Windows Azure Web サイトサービス

さてさて、あいかわらず blog をほったらかしにしてかなりの時間が開いてしまったのですが;、最近はというと、Azure いじったり TFS いじったりと、技術系のことをいろいろと調べていたりします。昨年一年間、開発系コンサルタントのマネージャをやっていたのですが、今年の 7 月に再び現場に復帰して、最新の技術をいろいろと研究中。テーマ的には Windows Azure、TFS(ALM)、Windows 8 あたりが大きかったりします。やっぱり技術は楽しい! と思いながらいろいろと調べているのですが、その中でもひときわシビれたテクノロジーが、今回エントリで取り上げようとしている “Windows Azure Web サイトサービス” だったりします。

ご存じの通り、Windows Azure は今年の 6 月に “Spring Update” と呼ばれる大規模 Update が行われ、IaaS 仮想マシンサービスを始めとする大型機能拡張が実施されました。この機能拡張の中では、とにかく IaaS 仮想マシンサービスと仮想ネットワーク機能がお客様の目を引いていて、確かにこれらの機能も非常によくできてはいるのですが、エンジニア目線で一番シビれたのはどちらかというと、こちらの Web サイトサービスの方でした。

この Web サイトサービスは、ほとんど Windows Azure の知識なしで、クラウド環境に ASP.NET のアプリケーションをアップロードして展開できるレンタルサーバサービスで、小規模な Web アプリケーションであればほとんどのものがこれでカバーできてしまうであろう、トンデモサービスだったりします。しかもマシン共有型サービスなので、他のレンタルサーバサービスに比べて圧倒的に安い、という特徴もあります。が、このサービスにあまり着目している人がいないせいか、まとまった情報があまりない様子。なので、今回軽くエントリで取り上げてみようと思った次第です。

目安としては、だいたい Web サーバ数台程度で動かせるような Web アプリを作っているような方々であれば、この Azure Web サイトサービスは一考の余地があります。何ができて何ができないのか、そうした制約事項などについても、本エントリでざくっとまとめてみたいと思います。

Part 1. Web サイトサービス概要
Part 2. Web サイトサービスの内部動作アーキテクチャ
Part 3. Web サイトサービスアプリケーション開発上の注意点

では、まったりエントリを書いていきたいと思います。^^