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PC、携帯電話、ブラウザーでの生産性を最大化する Office 2010 と Microsoft の取り組み

次バージョンの Office の発売開始に向けて、この製品の情報を少し紹介しておきます。新しいバージョンの Microsoft Office の開発では、基本的な取り組みとして、広範囲にわたる研究とプランニング、そして何よりも、ユーザーの皆様のご意見を伺い、ユーザーの皆様が生産性向上のためにソフトウェアに何を求めているかを理解することを重視してきました。このストイックとも言える取り組みの目標は、Microsoft 製品を日々使用している世界中の 5 億人以上の企業ユーザーまたは個人ユーザーのために、その重要度にふさわしい機能を備え、なおかつ実際的な方法で生産性の向上に役立つ製品を提供することです。

そのためには、ユーザーの皆様からのフィードバックを参考にさせていただきました。昨年 11 月の公開以降、Office 2010 ベータ版は 17 週間で 600 万件以上のダウンロードをいただきました。これは Office 史上、最も成功したベータ版と言えます。80% 以上のベータ版ユーザーが友人や知人にベータ版のダウンロードを勧め、Office 2010 ベータ版を利用した 10 人中 9 人が、現在所有している製品スイートよりも良くなったという感想を述べています。

もちろん、別の取り組み方をする人々もいることは認識しています。企業や利用者は基礎的な機能を提供する "ごく基本的な" ソフトウェアやサービスで満足するものだ、と考える人々もいます。しかし私たちが調査した限りでは、ユーザーの皆様は、平凡なものではなく質の高いものを作ることを望んでいます。作業の質は特に重視されています。ユーザーの皆様の望みは、チームで協力し合い、皆の知恵を集めて、思い描いたとおりのやり方で (細部を妥協せずに) 作業を終わらせることです。Microsoft Office 2010 はこのような目的に適うものであり、Microsoft Office 2010 の新機能はユーザーの皆様に必要な手段を提供します。

以降では、今度のリリースに関する補足的な情報をいくつか紹介します。

新品 PC での Office の利用がより手軽に

新品 PC の購入時に、Office 2010 を今までよりも簡単に試したり購入できるようになりました。世界各国の主要 PC メーカーの協力により、Office 2010 のイメージが新品 PC にあらかじめインストールされているため、ユーザーの皆様はプロダクト キー カード (英語)を購入するだけで、希望のバージョンの Office のアクティベーションを行うことができます。この協力関係により、80% のコンシューマー PC およびスモール ビジネス PC が、Office 2010 のイメージをあらかじめインストールした状態で出荷されると予想されます。あらかじめインストールされる Office 2010 イメージは、アクティベーションによって任意の製品版の Office 2010 として使用できますが、広告付きの機能制限された Word と Excel を含む Office Starter も付属しています。Office Starter は Office 2010 を試していただくためのもので、新しいユーザーの皆様に製品を知っていただく機会として期待しています。製品版に移行するときには、数回クリックすればアップグレードできます。

Office Web Apps の導入

人々の行動範囲が広がっている今日では、どこからでも自分の情報にアクセスできることが求められています。このご要望を踏まえて開発したのが Office Web Apps (英語) です。Office Web Apps により、ユーザーの皆様は事実上どこからでも自分の Office ドキュメントにアクセスし、表示、共有、作業できるようになります。この Web ベースのアプリケーションは Windows Live を通じて利用でき、ビジネス ユーザーはこれを IT インフラストラクチャの一部に統合することができます。Office 2010 がリリースされたときには、約 5 億人のユーザーが Office Web Apps にアクセスすることになります。これにより、皆様の生活のさまざまな場面で Office をもっと活用していただけるものと期待しています。これはまた、新しいユーザーの開拓にも役立つと思われます。Office の使用経験がない人にも、なぜ世界中で 5 億人以上ものユーザーが Office を使用しているのかをきっと理解していただけるはずです。Office Web Apps は顧客ベースを拡大し、世界各国の学生、小規模ビジネス、一般ユーザーとの結び付きを強めるための有益な手段になるでしょう。

Office をもっと便利にする新しいパートナーシップ

Office 2010 はソーシャル ネットワークとの親和性が高く、ユーザーは自分の職業的、社会的、個人的なネットワークを Outlook にまとめることで、日々の生活の利便性を向上させることができます。常に "つながっている" ことで、生産性の向上が期待できます。先日、Microsoft は Facebook、LinkedIn、MySpace に対応した Outlook Social Connectors (英語) を発表しました。このパートナーシップにより、ユーザーは自分が参加しているソーシャル ネットワークを Outlook 2010 に統合することができます。連絡先の更新や状態の変更が容易になるだけでなく、さまざまなネットワークを組み合わせて、統合された使いやすい環境を実現できます。これは私が今回の Office で最も気に入っている新機能の 1 つです。

ここで紹介したのは、Office 2010 をもっと便利に使っていただくために Microsoft が用意した機能のごく一部です。クラウドは機会の拡大をもたらすものであり、私たちはこれを Microsoft のソリューションをより多くの人々に提供するための新しいチャンスととらえています。このチャンスを活かして、ぜひ新しいユーザーに製品を知っていただき、より深く、より広い範囲でユーザーのお力になることを目指しています。詳しくは www.office.com/beta をご覧ください。

Takeshi Numoto

Office 担当副社長

投稿日: 2010 年 4 月 15 日 (木曜日) 午前 1:20 投稿者: OffTeam

これはローカライズされたブログ投稿です。原文の記事は、https://blogs.technet.com/office2010/archive/2010/04/15/office-2010-our-approach-to-delivering-the-best-productivity-experience-across-pcs-phones-and-browsers.aspx をご覧ください。