クラウドなクライアント管理 “Windows Intune (2011 年 7 月 ベータ版)” がリリースされました
今回は次期 Windows Intune のベータ版となる Windows Intune (2011 年 7 月 ベータ版) についてお伝えします。
<次期Windows Intuneの新機能>
Windows Intune の核となるアーキテクチャは保ったまま、追加要望の多かった機能とユーザーエクスペリエンスの向上に焦点を当てた拡張となります。
以下は代表的な機能です。
- ソフトウェアの配布
- クラウドからWindows Intune で管理されたクライアント端末に対して、マイクロソフト製や3rd Party 製のソフトウェア(.EXE、.MSI、または .MSP ファイル形式)を展開できます。ソフトウェア配布においては、Windows Azure™ クラウド ストレージを使用し、2GB まで無償で利用可能です。それ以上の容量が必要な場合は追加で購入することも可能です。
- Windows Intune クライアントのオフライン展開
- Windows Intune クライアント ソフトウェアのインストール時、コンピューターがオンラインでなくても、Windows Intune をプレインストールすることが可能です。Windows Intune では、この新機能を使用して、インターネット接続をチェックするタイミングがスケジュールされ、正常に接続できるときに登録プロセスが完了されます。(クライアント ソフトウェアは最初のインターネット接続時にインストールが完了します。)
- マスターイメージ (ひな形OS) にエージェントをプレインストールしておくことでクライアント ソフトウェアの配布作業を緩和することができます。
- リモート タスクの実行
- フルマルウェアスキャン、クイックマルウェアスキャン、定義ファイルの更新、再起動といったタスクを管理者がリモートから実行できます。
- 読み取り専用アクセス権の管理者
- 管理コンソールへのアクセス権を細分化し、情報の閲覧のみで良いユーザーに対して読み取り専用の管理者を設定できます。
- ユーザーエクスペリエンスの向上
- 管理 Web コンソール上で右クリックすることにより操作の一覧が表示可能となり操作性が向上しています。また、ハードウェアインベントリ情報のレポートや抽出することができます。
- さらに、レポート機能の強化や対応する言語が追加されています。
(図) 新しい管理インターフェースと管理されているソフトウェアの一覧
<次期 Windows Intune についてもう少し知りたい方はコチラのドキュメントをご参照ください。 Windows Intune (2011 年 7 月 ベータ版) 関連情報>
- Windows Intune (2011 年 7 月 ベータ版) の概要 (PDF ファイル、1.55 MB)
- Windows Intune (2011 年 7 月 ベータ版) の FAQ (PDF ファイル、971 KB)
- Windows Intune によるソフトウェア展開のベストプラクティス (英語)
- Windows Intune (2011 年 7 月 ベータ版) 概要ビデオ (英語)
- Windows Intune (2011 年 7 月 ベータ版) ヘルプ (英語)
<まずは無償の評価版をお試しください!>
7/13より、Windows Live ID をお持ちの方はすぐにご評価いただくことが可能です。この評価版では30日間、PC 10台を管理することが可能です。
Windows Intune (2011 年 7 月 ベータ版) 評価手順
① 以下の Windows Intune TechCenter よりサインアップ ページにアクセスしてください。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/ff472080.aspx
② Live ID でログイン後、ウィザードに沿って情報を登録して下さい。
「サブスクリプション識別子」には半角英数字とハイフンのみ使用可能です。Microsoft Online Services Customer Portal (MOCP) でアカウントの管理時に表示されるものであり、任意で設定いただけます。
登録が完了すると MCOP 画面に遷移し、登録したLive ID 宛にメールが送信されます。
③ https://beta.manage.microsoft.com にアクセスし、管理を開始して下さい。
④ 管理コンソールよりクライアント ソフトウェアをダウンロードし、テスト用端末に展開してください。
<ベータ版の目的は!?>
Windows Intune を初めてご利用の場合は、最大 25 台のコンピューターを管理できる現行バージョンの 30 日間無償トライアル (2011 年 4 月 製品版) をご活用ください。
30 日間の試用を経て購入される場合は、トライアルから有料のサブスクリプションに簡単に移行できます。
現行バージョンの Windows Intune v1 に関する情報はこちらをご参照ください。
http://blogs.technet.com/b/infrajp/archive/2011/04/27/quot-windows-intune-quot.aspx
新機能を確認する目的で Windows Intune のご評価を検討されている場合は、ぜひこのプレリリース ベータ版をお試しください。
※ (ご注意ください) Windows Intune ベータ版のデータや構成は、商用リリースには引き継がれません。ベータ版ソフトウェアをアンインストールし、更新されたクライアントエージェントをインストールして、ベータ版で設定していた基本設定やポリシーを作成し直す必要があります。