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Top Gun Project 「未来のクリエーター育成キャンプ」第6回「フィジカルコンピューティング」(8/10)

みなさん、こんにちわ。日本マイクロソフトのエバンジェリストの渡辺です。

 

台風接近中の日曜日午後、Top Gun Project の第6回目が開催されました。今回は、「フィジカルコンピューティング」について学びました。講師は、日本マイクロソフトで、組み込み系やIoTと言えば、この人、エバンジェリスト太田寛が担当しました。

Windows と言うと、どうしても PCのイメージが大きいですが、組み込み機器の分野でも確固とした実績を残しています。学生の皆さんには、馴染みの薄い Windows Embedded の紹介から講義はスタートしました。デジタルサイネージ、POS端末、ATM、カーナビ、様々な業務専用端末などで、実は、Windows が稼働しています。駅やお店など、我々の生活の身近な場所で、実は、Windows を搭載した機器がたくさん稼働しているのです。さらに、現在では、それらの組み込み機器がインターネット(クラウド)と接続することによって、モノのインターネット(IoT)として、新たな価値を提供するシステム(ソリューション)として注目が集まっています。Windows の組み込みプラットフォームの中でも、さらに小型の組み込み機器やセンサーデバイス向けには .NET Micro Framework が提供されています。様々なハードウエアやOSに移植可能で、少ないメモリ量で動作します。そして、何よりも、PCの開発環境と同じ、 Visual Studio を利用して、C# や VB で開発可能です。さらに、.NET Micro Framework を、より簡単にスタート可能とする、 .NET Gadgeteer が提供されています。太田さんの講義では、これらのセンサーデバイスを利用したデモも行われました。末端のセンサー端末がインターネット(クラウド)と連携することにより、様々な可能性を持つことを実感できたのではないでしょうか?

講義の後は、グループに分かれてのワークショップ(演習)です。各グループに、.NET Gadgeteer 準拠のボード(ハードウエア)を提供して、Visual Studio による組み込み開発を体験してもらいました。プログラムで、現実の世界のハードウエアをコントロールするというのは、参加学生の皆さんにとって、やはり興味深い内容だったようです。ボード上のLEDランプを点滅させるという簡単な内容なのですが、どのチームも真剣に取り組んでいたのが印象的でした。