ちょっとだけ!「VSTO と SharePoint Server 2007 による開発技術」の各章の概要と宣伝
前回の投稿で話題になりました OBA 本 「VSTO と SharePoint Server 2007 による開発技術」の各章の概要についてちょっとだけちらみせします。
第1章 Microsoft Office を活用した業務ソリューション
執筆: 西岡 真樹(マイクロソフト株式会社)
第1 章では、Office Business Applications のソリューションの概要やアーキテクチャ、さらには構成される各種アプリケーションやソリューションシナリオの紹介といった、OBA の世界を紹介します。まずはこの章で全体概要をつかみ、さまざまな技術を体系立てて整理し、それぞれの章で取り上げる技術が全体像のどこに必要なのかを理解します。
第2章 Visual Studio 2008 を使ったOffice クライアント開発
執筆: 小山 才喜、小高 太郎(マイクロソフト株式会社)
第2 章では、フロントエンド開発においてメインとなるVisual Studio 2008 でのOffice 開発(VSTO)について、概要やメリット、技術的な基本構造を紹介します。ドキュメントレベルの開発やアプリケーションレベルの開発、VBA/ マクロと連携した開発手法やリボンユーザーインターフェイスといった新しいUIへの実装方法から、外部データソースのとの連携、Office Open XML ファイルフォーマットを使った開発方法、さらにはLINQ やWPF、Custom XML パーツを利用したVSTO 開発での応用的な内容、そしてパートナー様が公開している利用事例など、幅広い内容を取り上げます。
第3章 Office SharePoint Server 2007 のアーキテクチャ
執筆: 山崎 愛(Microsoft Windows SharePoint Services MVP)
第3 章では、最初にソリューション開発に必要となる製品の機能概要やインフラストラクチャーについて説明します。また、第4 章以降の章で深くかかわってくるSharePoint サイトの全体構造、オブジェクトモデルの基礎知識などをベースに、SharePoint Server がどのようにASP.NET 2.0 のテクノロジーと統合されているかを解説します。
第4章 基本的なフィーチャーカスタマイズ
執筆: 山崎 愛(Microsoft Windows SharePoint Services MVP)
第4 章では、フィールド定義の概念、フィーチャーによるサイト列定義、コンテンツタイプ定義、リスト定義といった基本的なフィーチャーの定義を説明すると共に、実際のソリューションで使用頻度が高いイベントレシーバーの実装方法について解説します。
第5章 サイト定義とソリューションの配布
執筆: 小松 真也(マイクソフトデベロップメント株式会社)
第5章では、SharePoint の特徴的なアーキテクチャであるテンプレートアーキテクチャと、サイト定義、およびSharePoint のソリューションを配布/ 展開するためのソリューションフレームワークの概要を説明します。 VSeWSS(Windows SharePoint Services 3.0 ツール: Visual Studio Extensions)を利用した開発手法と、ソリューション配布の方法について、具体的なサンプルを使いながらより深いレベルで解説していきます。
第6章 ユーザーインターフェイスとWeb パーツ開発
執筆: 小松 真也(マイクソフトデベロップメント株式会社)
第6 章では、ユーザーインターフェイス部分のカスタマイズをテーマとして、UI コンポーネントの種類、特徴および開発手法を紹介します。ここでは、ビジュアルデザイナを駆使した開発手法に関しても解説を行い、VSeWSS を使った開発の利便性を確認していきます。
第7章 ワークフロー開発
執筆: 松崎 剛(マイクロソフト株式会社)
第7 章では、SharePoint のワークフローを理解するうえで必要不可欠なWF(Windows Workflow Foundation)の考え方と、実際のSharePoint ワークフローの構築手順、さらにワークフロー用のユーザーインターフェイス作成、アクティビティ開発など、ワークフロー開発に関する応用的なテーマについて解説します。
第8章 エンタープライズ検索とBDC
執筆: 松崎 剛(マイクロソフト株式会社)
第8 章では、エンタープライズ検索のアーキテクチャと、Web パーツやAPI などを使用したエンタープライズ検索の機能拡張について説明します。また後半では、LOB(Line-of-Business)システムにおけるデータベース上のデータなどのビジネスデータを検索機能に統合するためのBDC(Business Data Catalog)について解説します。
第9章 Office クライアントとOffice SharePoint Server 2007 の複合ソリューションの開発
執筆: 山崎 愛(Microsoft Windows SharePoint Services MVP)
第9 章では、これまで紹介してきたテクノロジーのまとめとして、実践的な複合ソリューションの開発手法について、受注管理システムを例に解説を行います。Office クライアントと Office SharePoint Serverを組み合わせ、実践的な開発を行う総仕上げとなりますので、実際の業務での開発にも役立つ内容を中心に解説し、個々のテクノロジーが1 つの大きなソリューションとなる一例を紹介します。
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もし、TechDays に行かれるなら、今回執筆された松崎さん、小高さん、小松さんのセッションがもれなくみれますよ。
WCF/WF 4.0 :ワークフローサービス開発の進化
講演者名:松崎 剛
1/27 16:05 - 17:15 RoomB
このセッションでは、WCF / WF 4.0 とワークフローサービスの進化について説明します。前半は、新しくなった WF 4.0 とその進化したアクティビティ開発のポイントなどを説明し、後半でその管理と柔軟性が強化されたワークフローサービス (WCF / WF の統合サービス) についてデモをまじえてご紹介していきます。
Visual Studio 2010 の OBA 開発
講演者名:小松 真也
1/28 13:15 - 14:25 Room C
SharePoint 開発においては、将来、さまざまな開発コンポーネントをより統合的に構築できるよう拡張されます。このセッションでは、SharePoint 開発の今後の進化のポイントをご理解頂くため、現在の Visual Studio 2008 による開発技術/ベストプラクティスのご紹介と、Visual Studio 2010 を使用した OBA 開発の進化の概要をデモをまじえてご紹介します。また最後に、Office クライアント開発の進化のポイントとして、Visual Studio 2010 による新しい「配置」のソリューションをご紹介します。
Data Services におけるデータアクセスと同期
講演者名:小高 太郎
1/28 17:30 - 18:40 Room C
このセッションは、オンプレミスなデータサービス(ADO .NET Data Services Framework)と、クラウドのデータサービス(SQL Server Data Services)で可能になった、フレキシブルかつデータセントリックな Web サービスを紹介すると共に、SyncFramework をベースとしたデータの同期からデータセントリックアプリケーションにおけるシナリオを考えてみます。