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以前からIIS7の話をさせていただく際にVista向けには出ないけど、Windows Server 向けには移行支援ツールが開発チームで検討中という話をしてきました。とりいそぎ 本ツールが https://www.iis.net にて公開されましたのでブログに載せておきます。ご存じのように今日仙台から戻ってきましたのでこれからじっくりその中身については見ていきますし、日本語はどうなのかという点についても情報入り次第、書こうと思っています。
下記は奥主の主観いっぱいの翻訳文であり、原文はこちらになります。
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対象環境:
IIS6(Windows Server 2003)あるいはIIS7(Windows Server 2008)
主な機能:
このツールの機能は広範囲に及んでいますが、このバージョンにおけるいくつかの機能を下記にご紹介します。
IIS6.0/IIS7.0 の同期とスナップショットの作成:
同期オペレーションは管理者にすばやくサイトやサーバーを同期する方法を提供し、既存のサイトやサーバーへ更新を展開する用途にも使用可能です。同期機能は一つのソースと一つのターゲットを指定できます。例えば、二つの仮想ディレクトリパスかあるいは二つのWebサーバーを同期したりできます。同期はローカル、あるいはリモートのオブジェクトを指定可能です。
スナップショット、あるいはアーカイブの機能は管理者や開発者に素早くWebサイトあるいはサーバーのスナップショット生成・バックアップ生成・復元の実施を可能にし、ある時点へロールバックができるようにする機能です。
IIS6.0 からの移行:
移行オペレーションは管理者にサイト、あるいはサーバー全体を IIS6.0 から IIS7.0へ設定・コンテンツも含めて、移行する際に利用できる機能です。移行は基本的には同期と動作原理が同じです。単に移行ルールに従って行われるだけです。例えば、IIS6.0 から IIS7.0に移行する際に、MS Deployはいくつかの設定プロパティをチェックし、それがIIS6.0の既定値かどうかをチェックします。もし既定値であれば - 一例をあげるとログファイルの保存先フォルダなど - IIS7.0の既定値を用います。これによりサイトやアプリケーションを移行しながら、IIS7.0の拡大された新設定を管理者は検討していくことが可能になります。
IIS6.0 にインストールされている機能の分析:
分析オペレーションは管理者にソースになる(IIS6.0)サーバーにどのコンポーネントがインストールされているかをチェックすることを可能にします。これにより、管理者はIIS7.0に特に設定なしでいきなりファイル移行すればいいのか、ファイルコピーだけでは済まずにもう少し詳細な設定をしないといけないのかが明確に判断できます。例えば、ASP.NETはファイルをコピーしただけでは動作せず、IIS7.0サーバー上で設定されないといけません。
トラブルシューティングと操作の事前評価機能:
ある操作を実施する前にその操作が何を実際には行うのかを検証するには -whatif フラグを利用して可能です。これは特に同期や移行など事前に実施される操作の詳細内容が知りたい場合に大変便利です。トラブルシューティングの観点では-verboseLevel フラグを利用することで管理者がどのようなオペレーションが現在行われているのか、そして失敗した場合には問題の診断を行うことを可能にします。
英語での投稿にのみ開発チームは反応してくれると思いますが、下記のフォーラムで問合せ可能です。 https://forums.iis.net/1144.aspx,
利点
このツールはあなたのWeb環境における IIS6.0/IIS7.0 が稼働中のサイトやサーバーの展開・同期・移行を効果的に支援するものです。
必要条件
このツールをインストールする際に下記の前提条件が満たされている必要があります。
- Windows Server 2003 あるいはWindows Server 2008 を使用している
- .NET Framework 2.0 SP1 以降がインストールされている
- IISに対してオペレーションを行う際にIIS6.0 あるいはIIS7.0 がインストール済みであることが必要
- このツールは管理者でインストールください。もしUACが有効であれば、「管理者として実行」を使って起動する
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TechNet の IIS フォーラムでこのツールに関しても質問があれば是非 投稿ください。Tech Preview 版なんでまだ結論は出ないとは思いますが、でもここに情報を集められたらと思っています。よろしくお願いします。