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GroupBoard トップページで メールを見る

こんにちは、GroupBoard 開発チームです。
またもスポーツネタで申し訳ないですが、今週はアメリカで戦う日本野球チームに一喜一憂しておりました。「一憂」というかだいぶ憂いていたんですが、なんとか辛くも準決勝に進めたようですね。別の面では、今回の野球は平日の昼間に放送しているためか、サラリーマンの私たちよりいつもは野球とはまったく関係ないような家庭の主婦のほうが情報に詳しかったりして、スポーツの影響は面白いところで出るものだなぁ、と感心しておりました。

さて、今回は予告どおりのOutlook Web Access を Webパーツで表示する、の巻です。

Outlook Web Access (以下OWA) とは、Exchangeサーバーへのアクセスを Outlookクライアントではなくブラウザ上から行うものです。Exchangeサーバーには馴染みのない方でも、Small Business Server 2003では既定でセットアップされますので、ご利用できる環境をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

Outlook Web Accessについてはこちらのページが詳しいです。
https://www.microsoft.com/japan/exchange/evaluation/tour/informationworker/owa.mspx

通常はこのスクリーンショットのように、ブラウザでアクセスしてみるものですが、これをGroupBoard の トップページに Webパーツとして表示すれば、複数のブラウザを立ち上げなくても済みますし、ますます GroupBoard を情報集積の場所として活用することができると思います。

今回は OWAを表示するために Webページを表示する Webパーツとして「ページビューア Web パーツ」を使用します。これは Windows SharePoint Servicesに入っているので、別途ダウンロードする必要はありません。

1) 画面右上の 「共有ページの変更」をクリックし、そのサブメニューから 「Webパーツの追加」 - 「参照」をクリックします。
2) 「参照するギャラリーを選択してください」のリストから、「チーム Web サイトギャラリー」をクリックします。

3) 「Webパーツの一覧」から、「ページビューア Web パーツ」をクリックし、ドラッグしたままトップページ上に貼り付けます。
4) 目的の場所においたら、右側のWebパーツペインを [X] マークをクリックして閉じます。
5) Webパーツ内部に設定のためのリンクがあるので、クリックします。
6) 「リンク」の欄にOWAのURLを記入します。通常はExchangeがインストールされているサーバーの https://<SERVER>/Exchange のアドレスになります。

そのままだとWebパーツの表示サイズが OWAの画面に合っていないので、表示サイズを変更しましょう。

1) Webパーツの設定ペインで「外観」をクリックします。
2) 「高さ」をピクセル単位で指定します。とりあえず200ピクセル程度で様子を見ましょう。
3) 設定ペインのOKをクリックしてペインを閉じます。

成功すれば、Webパーツ内にOWAのログイン画面が表示されます。
ログインしてみると、Webパーツの中でOWAの画面が(小さいですが)表示されていることがわかります。

ヒント: Webパーツ領域を追加する。
既定のトップページではWebパーツを追加できるのは左右に分かれていて、左65%右35%程度の割合で分割されています。OWAのように全画面で表示することを前提にしているページでは「ページビューア Web パーツ」では窮屈なので、広々としたWebパーツ領域を作成しましょう。 (この作業ではFrontPage2003を使用します)

1) GroupBoardのトップページを FrontPage2003で開きます。
2) FrontPageのメニューから [データ] - [Webパーツ領域の挿入]をクリックします。
3) 新規Webパーツ領域が作成されます。既存のWebパーツ領域の上部か下部に移動すれば、横幅いっぱいにひとつのWebパーツで使えるようになります。
4) 今作成したWebパーツにOWAが表示されているWebパーツをドラッグして移動します。

ページビューア Web パーツを活用する
設定の画面でお気づきになったと思いますが、このWebパーツは他のサイトのWebページを表示するだけでなく、共有されているファイルやフォルダもWebパーツ内で表示することができます。ちなみにファイルやフォルダへのアクセス (表示) はログインしたユーザーの権限を使用しますので、共有サーバーなどで自分がアクセスできるファイルであればWebパーツ内でも表示できるはずです。
共有ファイルサーバーのフォルダを表示すると以下のような感じになります。

Webパーツ内部でも右クリックメニューで「新規作成」などが使えますし、なによりファイルをドラッグアンドドロップで追加できますので操作もラクです。
これでドンドンとトップページが便利になってきますね。

お詫びと訂正
1月27日の記事「Office文書を開くときパスワード要求されるのはなぜ?」にて、ドキュメントライブラリにてOffice文書を開く場合にパスワードが要求されるのは Windows 認証になっていないから、という内容を記載しましたが、正しくは 「同じドメイン内にサーバーとクライアントが存在するときに」という前提条件が記載されておりませんでした。大変失礼をいたしました。ワークグループに属するクライアントマシンからドメイン内にある GroupBoard サイトを開く場合にユーザー認証が求められますが、このときに使った認証情報はOffice文書を開く際には渡されずに文書を開く Officeのアプリケーションで再度認証を要求します。これはブラウザとOfficeでの動作の仕様となりますので、ドメイン外に存在するクライアントマシンからドキュメントライブラリを利用する際にはご注意くださいませ。なお、当該の記事には訂正文を記載させていただきます。

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