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デブサミ 2011 にてお話しをさせていただきます #devsumi

2月に開催される恒例の開発者イベント Developers Summit 2011 (デブサミ 2011) にて、お話しをさせていただきます。

今回も、素晴らしいセッションの数々ですが、私のセッションでは、ALM をテーマとして扱います。カテゴリーは、[.NET] となっておりますが、.NET 自体についてのお話しはありません。ALM をテーマにしておりますので、開発プロセスの話、現場改善の話、ツール適用のポイントなどを、お話しさせていただきます。

【17-D-4】 いまだからこそ ALM ~ 「人・プロセス・ツール」

日時: 2月17日 (木) 14:20 ~ 15:05
スピーカー: 長沢 智治

ソフトウェア開発の品質・コスト・納期(QCD)の改善の切り札として注目された ALM (Application Lifecycle Management)。今、再び ALM が世界中で注目されています。本セッションでは、企業ビジネスのアジリティ向上、アジャイル開発の浸透などにより、進化した ALM のコンセプトと最新トレンドをお伝えします。デモンストレーションでは、ALM Open Platform である Team Foundation Server 2010 を軸に Eclipse、Visual Studio での継続的デリバリーをご覧いただく予定です。

 本セッションでは、昨年11月に参加したグローバル イベント 「ALM Summit 2010」で得た事柄も含め、交流のある著名人とのやり取りで得たことなども含めて、今必要な開発プロセス改善やツールの適用について、余すことなく、時間内にお伝えをしたいと “覚悟” しています。

13日に開催された『イノベーション スプリント 2011』のセッションでもご紹介した内容も含めてお話しをします(※マイクロソフトの開発プロセス改善自体の話は、極力しない予定です。時間が限られているので)。

「ALM = ツール」 と思われている方も多いかと思いますが、ALM は「顧客に継続的にアプリケーションを提供し続け、ビジネス価値を向上していただく」考え方であり、フレームワークであり、そして道具でもあります。ツールを連想してしまうのは、開発ツールベンダーがこの言葉を好んで使うことからだと経験上感じていますが、このセッションでは、ツールの話だけではなく、人、プロセス、ツールのバランスを考慮します。

ツールとしては、Visual Studio ALM と呼ばれたりする、Visual Studio 製品群での ALM でご覧いただきます。マイクロソフトの人間がお話しするのでそのあたりはご容赦いただくとともに、マイクロソフト技術を使っていない開発者の方にも、プロジェクトの管理者の方、ソフトウェア開発ビジネスの経営者の方にもお聞きいただきたいと考えております。

ALM 自体の考え方、取り組みの進化としては、よりシンプルに、より人、チーム指向に考える点があります。ツールも重厚長大なものを多用する時代から、使い勝手のよりいつものツールを使い、かつコラボレーションできる・・・facebook や Twitter のような・・・ある種のそういった厳密さとゆるさが求められます。これは単に、ツールがあればいいということではないことは、皆様は、お感じいただけるでしょう。だから人、プロセス、ツールなわけです。昔からあったこの概念と、アジャイル、とりわけスクラムの実績と注目が相まって、より現実的に、実践できる環境が整ってきました。ぜひ、そのあたりを感じていただければと思っています。

ぜひぜひ、ご参加ください。そして、セッション後は、ぜひ個別のお話しもいたしましょう。

スクラムについて上記で触れましたが、スクラム自体の話などは、多少触れますが、多くは触れる時間はないかもしれません。幸い私のセッションの次の時間帯にて、永和システムマネジメントの西村 直人さんの 【17-B-5】今そこにあるScrum(仮) があります。

西村さんには、先日開催した、Agile Day 4 でご講演をいただきましたが、アジャイルコーチのご経験に裏付けされた現場にやさしい、現場に根差した現実解、気づきをいただきました。今回のセッションでどのようなお話しをされるのかは、現時点ではわかりませんが、個人的に今回のデブサミ 2011 でもっともおすすめしたいセッションの一つです。私も参加しようと思っています。

ながさわ (@tomohn)