Microsoft Dynamics 365 新機能 : 業務プロセス フロー のプロセス名と アクティブ ステージ名の取得について
(2017/5/11 業務プロセス フロー主エンティティについて参考情報を追記)
みなさん、こんにちは。
Dynamics 365 用 2016 年 12 月の更新プログラム (オンラインおよび設置型) の新機能から
業務プロセスの統合と機能拡張がされました。それに伴い、業務プロセス フロー のプロセス名と
アクティブ ステージ名の取得方法についていくつかお問合せを頂いたので、ご紹介いたします。
プロセスの統合と拡張された機能については、以下の blog を参照ください。
Microsoft Dynamics 365 新機能 : プロセスの統合と機能拡張 その 1 Microsoft Dynamics 365 新機能 : プロセスの統合と機能拡張 その 2 Microsoft Dynamics 365 新機能 : プロセスの統合と機能拡張 その 3
Dynamics 365 へのバージョンアップにて、複数の業務プロセスフローを同時に実行できるよう
機能拡張が行われたことにより、プロセス名やアクティブ ステージ名は、各業務プロセス フロー エンティティにて、
システム内部で管理することになりました。
このことにより、例えばワークフローの設定において、プロセス名とアクティブ ステージ名を
業務プロセス フロー エンティティ(ワークフローの主エンティティ)から取得できるようになりました。
業務プロセス フロー エンティティについて以下に案内いたします。
業務プロセス フロー エンティティとは 作成した業務プロセス フローが、エンティティとして登録されます。
業務プロセス フロー名がエンティティ名となります。
例えば、ワークフローでプロセス名とアクティブ ステージ名を分岐条件で指定する場合、以下のように指定します。
1. 業務プロセス フロー エンティティを主エンティティとします。
2. ワークフローのステップの中にて、業務プロセス フロー エンティティ(ワークフローの主エンティティ)から、
「プロセス」と「アクティブ ステージ」を指定します。
[業務プロセス フロー主エンティティについて参考情報]
業務プロセス フローを有効にしたエンティティ (例えば、営業案件 等) には
プロセス ID や ステージ ID 等の業務プロセス フローにて利用する項目が追加されます。
Microsoft Dynamics CRM 2016 Service Pack 1 (Online 2016 Update 1) 以前のバージョンでは、
アクティブ ステージ等を保持するため、内部的にそれらの項目を用いておりました。
December 2016 Update for Dynamics 365 (Microsoft Dynamics 365) では、
業務プロセス フローをアクティブ化した際に作成される、
その業務プロセス フローの名前を冠すエンティティの「プロセス」と「アクティブ ステージ」項目を
アクティブ ステージ等の管理にシステムでは利用するようになり、
例えば、営業案件 等のプロセス フローの主エンティティ上のプロセス ID や ステージ ID 等のフィールドは
動作保証できかねるものとなりました。
また、そのこともあり、プロセス フローの主エンティティ上のこれらのカラムは将来的に廃止を予定しております。
※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。
– Dynamics 365 サポート 吉原 希美