.NET Technology Guidance リリース
これまで、.NET 開発をされてきた方、これから .NET 開発を始めたい方など、様々な開発者の方がいらっしゃると思います。そのような中で、「.NET 技術が多種多様になってきていて、どの技術をどのように組み合わせてアプリケーションを開発すればよいのかよくわからない」といったご意見をよく頂きます。どのようなアーキテクチャのアプリケーションでも .NET Framework と Visual Studio をベースに構築できるようになっている良い面がある一方で、それらの組み合わせの点で若干複雑になってしまっている面もあるのは確かです。
何とかしないと・・・と思いつつ、いろいろと思いを巡らせていましたが、マイクロソフト本社側でも同じような課題を認識し、今回は「.NET Technology Guidance」なる新しいドキュメントがリリースされてきました。
.NET Technology Guidance
https://www.microsoft.com/net/nettechnologyguidance
ダウンロード (PDF)
ドキュメントの 2. Purpose of this guide の冒頭では、このガイダンスのポジショニングとして次のように書かれています(意訳)。
マイクロソフト開発プラットフォームにおけるアプリケーションやプロジェクトで使用する技術の選択を必要とする意思決定者やソフトウェアアーキテクト、開発リーダー、及び開発者の方々向けのガイドで、みなさんのアプリケーションやビジネスドメインで.NET カスタムアプリケーション開発や正しいマイクロソフト開発技術とアプローチを効果的に選択する手助けとなるでしょう。
また、ドキュメントの冒頭で、アプリケーションのデザインパターンとして大きく Established Patterns と Emerging Patterns に分けて分類しているところも、面白いところです。Emerging Patterns は、つまりは Devices & Services という現在のマイクロソフトの方向性がうかがえる部分でもあります。
社内でベータ版としてこのドキュメントが出てきたときから、今回の正式リリースを心待ちにしていました。私もまだ全てを読んだわけではありませんが、非常に良いドキュメントだと思いますので、ぜひご一読いただけると幸いです。
(このようなドキュメントが出てきて、次にご意見を頂くのが、日本語翻訳版は?というところなのですが・・・はい、、、可能な限り頑張ります・・・)