Windows 10 Version 1703 以降で発生する印刷時の現象について

こんにちは、Windows プラットフォーム サポートの栗山です。

今回は、Windows 10 Version 1703 以降で発生する印刷時の現象について、ご紹介いたします。
端末の入れ替えなどでこれから Windows 10 を導入される方や、同じような現象でお悩みの方は、ご参照いただけますと幸いです。

[現象例]
C++ MFC で作成したプログラムで、Windows 10 のアップデート後に、固定ピッチフォントを使用しているのにも関わらず、特定のフォントサイズで半角文字と全角文字で印刷位置がずれる現象が発生する。
Windows 10 Version 1511 では現象が発生しなかったが、Version 1703 以降では現象が発生する。

[デザインの変更点と回避策]
Windows 10 Version 1703 以降では、固定ピッチフォントを保持するレジストリ情報の "Jpn98FixPitch" キーがサポートされておらず、使用できなくなりました。
しかしながら、多数のお客様よりご要望をいただき、下記以降の更新プログラムを適用いただくことで、再度 "Jpn98FixPitch" キーの設定が有効となります。

そのため、まずはご利用の端末において、以下の更新プログラムが適用されているかをご確認くださいますようお願い申し上げます。

<適用していただく更新プログラム>
Title : 2017 年 12 月 13 日 KB4054517 (OS ビルド 16299.125)
適用対象: Windows 10 Version 1709
URL : https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4054517/windows-10-update-kb4054517

Title : 2018 年 1 月 18 日 KB4057144 (OS ビルド 15063.877)
適用対象: Windows 10 Version 1703
URL : https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4057144/windows-10-update-kb4057144

Windows Platform 担当 : 栗山