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こんにちは、Visual Studio サポート チームです。
今回は、Azure DevTest Labs および Azure VM の自動シャットダウン機能 (*1) を設定した時刻と、実際にシャットダウンが行われる実行タイミングの関係について、ご案内します。
設定内容によっては、意図したタイミングでシャットダウンできないケースがありますので、本稿が参考になりましたら幸いです。
(*1) Azure DevTest Labs は、アプリケーションのテスト環境となる VM を Azure 上に構築・管理し、アプリケーションのデプロイプロセスにテスト環境のプロビジョニングを組み込んで、テスト環境の構築に要するコストを削減するためのサービスです。Azure VM の自動シャットダウン機能も、DevTest Labs から提供されています。
Azure DevTest Labs とは
/ja-jp/azure/lab-services/devtest-lab-overview
現象
DevTest Labs または Azure VM で、自動シャットダウンの設定したにも関わらず、設定当日に対象 VM の自動シャットダウンが実行されない場合があります。
原因
本現象は、自動シャットダウン機能の想定された動作に依存して発生している可能性があります。
DevTest Labs および Azure VM の自動シャットダウン機能では、設定を行った時点から所定の時間間隔をあけて実行される必要があり、この間隔が短いと当日のシャットダウンは行われず、翌日の当該時刻にシャットダウンが実行される動作となります。
この所定の時間間隔の目安は、通知機能 (Email または Webhook) の設定に応じて以下とおりとなっています。
通知機能を有効にしている場合 : 31 分間
通知機能を無効にしている場合 : 1 分間
以下に、具体的な設定と、想定される結果の例を示します。
例 1) 2018 年 6 月 18 日 13:00 に、通知機能付きで自動シャットダウンの実行時刻を 13:15 に設定した場合
設定時点 (13:00) から自動シャットダウンの実行時刻 (13:15) までに 31 分以上の時間間隔があけられていないため、翌日の 6 月 19 日 13:15 から毎日自動シャットダウンが実行されます。
例 2) 2018 年 6 月 18 日 13:00 に、通知機能付きで自動シャットダウンの実行時間を 13:35 に設定した場合
設定時点 (13:00) から自動シャットダウンの実行時間 (13:35) までに 31 分以上の時間間隔があけられているため、設定当日の 6 月 18 日 13:35 から毎日自動シャットダウンが実行されます。
なお、Azure VM や DevTest Labs の自動シャットダウンと通知は以下の画面から設定してご利用いただけます。
・ 対象の Azure VM -> 自動シャットダウン
・ 対象の DevTest Labs -> 構成とポリシー -> 自動シャットダウン
対処方法
自動シャットダウンを設定した当日から、通知機能付きで自動シャットダウンを動作させたい場合は、設定時点から、余裕をもって 35 分以上の時間をおいて、シャットダウン時刻を指定してください。
通知機能を利用されない場合は、余裕をもって 5 分以上の時間をおいてシャットダウンが行われるよう設定してください。
なお、35 分以上時間をあけているにも関わらず、自動シャットダウンが正常に動作しなかった場合は、Azure 内のネットワーク等の一時的な問題などに起因している可能性が考えられますので、翌日など、タイミングを改めてご確認ください。