時に、DAT会社が作成されます。全てのパーティションにDATは存在します。
同じ名前の会社を複数のパーティションで作成可能です。
(関連サイト)
Data partitioning architecture [AX 2012]
https://technet.microsoft.com/en-us/library/jj728665.aspx
Plan for data partitioning [AX 2012]
https://technet.microsoft.com/en-us/library/jj728668.aspx
Data Partitions with Dynamics Ax 2012 R2
https://kamalblogs.wordpress.com/2012/10/24/data-partitions-with-dynamics-ax-2012-r2/