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パフォーマンスモニターにて LogicalDisk 及び PhysicalDisk のカウンターが表示されなくなる事象が発生した場合の対応について

いつも弊社製品をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
Windows プラットフォーム サポートの石田です。

パフォーマンスモニターにて LogicalDisk 及び PhysicalDisk のカウンターが表示されなくなる事象が発生した場合の対応についてご案内させていただきます。

[事象]
以下の Windows Server にてパフォーマンスモニターのLogicalDisk 及び PhysicalDisk のカウンターが表示されなくなる事象が発生することがございます。

- Windows Server 2008 Service Pack 2
- Windows Server 2008 R2 Service Pack 1
- Windows Server 2012
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2016

[発生条件]
弊社にて把握できている発生条件は以下となります。

- Windows Server 2008 R2 にて更新プログラム 4041681 以降のバージョンが適用されている環境でパフォーマンスカウンターの情報を取得している。
- Remote Registry サービスは svchost.exe を複数のサービスと共有して起動している。
※ Remote Registry サービスは既定で svchost.exe を複数のサービスと共有可能な設定となっております。

[原因]
パフォーマンスカウンターの情報は Remote Registry サービスを介してパフォーマンスモニターへ返されております。パフォーマンスカウンターの情報を提供する Remote Registry サービスの内部処理のハンドリングに不具合があり LogicalDisk 及び PhysicalDisk のカウンターの情報を返す処理が呼び出されなくなるため本事象が発生いたします。

本不具合につきましては、現時点では、”対象OS”のいずれにおきましても修正モジュールは作成されておりません。

[対応策]
Remote Registry サービスを svchost.exe に単独で動作させることによって解消することができます。

// Remote Registry サービスの分離
コマンドプロンプトを管理者モードで起動し以下のコマンドを実行します。

> sc config remoteregistry type= own
※ type と = の間にはスペースは入りません。

Remote Registry サービスが起動している場合は、以下のコマンドで終了させます。

> sc stop remoteregistry

Remote Registry サービスは必要に応じて起動するため停止状態で問題ございません。

本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。