ZIP 内の EXE ファイルをダブルクリックすると、”展開先ファイルを作成できませんでした。” と言うエラーが表示されます。
みなさんこんにちは。
Windows プラットフォーム サポートの丸山です。
※ 2018/07/11 追記: 本問題の修正を含む、更新プログラムが公開されました。
2018 年 3 月以降のセキュリティ更新プログラムを適用した Windows 環境で、ZIP ファイルをエクスプローラーで開き、exe をクリックするとエラーが表示されるようになったという問題が報告されております。
本事象は、現在弊社にて調査中の事象ではございますが、回避策が確認されておりますので、ご紹介させていただきます。類似の事象が発生しました場合には、ご参考ください。
■ 発生する事象の概要
ZIP 内の EXE ファイルをダブルクリックすると、”展開先ファイルを作成できませんでした。” と言うエラーが表示されます。
■ 事象が発生する OS のバージョンについて
本事象は、2018 年 3 月以降のセキュリティ更新プログラムが適用された、以下の環境にて発生することが確認されております。
Windows 7
Windows 8.1
Windows 10 (すべてのバージョン)
Windows Server 2008
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2012
Windows Server 2012 R2
Windows Server 2016
■ 事象が発生する条件について
以下の 2 つの条件をどちらも満たす ZIP ファイルにて、事象が発生することがわかっています。
(1) EXE ファイル名が SETUP.EXE または INSTALL.EXE であること
(2) ZIP の中にサブディレクトリが存在すること
■ 回避策について ※2018/07/11 追記
米国時間の 2018/07/10 に、本問題の修正内容を含む、更新プログラムが公開されました。
以下の OS に関しましては、Windows Update の適用、または 2018/07/10 以降に公開されたロールアップ更新プログラムの適用により、問題を回避することが出来ます。
Windows 7
Windows 8.1
Windows 10 (すべてのバージョン)
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2012
Windows Server 2012 R2
Windows Server 2016
※ Windows Server 2008 では、本問題の修正予定はございません。
■ その他の回避策について
回避策の適用が難しい場合には、お手数ですが、一度 ZIP ファイルを展開いただき、展開後の EXE ファイルをダブルクリックしてください。
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丸山 健一 (マルヤマ ケンイチ)
Windows プラットフォームサポート担当
日本マイクロソフト株式会社