Note
Access to this page requires authorization. You can try signing in or changing directories.
Access to this page requires authorization. You can try changing directories.
以下の記事の続きです。
DPM System Recovery Tool を使用したディザスタリカバリ その1 - セットアップ
DPM System Recovery Tool を使用したディザスタリカバリ その2 - バックアップとスケジューリング
ここまでで、System Recovery Tools を使用したリモートコンピュータのバックアップが完了しました。ここからは、いよいよリカバリを行っていきます。
リカバリを行う前に準備が必要です。それは、ブート用 CDROM の作成です。ベアメタルリカバリを行う場合、当然ハードディスクには何も入っていないわけですから、そのままではブートすることができません。そこで、ブート用の CDROM を作成し、それを使用して起動します。
DPM SRT を使用したリカバリの流れは以下のとおりです。保護対象となるサーバーでは、リカバリ用 CDROM を使用してSRTからの接続を待ちます。一方、SRT側ではRecovery Center を使用して回復ポイント(ロールバックポイント)を選択し、保護サーバーに接続します。両者のコネクションが確立されると、復元が開始されます。
それでは、リカバリ用CDROMの作成を行いましょう。
SRT をインストールした Windows Server 2003 側で Recovery Center を起動し、Recovery Center コンソールの右側のメニューにある 「 Create Boot Client 」 をクリックします。
Boot Client Wizard が起動するので、[Next] をクリックします。
ブート用CDROMに組み込むためのファイルの準備を始めるには[Next] をクリックします。
必要なファイルの解凍が行われます。これは数分で完了します。
ハードディスク用のデバイスドライバを追加する必要があれば [Add Device] をクリックして情報ファイル(txtsetup.oem)を読み込ませます。
追加のドライバでネットワークカードを認識させる必要がある場合には、[Add Device] をクリックして inf ファイルを読み込ませます。
他に何か追加しておきたいファイルがある場合には、[Browse] をクリックします。すると、Explorerが起動して、以下に表示されているパスが開きます。
%UserProfile%\Temp\dpmsrt_3028
このパスの配下に必要なファイルを追加し、完了したら [Next] をクリックします。
作成する iso イメージの保存先とファイル名を指定します。既定のパスは以下のとおりです。
%UserProfile%\デスクトップ\SRTBootClient.iso
[Next] をクリックすると iso イメージの作成がはじまります。
以下の画面が表示されたら作成は完了です。
作成された iso イメージ(SRTBootClient.iso)は、そのままCDに焼きつけてブータブルCD を作成してください。ブータブルCDの作成方法についてはここではふれませんが、インターネット上には多くのツールが公開されていますので苦労することはないでしょう。もちろん、仮想環境であれば、作成した iso イメージをそのまま使用して起動することができます。
次回は、今回作成した iso イメージを使用して復元を行ってみます。
Comments
- Anonymous
January 01, 2003
以下の続きです。 DPM System Recovery Tool を使用したディザスタリカバリ その1 - セットアップ DPM System Recovery Tool を使用したディザスタリカバリ