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Windows Live Translator について

マイクロソフトの星川です。

インターネットの普及とともに情報は世界レベルで発信され、特にITにおける新しいテクノロジー、モデルなどの情報は英語で記述される場合が多いのが現状です。我々はできる限り日本語での情報をオリジナルからの作成を含め、有効な情報をセレクトして翻訳・レビュー等の後提供しているのですが、やはりそのプロセスの間には人が入っており、コンテンツの品質を保つためには時間とコストがかかります。

タイムリーな情報収集には原文をできる限り読むことをお勧めしますが、英語が得意でない方は、Windows Live Translator という翻訳ツールをご利用いただくとよいかもしれません。このツールには Side-by-Sideで2つの言語を同時に表示可能な機能があり原文を比較しながら読み進めることができます。ページはダイナミックに読み込まれ、少し反映するまでに時間を要しますが、随時翻訳されたテキストに変更されていきます。選択したセンテンスをハイライト表示もできます。個人的な感想ですが、英語から日本語の自動翻訳は言語的構造がその他の欧米諸国の言語と比べて複雑なためまだまだ発展途上といえるでしょう。特に文脈や前後関係が不明な場合などは不自然で理解困難な日本語を返してきたりします。このあたりはページ内のFAQ (一部引用) を一読することをお勧めします。

 

- 翻訳の品質が期待どおりでないのはなぜですか?

語句の意味は、文脈や文化的背景によって左右されるため、言語翻訳のプロセスは非常に複雑です。文の構造や文法が 2 言語間で大きく異なることも、機械翻訳をより困難なものにしています。現在ではまだ、正しい翻訳には人の手を介する必要があり、最先端の翻訳ソフトウェアでも、プロの翻訳者のレベルには達していません。このため、意味をなさない文も多く生成されます。研究者は継続して品質の向上に取り組んでいますが、高精度の翻訳を提供できるようになるには、まだ時間がかかることが予想されます。Translator では、原文と翻訳の両方が表示されるため、それぞれを照らし合わせて内容を理解しながらページを読み進めることができます。

 

ずいぶん前にUS出張中にMS Research チームにデモを見せてもらった時を思い出しました。それから1年以上経ちますが、ユーザー インターフェースとレスポンス スピードなどがよくなっております。彼らのブログもお勧めであり、IE8など今後の製品統合へのアイディアなどが語られております。以下、使用方法になりますが、簡単です。

1. https://www.windowslivetranslator.com にアクセスします。

2. [Web ページの翻訳] のテキストボックスに対象のURLを入力します。

3. 言語 [英語-日本語]であることを確認し、 [翻訳] ボタンをクリックします。