Word のコンテンツコントロールを利用したサンプル(その1)
今回から、数回に渡り私が作成した Word のコンテンツコントロールとデータベース連携デモの作成方法を紹介してみたいと思います。
まず、作成するアプリケーションですが、以下の図のようなものです。
作業ウィンドウの操作により Word の帳票にデータが挿入されるというものです。
サンプルのイメージ:
動き的には作業ウィンドウの上部の会社情報をナビゲーションバーでデータ遷移して、"発送顧客を追加" ボタンをクリックすると Word ドキュメントの会社情報に挿入されます。
また、 製品情報については、作業ウィンドウの下部のドロップダウンリストから、会社名を選択することで、その下のリストボックスにその会社が取り扱っている製品の一覧が表示されるというものです。
作成する環境ですが、データベースとしては、NorthWind データベースを利用したいと思います。
NorthWind データベースは下記からダウンロードしてみてください。
Northwind and pubs Sample Databases for SQL Server 2000
また、Word のテンプレートはこの記事に添付しておきます。
あと、コンテンツコントロールについての補足ですが、
コンテンツコントロールとは Word 2007 から採用された新しいコントロールで、「テキスト/リッチテキスト/画像/コンボボックス/ドロップダウンリスト/日付/文書パーツ」などがサポートされており、これらのコントロールは Visual Studio 2008(VSTO) の利用により、外部データソースや XML との連携を容易に実現できます。
また、Open XML 形式のフォーマットのみで利用できる新機能です。
開発用途でなくても、一般のユーザーさんが文書作成で利用して、簡単にリストボックスを作ることも可能です。
今回については、紹介はここまでで次回から具体的な開発手法をまとめてみたいと思います。
乞うご期待!