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MDT を使い始めよう!

みなさん、こんにちは!

私は日本マイクロソフトのハムディ サミールと申します。サミールと呼んでください!

日本マイクロソフトでは、テクニカルプリセールスとしてSurface 製品を担当しています。Surface って言いますと、もちろん Windows 10 ですね!そして Windows と言いますと、Windows の管理や展開が私の得意の分野となります。ちなみに、私の履歴は LinkedIn サイトからご参照いただけます。

本ブログでは MDT (Microsoft Deployment Toolkit) に関する技術情報や TIPS などを共有していきたいと思います。そしてみなさんに MDT を使っていただいて、より早い Windows 10 の展開を経験していただければ、幸いです!

MDT ってなに?

「MDT ってなに?」 という方がいるだろうので、簡単に MDT を説明します。

MDT は Microsoft Deployment Toolkit というマイクロソフトが無償で提供している強力な OS 展開自動化ツールです。MDT は、サーバー OS だけでなく、クライアント OS にもインストールできます。

  • サーバーOS:
    • Windows Server 2008 R2
    • Windows Server 2012
    • Windows Server 2012 R2
  • クライアント OS:
    • Windows 7
    • Windows 8.1
    • Windows 10

日本ではそんなに有名ではないんですが、外国ではものすごく実績があるツールです!

なぜそんなに外国で人気あるのに、日本ではそうではないでしょうか? 理由は2つ考えられます。

  1. MDT は英語のみのツールです。大変恐縮ですが、日本語には訳されていません。ただし、難しい英語は一切ないので、初心者でも理解できます。そして、こちらのブログでも支援できるかと思います。
  2. マイクロソフトが提供しているもう1つの OS 展開及び管理製品(SCCM)があります。Windows 10 の展開と管理を同じツールでしたい方はこちらの製品を選択していると思います。ただし、SCCM は有料な製品です。

MDT のダウンロードはこちらからです。

なぜ MDT?

Windows 10 を検討している方に、展開を容易にする無償ツールがあると知ってもらいたい。既に SCCM や他社製品を利用して、Windows 10 を展開している方は必要ないと思っているかもしれないですが、実は MDT は SCCM と連携しますし、他社製品に関しては、Windows 10 の Waas (Windows as a Service) に対応していない可能性もある。

MDT を利用することで、Windows 10 (パッチ+ドライバー+アプリを含めて)を手作業なしで20分以下で展開ができます。そして、ネットワークから又は USB メディアから展開できます。それを実現するために MDT を無償で提供されています。

そして本ブログでは、日本語で提供されていない情報や TIPS を共有していきたいと思います。

これからもよろしくお願いします!

サミール

追記: MDT による Windows 10 展開手順の詳細資料が無償で提供されています。

資料名:Surface Devices 展開および管理ガイド