クラウド環境でエンドツーエンドのビデオ ワークフローを構築する
このポストは、5 月 27 日に投稿された Building End to End Video Workflows in the Cloud の翻訳です。
Azure に存在するコンポーネントだけで、エンドツーエンドのライブ ビデオ ワークフローを構築することができたら便利だと思いませんか?
現在のライブ ビデオ環境では、エンコード処理をサポートするオンプレミスのハードウェアと、運用上の問題に常に対応することが必要であり、この部分に大きなコストが発生します。これが、既存のライブ ストリームをエンドポイントに接続するだけの簡単な操作で可能だとしたらどうでしょう? Azure Media Services でパブリック プレビューとして提供されている Live Encoding ならそれが可能です。Azure の能力とスケーラビリティを活用することで、完全にクラウド上で実行されるエンドツーエンドのビデオ ワークフローを構築することができるのです。
Azure Media Services のパブリック プレビュー機能として提供されている Live Encoding では、スーパーボウル 2015 や 2014 年に開催されたソチ冬季オリンピックなどの世界最大級のイベントで使用された強力なデジタル ソリューションと同じライブ エンコーディング テクノロジが使用されています。
機能の概要
Azure Media Services の Live Encoding により、業界で実績のあるライブ放送用クラウド プラットフォームがさらに拡張されます。動的パッケージング、動的暗号化、サブクリップ、動的マニフェスト操作、AD マーカーの挿入、ライブからオンデマンドへのほぼシームレスな移行などの各種機能と組み合わせることで、ライブ ストリームやクラウド DVR のワークフローを包括的に構築することができます。
この機能の一般的な用途としては、動的に広告を挿入するイベント ベースのストリーミング配信や、クラウド DVR の要件を備えた 24 時間 365 日のリニア ストリーミング配信などが考えられます。
含まれる機能
- シングル ビットレートのライブ フィードからアダプティブ ビットレート ストリームへのライブ エンコーディング
- RTP プロトコル (MPEG トランスポート ストリーム)、RTMP、Smooth Streaming でのライブ フィードの取り込み
- クライアントへのスレートと広告の挿入の制御
- ライブ フィードのサムネイルによるプレビュー
Live Encoding にご興味のある方は、技術的な内容について触れたこちらとこちら (英語) の記事もご覧ください。ぜひ今すぐ無料評価版にサインアップしてお試しください。