W3C Web パフォーマンス ワークショップ

W3C Web パフォーマンス ワーキング グループでは、次回の憲章期間で対処すべき新しい使用例やパフォーマンス上の問題を常に収集しています。この目的を実現する趣旨のもと、同ワーキング グループでは 2012 年 11 月 8 日、カリフォルニア州マウンテンビューで公開ワークショップ (英語) を開催する予定です。このワークショップでは、パフォーマンス関連のエキスパートや Web 開発者を招いてアイデアを聞き、現在の課題についてディスカッションしていただく予定です。このワークショップでは、参加表明 (Statement of Interest) を提出していただき、それに基づき議論を進めます。この参加表明は 10 月 29 日までにメーリング リスト (英語) に投稿していただく必要があります。

高速な HTML5 Web アプリケーションは、Web をブラウズするコンシューマーと、革新的な新しいエクスペリエンスを構築する開発者の両方にメリットがあります。W3C が Web パフォーマンス ワーキング グループ (英語) の設立を発表したのはわずか 2 年前、その憲章が掲げた 2 つの目標は、Web アプリケーションのパフォーマンス特性に対する簡単な測定と分析を実現することと、CPU と電力両方の利用効率に優れたアプリケーションを記述するための、相互運用可能な手法を策定することでした。

設立から 2 年、Google、Mozilla、Facebook を始めとするさまざまな業界とコミュニティの大手組織が参加する W3C Web パフォーマンス ワーキング グループが策定し標準化した、Navigation Timing (英語)、Resource Timing (英語)、User Timing (英語)、Performance Timeline (英語)、Page Visibility (英語)、Timing control for script-based animations (英語)、High Resolution Time (英語)、Efficient Script Yielding (英語) の 8 種類のインターフェイスは、現在 HTML5 対応ブラウザーの多くに広く採用されています。Internet Explorer、Firefox、Chrome がサポートするこれらの API は、新しいアイデアがいかに短期間で相互運用可能な標準に成長し、開発者に活用されているかを雄弁に物語っています。

ワーキング グループへのフィードバックをご希望で本ワークショップに参加できない方は、この調査 (英語) を通してフィードバックを提供していただけます。期限は 11 月 2 日です。皆様のご意見をお待ちしております。

よろしくお願いいたします。
— Internet Explorer プログラム マネージャー、Jatinder Mann