PowerShell のオープン ソース化とクロス プラットフォーム対応

本記事は、マイクロソフト本社の The Visual Studio Blog の記事を抄訳したものです。 【元記事】 PowerShell is now open-source, and cross-platform 2016/8/18

 

このたび、PowerShell がオープン ソース化され、Windows、Mac、Linux で利用可能になったことが PowerShell チームより発表 (英語) されました。これ自体がすばらしいニュースですが、.NET チームとしては、.NET 開発者にどのようなメリットがあるのかを考察してみたいと思います。

まず、PowerShell が Linux や Mac OS で利用可能になったことで (これらのオペレーティング システムのネイティブのシェル エクスペリエンスの代わりにご利用いただくことが目的ではないものの)、環境が混在するチームでの共同作業が容易になります。仮想マシンを起動することなく各 OS 上で同じスクリプトを実行できるため、開発作業が促進され、異なる環境を使用している開発者間の摩擦が軽減されます。

アプリケーションを運用環境にデプロイする際には、PowerShell スクリプトを Linux で実行できることで、ターゲット環境をより柔軟に選択できるようになり、Linux サーバーと Windows サーバー間での移行も簡単になります。

もちろん、オープン ソース モデルへの移行には、コミュニティの協力が必要となるだけでなく、設計プロセスの透明性の向上とバグ追跡が重要になります。今後は、PowerShell を必要とするユーザーがだれでも、新しいプラットフォームや環境に実装できるようになります。

そして、PowerShell および PowerShell スクリプトは .NET Core でも実行可能になりました。

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