Web や Windows フォームと連携したOfficeソリューション開発について
今回は VSTO の可能性ということで、Web や Windows フォームと連携した使い方について少しお話ができればと思います。
昔から開発に携わっている方にはわかると思うのですが、
Active X コントロール (OCX) を利用して Web から Word や Excel を開くようなアプリケーションが多々ありました。
(最近の開発者の方はあまり、ご存じないかもしれません。)
このような Web や Windows ベースのアプリケーションとVSTO との組み合わせでさらに拡張したアプリケーションの開発が可能です。
例えば、Web では Active X を利用して、Office 側への受け渡しはサブクラスなどを利用してデータのやりとりをおこなうようなものがよい例でしょうか。
このOffice 側の部分を VSTO で代替えすることができます。
Web の部分は ASP.NET ベースの開発に置き換えることもできますし、Delphi ベースのアプリケーションに組み込むことも可能です。
(このDelphi と VSTO を連携したパートナーソリューションが出てくる予定です。)
イメージとしてわかりやすいようにですが、以下は公開されている C++ Active X コントロールのサンプルと Word のアドインアプリケーションを組み合わせたものです。
(単に開いているだけで連携機能は実装しておりません。)
Web アプリケーションの中で VSTO Wordが開いています。
実際に動きを試してみたい方は以下から Active X のサンプル部分をダウンロードしてご確認いただければと思います。
アイデア次第では結構、面白いものが作れると思います。
[SAMPLE] Visual Basic または HTML で Office ドキュメントをホストする Visual C++ ActiveX コントロール