PowerPoint で作る集中線(改定版)
事の初めは、@nyans39 さんが書かれた 【PowerPoint】パワポで集中線を作ってみた の記事。この発想はすごい! と思って自分でもやってみて PowerPoint で集中線を描いてみたって報告だけしたんですが、これはその作り方。
より簡単に作れるように改訂しました。
Power Point を使って集中線を描いてみた
Power Point を使ってマンガでよく出てくる集中線を描いてみました。完成品がこれ。
今回のやり方ですとどうしても中心は丸しか作れないのが悩ましいところですが線の配置で形状は変えられなくはないです。
どこからか集中線画像を探して持ってきた方が楽だと思いますが、どうやって描くかが重要ってことで、ね?
ポイント
Gペンによる線の太さの強弱を再現したかったので、ここは三角形のオブジェクトを使って作ります。線の太さにバラツキを持たせてみたのですが、最終的には全部同じ太さにしてしまったというミスw
基本パターンを作る
想定するコマに対して、基本の三角を作ります。
同じものを、コピー&ペーストして1つは右向き、1つは左向きにします。(Shift キーを押しながらきっちり90度回転)
配置はコマの枠線が三角形の中心を通るくらい。
いったん2つをグループ化します。
ここで高さを細くして、基本パターンとします。書式メニューの高さで直接指定するなら高さ1mmくらい。
量産して並べる
ここからは量産過程です。
まず基本をコピーして、15 個程貼り付けます。
貼り付けたら全て選んで、左揃え、上揃えを順に指定して重ねます。
1本ずつ選んで回転させます。ここもマウスドラッグではなく、図形の書式設定で直接角度を入れてしまいましょう。
まず、最初の1本は +15°、そして次の1本を -14° で配置します。残りはその間で適当に角度をつけます。
この1つで回転角30°分x2なので60°分の集中線のパーツになります。
この集中線は線の感覚でアナログ感がでるので、間隔が多少まばらなな方がリアリティが出ます。
ここでいったんすべての線を選んで、グループ解除します。
左側だけでまとめてグループ化、右側だけまとめてグループ化します。
そして、左右の線の束を両方選んでグループ化します。
これをコピーして5個貼り付けます。60°x計12個で360°カバーするわけです。
さて、全て選んでもう一度、上下中央、左右中央揃えで重ねます。
1つずつ選んで90°位回転させます。
1つずつ選んで回転を繰り返します。
Tips
回転する際、回転のマーカーをクリックしてその位置で回転させると微調整が難しいので、マーカーをクリックしていったんそのままドラッグして距離を取ってから回転調整をすると調整がしやすいです。これ大事!
360° 配置ができました。
集中線の濃さの調整
基本的な集中線ができました。あとは調整をしていきます。
残った三角を全て選択して、右クリックからグループ解除します。
三角形の境界線は無しにします。図形の枠線から「線なし」を選びます。
濃いかな?と思ったら塗りつぶしをグレーにしてしまうのも手ですね。
実はグループ化の関係で、ブロックごとに移動したり大きさを変えられます。
コマの形に併せて、少し移動してあげたり先端から外側までの線の長さを変えるとよりリアルな集中線になりますね。
コマに合わせてカットする
最後に使うための方法です。
出来上がった集中線をコピーして、新しいページを作ったら「図形として貼り付け」ます。これで集中線は画像になりました。
集中線を使う四角を重ねます。必ず「塗りつぶし無し」にしておきましょう。
集中線と四角を選択したら、図形の結合から「重なり抽出」でカットします。
ほら集中線っぽくなったでしょ?
実際は、ターゲットになる絵に対して、カットする前の集中線(画像として貼り付けたもの)を重ねて、位置と大きさをちょうせいします。
そして、子間に合わせて、四角を描いて
集中線、四角の順で選んで(この順が大事)重なり抽出でカットします。
完成!
疲れるけど1つ作ればあとは応用が利くから。