[今月の技術トピック] 忙しいだけの、かっこ悪いエンジニアを卒業しよう! ~Microsoft Azure から学ぶ Infrastructure as Code~

~Microsoft Azure から学ぶ Infrastructure as Code~

「いやー、仮想マシンを何台も作って、システムの設定も 1 台 1 台しないといけないんだよね。ほんと忙しくて大変だよ。」

 愚痴ですか? それとも無知ですか?
雲の上では今、何が起きているのかご存知ですか?

自分がやりたい作業を定義ファイルに記述し、それを Microsoft Azure に送り込めば 「あら不思議!?」しばらくするとシステムが出来上がっているではありませんか!
しかも、作業ミスがありません!

 Infrastructure as Code (インフラストラクチャー・アズ・コード) です!

時代は変わりましたね~なんて言っている場合ではありません。ファイルの中身を見て、そこに書いてあることを自動で処理するのは IT が得意とするところのはずです。Infrastructure as Code は、IT を IT らしく使っているだけとも言えます。便利な IT を目の前に、人が一生懸命作業をする必要はないのです。

さて、この Infrastructure as Code に必要な定義ファイルですが、一から作る必要はありません。Microsoft Azure を使う方のために、すでに数百のサンプルが GitHub に用意されています。

この画面のリストから自分がやりたい作業を選択すると、事前に定義された情報を確認することもでき、画面上に用意された「Deploy to Azure」ボタンによって、数十台のシステム環境であっても、ストレージやネットワーク構成を含め "自動で" 作ることができます。さらに、イメージしにくい定義ファイルを図でわかりやすく表現するためのチャレンジとして、「Deploy to Azure」の横には「Visualize」ボタンが用意されています。

これから先、パブリックなクラウドでなくても Infrastructure as Code は当たり前となるでしょう。マイクロソフトは、お客様の社内システムでも容易に Infrastructure as Code が実現できるよう、準備を進めています。さて、どこから勉強すればよいか? 言われた通りにコードで定義をするだけのエンジニアにならないためにはどうしたらよいのか? そう思ってくれるのなら、自動化を実現するプラットフォームを含めて学んでおくとよいでしょう。

以下のビデオは、Azure リソース マネージャーという新しい Microsoft Azure の管理基盤とそこで Infrastructure as Code を実現するまでの流れを解説しています。

azure-quickstart-templates


※ ビデオの中では Visual Studio をコード生成ツールとして利用していますが、必須ではありません。
 便利なオーサリング ツールの 1 つとしてご理解ください。

さあ、自社内でも自動化が当たり前になるその時に備え、まずは Microsoft Azure での Infrastructure as Code を自分のものにしておいてください!

日本マイクロソフト株式会社
エバンジェリスト
高添 修 <Blog