Share via


タッチキーボードのキーボード モードについて

こんにちは、Platform SDK (Windows SDK) サポートチームです。
今回は、Windows 8 以降のタッチキーボード (Tabtip.exe) のキーボード モードについてご案内します。

タッチキーボードの右下に配置されているキーボードのマークのアイコン (下図 1 の赤丸部分) をクリックまたはタップすると、現在利用可能なキーボード モードを選択して変更することができます。
(以下図は Windows 10 Creators Update のタッチキーボードを例としています)

(図 1)

 

標準のキーボード (図 1) の他にも、手描きパネル (図 4) やタブレット等のモバイル端末でも利用しやすいキーボード (図 2, 3) が用意されています。
ユーザーは用途に応じたキーボード モードを選択してタッチキーボードを利用することができます。

(図 2)

(図 3)

(図 4)

 

なお WPF アプリケーション (※注 1)、ストア アプリケーション (※注 2) および UWP アプリケーション (※注 3) では、編集可能なコントロールの InputScope 値を変更することによって、タッチキーボードの「キーボード レイアウト」を変更することが可能です。
しかしながら、タッチキーボードの「キーボード モード」は、基本的にユーザー操作によってのみ変更されることを想定しています。
このため、プログラムからタッチキーボードのキーボード モードを変更することはサポートされておらず、専用の API やクラス、レジストリ値等も提供されておりません。
タッチキーボードのモードは、ユーザー操作によって変更してご利用ください。

 

注記

※注 1 : WPF アプリケーションの場合の InputScope
FrameworkElement.InputScope プロパティ
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/vstudio/system.windows.frameworkelement.inputscope.aspx

※注 2 : ストア アプリの場合の InputScope
InputScope Class
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/apps/windows.ui.xaml.input.inputscope.aspx

※注 3 : UWP アプリの場合の InputScope
InputScope Class
/en-us/uwp/api/windows.ui.xaml.input.inputscope

 

参考情報

タッチキーボードの「キーボード レイアウト」については、下記 URL の「Windows と Windows Phone のタッチ キーボード インデックス」で画像とともに紹介されています。
本稿とあわせて是非ご参照ください。

入力スコープを使用してタッチ キーボードを変更する
/ja-jp/windows/uwp/input-and-devices/use-input-scope-to-change-the-touch-keyboard