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こんにちは、マイクロソフトの前島です。
今月1日より、"Windows 10 on 認定クラウド" が正式に許諾されるようになりました。これまでも当ブログにて関連情報をお伝えしてきましたが、多くのお問い合わせをいただいていますので改めて現状をまとめてご案内します。
■ まとめると…
2017年8月付のマイクロソフト製品条項改定により、一定の条件を満たす場合に Microsoft Azure および 認定を受けたマルチテナント ホスティング パートナー (QMTH, 詳細は後述) で Windows 10 の稼働が認められるようになりました。
これまでは Azure 等マルチテナント型ホスティング環境で "Windows デスクトップ オペレーティング システム" を利用することが認められていませんでした。詳細は過去記事(Windows 10 on Azure の現状について as of 2017.04)を参照ください。
■ マイクロソフト製品条項の改定
本改訂は、マイクロソフト製品条項(PT)で明記されています。具体的には、8月1日付のPT (p.45) にて下記文言が追加されており、これが "Windows 10 on クラウド" 許諾の根拠となります。
3.5 Windows 10 マルチテナント ホスティング
Azure AD ベースのライセンス認証を使用する、Windows 10 Enterprise E3/E5 または VDA E3/E5 Per User SL をお持ちのお客様は、Windows 10 Creators Update 以降の Current Branch ソフトウェアを、Microsoft Azure 上で実行されている仮想マシン、または対象となるマルチテナント ホスティング パートナー (www.microsoft.com/Qualified_MultiTenant_Hoster_Program に規定) との共有サーバーにインストールすることができます。ライセンスを取得した各ユーザーは、本ソフトウェアの最大 4 つのインスタンスにアクセスすることができます。
Microsoft Azure 上でイメージを構成する場合、お客様は、そのマルチテナント ホスティングの使用が Windows 10 に対するものであることを示し、/en-us/windows/deployment/windows-10-enterprise-activation-subscription に掲示されるその他のソフトウェア構成要件に従う必要があります。これには、Azure Virtual Machines のコストは含まれません。パートナー ベースのデプロイ要件は、www.microsoft.com/Qualified_MultiTenant_Hoster_Program で確認できます。
なお製品条項は毎月更新されていますので、常に最新版をご確認ください。
<2017年10月31日追記>
製品条項に記載の "Azure AD ベースのライセンス認証" について、詳細を別記事として公開しました。合わせてご参照ください。
■ 何ができるようになったか?
製品条項に記載の情報がすべてですが、NG 例も交えながら、もう少しかみ砕いてみます。
- 対象ソフトウェア
- [OK] Windows 10 Creators Update 以降の Current Branch ソフトウェア
- [NG] Windows 7/8 などへのダウングレードや LTSB 版 Windows 10 の利用は不可
- 必要ライセンス
- [OK] Windows 10 Enterprise E3/E5 または VDA E3/E5 Per User SL
- [NG] Professional などの下位ライセンスや Per Device のライセンスは不可
- プラットフォーム
- [OK] Microsoft Azure および QMTH (Qualified MultiTenant Hoster Program) パートナーのマルチテナント環境
- [NG] QMTH パートナー以外のマルチテナント環境
最後のプラットフォーム部分ですが、ライセンス管理などを適切に実施いただける環境である必要があるため、QMTH という認定制度を取っています。(QMTHのリストに掲載されていないクラウドで動かすことは、引き続きライセンス上認められません)。
QMTH パートナーのリストはこちらになります。ただし今日(8/7)時点では最新化が追い付いていないようですので、もうしばらくお待ちください。なお Office 365 も同じような制度を採用しており、日本では IIJ 社および NTT コミュニケーションズ社が認定を受けています。
■ Windows 10 on Azure での考慮点
以上より、適切なライセンスをお持ちの場合は Windows 10 on Azure (BYOL) が許諾されています。ただし、まだ環境面での整備など追い付いていないところがありますのでご注意ください。
- Azure イメージギャラリー上に "[HUB] Windows 10 Enterprise Preview" というイメージが提供されており、こちらを利用することで簡単に Windows 10 仮想マシンを展開できます。ただし現時点では、 Azure EA 契約をお持ちのお客様以外はまだ展開できません。これは正式ライセンス改定前の暫定措置でしたので、いずれ解消されると思われます。
EA 以外の Azure サブスクリプション上で展開したい場合は、お手数ですが Windows 10 カスタムイメージ (VHD ファイル)をアップロードする形でご利用ください。 - 上記同様に、Windows 10 VDI を実現する XenDesktop Essentials も、現時点では Azure EA 環境でのみ展開できます。
- 前回投稿でご案内しましたが、CSP 版 Windows 10 ライセンスについては9月6日から有効になる予定です。
ライセンスに関してはケースに応じて解釈が難しい場合も出てくるかと思います。
ご不明な点や迷われる点がある場合は、(意図せずライセンス違反にならないためにも)マイクロソフトのライセンス窓口や担当営業、ライセンスパートナー様にご相談ください。

