タッチパネルの方式
タッチパネルがいろいろ出てきました。さてどう違うんでしょう?
抵抗膜方式
PDAで一般的に使われている方式です。考え方としてはシート型の透明スイッチみたいなものかも。2枚の抵抗膜があってポイントするとそこに電圧が発生するイメージ。
電磁誘導方式
ワコムのタブレットや、タブレットPCで使われている方式で、専用ペンを必要とする。が、そのぶん筆圧や傾きなども検出できる。手には反応しないので液晶やタブレットに手をおいて使える。
静電容量方式:表面型
指の静電容量の変化で位置を検出する方式。タブレットPCでは電磁誘導方式とこの静電容量方式のハイブリッド形式を使って指でもペンでも使えるものがある。ただし筆圧等には対応できない。また、スタイラスなどでは静電容量の変化が起きないため使えない。10インチ以上で使われることが多い。
静電容量方式:投影型
iPhone, iPod Touch で使われている方式で6インチ以下で使われることが多い。多点検出、つまりマルチタッチが検出できる。
多点 検出 | 筆圧 感知 | 非接触 検知 | 指で 操作 | ペンで 操作 | 主な利用例 | |
抵抗膜方式 | × | × | × | ○ | ○ | Windows Mobile |
電磁誘導方式 | × | ○ | ○ | × | 専用 | タブレットPC |
静電容量方式:表面型 | × | × | ○ | ◎ | × | タブレットPC |
静電容量方式:投影型 | ○ | × | × | ◎ | × | iPhone, iPod Windows7 |
利用例でOSが出ていますが、ま、ニュアンスで。これをみると既存のタブレットではWindows7のマルチタッチ機能が利用できないことがわかります。ハードウェアの制約があるんですね。
また、静電容量式は指タッチが◎ですが、感度がいいのがポイントですね。