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Windows 10 でタスクバー ボタンのアイコン画像が黒塗りで描画される

こんにちは、Platform SDK (Windows SDK) サポートチームです。
今回は、Windows 10 のタスクバー ボタンのアイコン画像が、■のように黒塗りで描画される現象についてご案内します。

 

現象

全体が透明なイメージをアイコン画像として利用するアプリケーションを Windows 10 で実行すると、タスクバー ボタンのアイコン画像が、■のように黒塗りで描画される現象が発生します。
なお、この現象は Windows 7 ~ Windows 8.1 では発生しません。

※ これより以下のイメージでは、例として MFC のデフォルト アイコンを使用しています。

・不透明色を含むイメージをアイコン画像として利用した場合

不透明色を含むイメージをアイコン画像として利用した場合
 

・全体が透明で、不透明色を含まないイメージをアイコン画像として利用した場合

全体が透明で、不透明色を含まないイメージをアイコン画像として利用した場合

 

原因

Windows 10 で、タスクバー ボタンの描画を行っている SHELL (Explorer) モジュールの内部処理が変更されたために、発生していると考えられます。
マイクロソフトでは、この現象について現在も調査中です。
詳細については、わかり次第この資料に掲載する予定です。

 

回避策

アイコン画像として使用するイメージの一部に不透明色を使用することにより、本現象を回避することが可能です。

以下は、右下に 1 ピクセル分だけ不透明色で塗りつぶしを行ったイメージを、アイコン画像として利用した場合の例です。
黄色い円で囲われている部分のように一部不透明色を使用することによって、全体が透明なイメージのアイコン画像に近い外観にすることができます。


 

※ 拡大画像
※ 拡大画像