フローチャートの即効作成

Visio の用途のトップ 5 に入るのがフローチャート作成、といわれています。Visio のパッケージやアイコンにもフローチャートのイメージが入っていますし、Visio といえばフローチャート ツールと連想される方も多いでしょう。というわけで今回は Visio の基本であるフローチャート即効作成の方法を紹介します。

まずはテンプレートの選択から。実は、図面の種類の選択画面には基本フローチャートのテンプレートが 2 つあります。[フローチャート] と [ビジネス プロセス] の中なのですが、[ビジネス プロセス] のテンプレートを使うことをお勧めします。両方とも機能的には変わりはなく、違いは [ビジネス プロセス] のほうが最初からついている配色が今風、ということくらいです。

 

そしてステンシルから処理シェイプや判断シェイプをドロップして、というのが定番の作成方法ですが、ここでは [フローチャート 図形] をドロップします。

 

図面にはフローチャートの [処理] シェイプが作成されますが、複数の形状を持つこのシェイプは、右クリック メニューに表示される形状の 1 つに形を変更することができます。最初はただの処理項目だったが後から分岐が必要になった場合など、シェイプの入れ替えをしないで機能を変えることができます。もっともドロップする度に右クリックして形状を変更するのが不便かもしれませんが、通常のシェイプを使うと、後で入れ替えはできないのでシェイプを消して代わりのシェイプをドロップし直す手間が発生します。試行錯誤しながらの作図には便利な機能でしょう。

 

最初のシェイプをドロップしたら、すぐさま [コネクタ ツール] をクリックしてマウス ポインタをコネクタモードにします。この状態にしたまま次のシェイプをドロップしてみてください。自動的に前の図形とドロップした図形が接続されます。多少のずれは気にしないで、今は作図を進めましょう。

 

作図が終わったら最後は整形と装飾です。

フローチャート全体を選択し、[図形] メニューの [図形の整列] をクリック。曲がってしまったコネクタをシェイプをきれいにそろえることができます。

色や線の調整も全体を選択すると手早く行えます。右クリックして [書式] - [線] でコネクタやシェイプの線のスタイルを、 [書式] - [塗りつぶし] で色を設定できます。塗りつぶしパターンではドロップダウンをずーっと下にスクロールすると見えてくる、パターン 25 以降がお勧めです。光沢があり立体感のあるシェイプになります。影の設定方法についてはまた後日紹介することにします。

 

 

もちろん以前紹介した配色機能を使うとさらに素早く装飾ができますね。

 

<担当: M>

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