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ストレージの料金値下げのお知らせ

このポストは、1 月 25 日に投稿された Announcing Reduced Pricing on Storage の翻訳です。

昨年 4 月の発表でもお伝えしたように、マイクロソフトはコンピューティング、ストレージ、帯域幅などの商用サービスの料金について、Amazon Web Services と歩調を合わせていく方針を固めました。このことから、AWS の料金設定に対抗すべく、3 月 13 日よりブロック BLOB ストレージ、およびディスク/ページ BLOB ストレージの値下げを実施します。この新料金は世界中で適用されるため、多くの地域で Azure ストレージが AWS の料金を下回ることになります。

では詳細をご説明しましょう。マイクロソフトは AWS の S3 および EBS の最安値 (米国東部地域) に対抗するために、最大で 20% の値下げを行い、世界の全地域を対象にこれまでよりも低価格でのサービス提供を開始します。また、ローカル冗長オプションのディスクおよびページ BLOB ストレージは最大で 28%、Azure ストレージのトランザクション料金は 50% 値下げします。

こうした商用サービスでは、料金が大きな障害となることが多いことをマイクロソフトは理解していますが、同時に、ただ安ければよいというものではなく、パフォーマンス、信頼性、スケーラビリティの高さも重要視されていると認識しています。マイクロソフトは業界で最高のコスト パフォーマンスを維持すること、そしてクラス最高レベルの信頼性とスケーラビリティを提供することに多大な労力を注いでいます。

マイクロソフトは Windows Azure のストレージ機能をご利用のお客様に対し、競合他社よりも低料金であること以外にも、次のようなさまざまなメリットを提供しています。

1.冗長性とパフォーマンスの高さ。地理冗長ストレージ オプションをご利用の場合、データを複製し、640 キロ以上離れた別のリージョン に保管します。

最近発表された Nasuni のクラウド ストレージ レポートでも述べられているように、Azure BLOB ストレージは、パフォーマンス、スケーラビリティ、安定性のテストにおいて S3 の結果を上回っています。「本年当社が実施したテストにおいて、マイクロソフトの Azure BLOB ストレージは、前年首位の Amazon S3 を大きく引き離して 1 位を獲得しました。3 つの主要テスト (パフォーマンス、スケーラビリティ、安定性) では、マイクロソフトがすべてのカテゴリで最高の結果を上げました。」(Nasuni の 2013 年のクラウド ストレージ レポートより)

2. マイクロソフトの場合、仮想マシンでは高耐久性のストレージを追加料金なしでご利用いただけるため、競合他社よりも料金がお安くなります。

たとえば Azure IaaS のディスクは、地理冗長オプション付きで 1 か月あたり $0.095/GB です。AWS で高耐久性の VM ディスクを利用すると、EBS スタンダード ボリューム (1 か月あたり $0.05/GB) と S3 に対する EBS スナップショット (1 か月あたり $0.095/GB) の両方の料金を支払う必要があり、34% も高くなります。

マイクロソフトは、仮想マシンでも最高のコスト パフォーマンスを皆様にご提供するために日々取り組んでいます。先日、メモリ集中型コンピューティング インスタンスを最大で 22% 値下げすることを発表しましたが、これにより、SharePoint や SQL Server、インメモリ分析などのメモリ集中型のワークロードをクラウドに移行していただきやすくなりました。

Cloud Spectator が最近実施した大規模クラウド IaaS プロバイダー 5 社の比較分析 (英語) では、Windows Azure インフラストラクチャ サービスのパフォーマンスが最も優れており、コストパフォーマンスは平均で Amazon EC2 3 倍も高いことが示されました。

Windows Azure をご利用いただくことで、お客様はより優れたパフォーマンス、信頼性、スケーラビリティを得ることができます。今回の発表では、商用サービスの料金に対する取り組みと、それによる Windows Azure のコスト パフォーマンスの維持にいかにマイクロソフトが労力を注いでいるかをお伝えしました。